今夜、特別養護老人ホームの職員さんと家族会の懇親会に参加させていただきました。
その中で、家族の方々からは次々と感謝の気持ちが伝えられました。
「4年間、家で介護をしてきましたが、限界でした…もし施設があずかってくれなかったら…」
「家での食事では、きざみ食や流動食を作るのに限界があり、ほとほと困っていた時に、施設に入れていただき、元気になっていく母をみて心から感謝をしています…」
語られながら家族の方はもちろん、職員さんまでもがもらい泣きをされていて、私は大きな家族に包まれているような温かい気持ちになりました。
さらに別の家族の方は
「家族以上に献身的な介護を続けていただく職員の皆様に感謝をするだけではなく、給料をもっと上げてあげたい!お願いします!」
と直訴される方もいらっしゃいました。
それを受け、事務局長さんも
「年度かわりの際には、精一杯頑張らせてもらいます…」
と絞り出されていましたが、もう現場は精一杯頑張っていただいています!
限られた介護報酬の中で、人件費はもちろんのこと、施設整備や介護備品に至るまで倹約に倹約を重ね、運営をされている内容を、私は痛いほど理解しています。
頑張らなければいけないのは、政治です!
介護保険の運用は、明らかに介護ニーズとサービス提供、つまり需要と供給のバランスが崩れています。
それを無理につじつまを合わせようとするから、人件費や施設整備などにしわ寄せがくるのです。
介護保険料の増額をせずとも、介護サービスとそこで働く方々の就労環境を改善するには、国庫負担を見直すなど抜本的な制度改革必要です。
現場を知る人間として、法律をさわる立場の議員として、声を上げつづけ、結果を出すため懸命に働きます!