夏が旬の、イサキを刺身にしょうと腹を、
ひらいたら白子が出てきました。
この白子冬が旬のフグの白子に劣らず美味い。
白子はお湯に通し、
刺身を引いた残った皮もお湯に通す。
白子は食べやすい大きさに切る、
引き皮は細く刻む、
茹でたほうれん草を切り、
寿司の軍艦巻きの様に、ほうれん草を海苔で巻き、
白子と引き皮をのせ万能ネギを散らす。
紅葉おろしポン酢で食べます。
( 塩煮チャーシューの練り梅のせ )
豚しょう油煮のチャーシューも濃くが有り旨いが、
夏はさっぱりとした、
旨い豚の料理を食べたくなりましたので、
チャーシューのように塩味で作り、
練り梅で食べてみました。
さっぱりしながら、豚肉の旨味も味わいました。
豚肩ロースのブロックを、塩コショウをして、
フライパンなどで全体に焦げ目を付け、
鍋に入れ、生姜とネギも入れ、
酒と水を豚肩ロースが被る量を入れ、
火にかけ落とし蓋をして、
時々ひっくり返して強火で煮る、
15分ほどしたら、鍋が被る蓋をして火を止め、
予熱で15分ほど蒸し煮にして取り出す。
冷めてから切り、練り梅をのせ、
胡瓜とネギの千切りを添えました。
練り梅は梅肉にみりん しょう油などで、
好みの味にします。
残った煮汁で中華風ニラ玉スープを作りました。
( 花ズッキーニたたき海老包み揚げ )
ズッキーニが八百屋さんの店先に並ぶ季節になりました。
ずっと前から、ズッキーニの花に海老などを、
包んで揚げたら、
彩りと味良しの天婦羅の一品に、
成るだろうと思っていました。
この機会が、やっと巡って来まして、
先日静岡の文化人のお宅にお呼ばれまして、
お宅の広々した農園で、
花ズッキーニを初めて見ました。
カボチャの花によく似ています。
早速 花を付けて12cmぐらいの、
ズッキーニを何本か採りました。
海老は皮をとり、背腸をとり、
包丁でたたき切りにします。
花ズッキニーは、さっと洗い水を切り、
花を少し開き中の芯を取る。
たたき海老をスプーンで花に入れ形良く包む。
水12 薄力粉10の割り合いの、
少し薄めの天婦羅の衣を付けて、
サラダ油などの軽い油で、
海老の天婦羅より、少し低い温度で色良く揚げます。
天つゆよりも塩で食べた方が、
花ズッキーニと海老の味が、
引き立って美味いです。
奥様は、お宅に窯を持ち陶芸を遣っていまして、
花ズッキーニたたき海老包み揚げが、
映えた素敵な器は、奥様の作品です。
( 鮎の姿焼き寿司 )
鮎の酢〆の寿司も美味いが、
今回は鮎を焼いて姿寿司にしてみました。
( 鮎姿焼き寿司4本分 )
鮎4尾を腹からひらいて、
中骨と腹骨を切り取り、
さっと塩を振ってしばらく置き、
ひらいた鮎の両面焼き冷ます。
米1カップを炊き、酢 砂糖 塩を混ぜ合わせ
寿司ごはんをつくり四等分にする。
ふきんの上にラップしき、
焼いた鮎を皮を下にしてのせ、
実山椒の煮たのを、ぱらぱらと置き、
寿司ごはんをのせておさえ、
ひっくり返して鮎の姿にしてふきんでしめる。
ラップを取らず1時間ほど涼しい所に置いて、
鮎と寿司ごはんを馴染ませてから食べます。
( ハモのアラのにゅうめん )
ハモの切り落としを作ったときに、
残ったアラの中骨や頭をこんがりと焼き、
鍋に入れ美味い出汁が出る利尻昆布と水を入れ、
弱火でコトコト煮て出汁をとる。
ハモの出汁で出汁巻き玉子を焼きます。
三つ葉は色よく茹で2~3cm切る。
ハモにゅうめんの出汁の割合は、
出汁12 みりん1 薄口しょう油1ですが、
好みの味に調えて下さい。
せっかく美味しいハモの出汁ですから、
そうめんは揖保の糸など美味しいそうめんを、
使ったほうが良いかと思います。
たっぷり食べたいので、
写真はそうめんを二束茹でました。
青ユズが出てきましたので、
食べる時に摺ってふりかけると、
香り良くハモの出汁と相まって、
もっと美味しく成ります。
( ハモの切り落とし )
祇園祭りが近づくと、
コンコンチキチキコンチキチンのお囃子と共に、
ハモの切り落しが無性に食べたく成ります。
近頃は、住んでいる鄙の町、
八王子の魚屋にも季節には活け〆のハモが、
売っているようになりました。
ハモの腹を開き、
中骨 腹骨 背ビレを取ります。
ハモ切り包丁で皮を残して、骨切りをします。
ザッザッと骨が切れる小気味良い音がします。
食べやすい2~3cm大きさに切り、
穴あきお玉に皮を下にしてのせ、
皮を最初に熱湯に浸けてから、お玉から放し、
直ぐに引き上げ、冷水に浸け、
ザルに上げ、布巾で水気を取る。
冷やした器に盛り、
練梅などで食べます。