事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

職員室でお菓子を 3皿目~舟和の芋羊羹

2009-04-21 | 受験・学校

Funawa01 2皿目「ヨックモック」はこちら

今回はある学校における『みやげ話』を。

(出張帰りの職員が)お菓子の配り方がお気に召さなかったよう。ただでさえ忙しい時期にほんっとにいろんな仕事が降ってきている上、出張や年休で人員不足なのに加えてイベントが重なり、職員室は朝からいろいろとまたてんてこ舞いだったのよ。

おみやげでお菓子を買ってきてくださったんだけど、配ってくれる事務補助の子も月初めで事務も忙しい時に印刷だのなんのと重なって大忙し。常々自分が買ってきた時にはそうしている方法(※)を、その方が楽だったらそうしたら?と提案。

※給食室の分は直接持って行って、級外メンバ-へは給食を食べる時に配る。残りの担任分は回覧で。どこかでとまっても「本日中」のナマモノでなければ大丈夫。この方法にはもう一つメリットがあって決まった場所に板書しておいても「誰から?」と聞かれるわずらわしさが無い。これも何人からも相次ぐと結構イライラの元なので。

「その方が楽です、そうします」とその子は私のアドバイスを採用したのだけど、放課後、お菓子の提供者が戻ってきて静かに激怒。(一年からまわしたけどほとんど停まったままだった様子)なんでさっさと配ってくれないのか、と。ぱっと配ればすむ話なのにって。

そりゃそうだろうけど、子どもが帰る前に配れば目に付くところにお菓子をあげてもらっては困る、と指導が入るから古封筒だの紙に包んだりかぶせたりして配らなければならない。結構手間。事務補助の子は3時過ぎには勤務終了なので、放課後にぱぱっと配る、なんて無理。じゃあ私がやればいいのかもしれないけど、「放課後にぱぱっと配る」のなら自分でやってもいい話じゃない?

もらう方だってその場でお礼が言える。現実には勤務時間が早くて帰ってしまう人もいるとか、給食室には仕事の邪魔にならないタイミングでお届けしなきゃいけない、とかこれまたいろいろあるんだけどね。

「忙しそうだったので私が助言したんです。すみません。子どもが帰ってからだと結局私にお願いする形になるので、私に対しても気を遣ってくれたんだと思います。」と謝ったものの気がおさまらないらしく、目の前で空になった菓子箱をびりびりちぎり続けるのにはいたたまれない思いをした……(角でゴミ袋が切れないように私もするので、その行為自体は正しい行いなんだけどね)。

立場を代えれば、せっかく買ってきたお菓子が誰かの机に置きっぱなし、って様子は見たくないかもしれない。心遣いが無にされたようで。わずか5分や10分の手間じゃないの、と言われるかもしれないけど。そんな余裕がない時もあるんだよってことをわかってもらえないかなあ。

手渡したところで相手にお任せしてるなら、自分にとっては想定外でも大目に見て欲しいし。何年たってもこんなことで悩まなきゃならないのが歯がゆい。日当も無くなりそうだし、いっそ出張のおみやげはこの際不要、と決めてもらいたいなあ。

……なんとまあε=( ̄。 ̄;)フゥ~。こんなことで職員室で気を使わなきゃなんないってのはしんどいなー。

画像は、買うんならせめてこのぐらいのものは買ってこい(笑)舟和の芋羊羹

以下次号「萩の月」につづく。

コメント
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