甘海老を利尻昆布で1時間ほどはさみました。
一晩ほど置く昆布〆違って、
昆布の旨味が、やさしく甘海老に移り、
甘海老の紅の色も、はんなりとして紅の色になり、
京都高雄の紅葉の色を、思い浮かべながら、
美味しくいただきました。
( 助子と生麩とススキいんげん秋の炊き合わせ )
北野市場を覗いたら、
生の助子( スケソウダラの卵 )が売っていました。
淡く味を含ませて煮た助子は、
はんなりとした味で、美味いです。
生の助子を食べやすい大きさに切り、
熱湯に入れ、花が咲いたようになります、
直ぐに冷水に浸け、引き上げ水を切る。
鍋に出汁をたっぷり入れ、
酒 砂糖 薄口しょう油 塩で淡く味を調え、
コトコトと弱火で20分ほど煮て、味を含ませる。
生麩は食べやすい大きさに切り、
油で揚げ、サッとお湯をかけて、油を抜き、
好みの味に調えた出汁で煮る。
いんげんは、3cmほどに切り、
茹でて、味を調えた出汁で色よくサッと煮る。
器に煮た助子と生麩を盛り、
煮たいんげんの先に包丁を入れ、
炒った白胡麻を付け、ススキに見立て、
秋の風情に盛り付けます。
( イカのおから詰め焼き )
「 作り方 」
イカ2ハイ おから一握り キクラゲ6枚 三つ葉1把
イカは腸を出して洗い、包丁目を入れる、
ゲソは5mmぐらいに切る、
キクラゲは刻む、 三つ葉は1cmぐらいに切る、
フライパンに油を落とし、
ゲソ キクラゲ 三つ葉 おからを炒め、
酒 砂糖 しょう油 塩で少し甘めに味を調え、
イカのお腹に詰め、楊枝などでとめ、フライパンにのせ焼く、
焦げ目付き、焼き上がったら、
タレ (しょう油30cc みりん30cc)を入れ、
イカをころがしながら焼き、タレを絡ませて仕上げる。
( 今年の子持ち鮎の昆布巻 )
子持ち鮎を素焼きにして、冷蔵庫に入れ一晩寝かす。
翌日昆布を巻き、カンピョウで結んで煮ます。
煮方は前年の鮎の昆布巻き煮と同じように煮ました。
子持ち鮎の昆布巻きの醍醐味は、
美味しい卵をお腹いっぱい抱えたところを、
ガブリとかじると、昆布と鮎と卵の味が、
三味が同時に味わい、今年の鮎の賞味の〆としました。