事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「妻が椎茸だったころ」 中島京子著 講談社

2014-07-14 | 本と雑誌

9784062185134 表題作がとにかくすばらしい。亡き妻がシイタケで(ジュンサイだったときもある)、干しシイタケを夫がもどす行為がなにやら意味深。料理小説として一級品。サゲがまたおみごとなのだ。

奇妙な味の短編集。思えば「小さいおうち」にしても、長大な同性愛の物語だったわけで、この作家のトリッキーさはいい感じだ。もっと読もう。

妻が椎茸だったころ 妻が椎茸だったころ
価格:¥ 1,404(税込)
発売日:2013-11-22
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする