事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「わが家の歴史」(フジテレビ)第二夜

2010-04-10 | テレビ番組

Horikitamaki08 第一夜はこちら

金かかってんどー。って感がビシバシしている第二夜です。
でもそれだけじゃなくて、長澤まさみが演説会で歌うシーンで微妙なハウリングが入ったり、演出もこまかい。

あふれるほどの有名人との遭遇で派手になっているけれど、八女家の物語は、お妾さんである長女(柴咲コウ)に経済的に頼りながら静かに進む。

佐藤浩市が演じているからわかりにくくなっているが、それこそ昭和時代のドラマなら、鬼塚の役は憎々しい悪役であってもおかしくない。裏読みがすぎると言われるのを承知でいえば、金の心配を庇護者に丸投げし、その上で(下で?)右往左往する八女家の姿はアメリカと日本の関係そのものだ。で、それがどうした、と開き直っているのが三谷幸喜のスタンスなのだと思う。そう考えれば、西田敏行が演じる父親が、吉田茂を信奉しているのも理解できるではないか。

山本耕史ついに登場。
「大晦日に除夜の鐘は何回つくか」を得々と語る(108回じゃないと主張)あたりの意地の悪さをみごとに演じています。やっぱりいいですわこの役者は。

今回の白眉は古川ロッパを演じた伊東四朗。ロッパが晩年に身体にタオルをまいて痩せた身体をカバーしていた挿話など、すでに“史実”の世界だろうか。

民放のドラマをこれだけぶっ続けに見たのは久しぶり。いやはやこんなにCMって多かったっけ?いや、それがダメだってんじゃなくて、カップヌードルライトのお姉さんにクラクラしてたんですけど(笑)

第三夜につづく

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うまい店ピンポイント~ラーメンの町鶴岡「鈴木そば」

2010-04-10 | 食・レシピ

Suzukisoba03 「鈴木屋」特集はこちら

あれは十数年前。酒田から旧松山町に通っていたわたしは、同僚から「(旧)平田町には、すごく有名なラーメン屋がある」と知らされた。名を「鈴木そば」。

どうして有名かというと、その量と、浮いている背脂で麺が見えなくなるほどの脂っぷり。もってくるおばさんの指が常にどんぶりに入っているために、ついたあだ名が指ラーメン(笑)。そしてなにより、オリジナルな味のためだ。三日月軒をはじめとしたあっさり系中心の酒田で、その味はダントツに変わっていたので。

で、好奇心旺盛なわたしはさっそく行ってみた。開店直前のその小さな店には、すでに行列が。思いっきしオヤジ中心(^o^)。おー、これが指ラーメンかぁと得心。

その後、いろんなことがあってその店は閉じてしまったが、味をいま酒田に伝えているのが弟子筋のケンチャンラーメンであり、そしてこの、鶴岡の鈴木そばなのだとか。なにしろこちらには、平田の鈴木そばの娘さんが嫁いでいるというのだから血統書付きだ。で、例によって行ってみました。

グランドエルサンの斜め向かいあたり。交差点の角っこにあるものだから駐車には苦労する。オモテには「テレビの取材お断り」の貼り紙が。ひー、気難しい店主だったらどうしよう。

お昼過ぎに行ったのに客は満杯。みんな「小」とか「中」とオーダーしているが、どう考えても他の店の「中」「大盛り」に該当しているので注意。

出てきた「中」は、なにもそんな親の仇じゃないんだから、と言いたくなるほどたっぷりな量。スープも表面張力でかろうじてどんぶりにおさまって……こぼれてます(笑)。トレイがついていてよかった。運んできたのが平田生まれのお嫁さんなのだろう。伝統は進化しながら生きている。

さてお味は。

なつかしの平田鈴木そばの流れが確かにここに。かなりこってり。でも背脂は記憶よりも……あ、それはメニューにあるこってりラーメンで再現されているのかな。今度はそっちをたのんでみよう。

セルフでどんぶりをカウンターに返し、お勘定。「どーもありがどの!」ありゃ、店主は意外にフレンドリーなのでした。ホッ。

次回からは余目篇に突入。

コメント (4)
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