事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

空白の一日PART3

2012-10-06 | 受験・学校

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YouTube: Don't It Make My Brown Eyes Blues Crystal Gayle

PART2はこちら

税務署がこの空白の一日を問題視したのは

「一日空けただけってのは姑息な手段で、要するに税金逃れしたいだけなのでは?」

もっとはっきり言うと

「世間一般では、一日あけてまた次の雇用を行うなどということは行わないぞ」

ということなのではないか。

税務署がギブアップしたことを、産経はこう伝えている。

税務署側が1日、県教委に通知した異議決定書によると、臨時教員は再任用の際に有給休暇は繰り越されない上、任用満了後、再任用までの期間は県職員としての身分を有していないなどと指摘。「再任用は単純な任用の延長ではなく、実質的にも別の新たな任用と認められる」と、県教委側の主張を全面的に認めた上で、処分の全部を取り消した。

県教委は「当初の主張が認められた」と歓迎の意向を示した。4税務署を管轄する大阪国税局は「個別の事案なのでコメントできない」としている。

……税務署側が悔しくて歯ぎしりしている姿が目に浮かぶ。結果的に兵庫県教委と税務署の公務員バトルは県教委の圧勝。しかし、どうして税務署はこうも簡単に白旗を上げたのだろう。

ひとつには、やはり税法上どうしても給与所得に読みかえることはむずかしかったのかもしれない。その可能性はある。

あるいは、まさかこれだけ全国で数多くの“異常なこと”が行われているとは思わなかったか。兵庫県特有の事例だと考えたのかもしれない。だから地方の税務署の判断のレベルを超えているとしたか。

いずれにしろ、臨時教員がおかれている立場はやはり不自然なものであり、地公法と税法のどちらかが時代に合っていないのは確か(ま、地公法でしょうけどね)。この問題は、それを浮き彫りにしてくれたのだ。

なにより問題なのは、正規雇用されるためには修行段階が必要だとでもいうような現行のシステムなのは疑いない。臨時雇用それ自体に価値を認めていかなければ、この業界の先行きは暗いのをどれだけ認識しているのか……。

本日の一曲は、クリスタル・ゲイルの「瞳のささやき」Don't It Make My Brown Eyes Blue こういう詞は日本人には書けませんね

コメント
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