行って来ました!都農町“龍雲寺”の水行!!
その朝は、氷点下・・・水行にはもってこいの気合の入りまくる寒さでした。
幸いに風は微風で、多くの檀家の方と参拝者と温かい眼差しに囲まれて、水行は始まりました。
もちろん、ふんどし一枚!水は真水!!
まずは桶から手で水をすくい、心臓に遠いところから少しづつ濡らしていきます。
腕に水をかけたとたん、全身が鳥肌に!
“えーい、一思いにかぶらせてくれ!”
という気持ちになりましたが、そんな気持ちを察してか、住職は丁寧に水行の心を説いてくださいました。
そして起立、住職の
「そーれ!」
掛け声で、樽からスーッと水をくみ、その桶を頭の上にもっていき、頭ではなく首筋に叩きつけるように一気に浴びせます!
1回、2回・・・3回目の時には思わず
「うおおおおお・・・」
と気合の雄たけび・・・4回、5回。
5回で終わりと聞いていたのですが・・・住職が
「そーれ!」
「うおおおおおおおお・・・」
水行直後は、さすがに寒いものの服に着替える頃にはポカポカポカ。
身を清め、身を鍛え、まさに内からの力がみなぎってくるのを感じました。
水行も素晴らしかったのですが、この日は吉田住職が3回目の100日大荒行を無事終えられ、帰ってこられた貴重な日でした。
都農神社から約1時間かけ、お寺まで歩き、荒行を終えたことを報告されました。
そして荒行のとき、どのような心境だったのか住職が語ってくださいました。
「・・・一日に7回の水行、水行と水行の間はひたすらお経をあげました・・・一日に2時間半しか睡眠時間はなく、15分くらいの休憩に眠ることもできましたが、私は眠るのが怖かった・・・この荒行に来させていただいたのは、多くの方々の支えがあったからこそ・・・皆様への感謝の気持ちを忘れてしまわないか、私は怖かった・・・だから少しの休みを使って支えてくださる皆さんにお手紙を書かせてもらいました・・・」
手紙をいただいた方も、そうでない方も、住職のひたむきさ、懸命さ、そして優しさに触れ、流れるものを抑えることはできませんでした・・・
頬はこけ、すっかり痩せられた住職ではあられましたが、全身から福徳がにじみ出ておられる姿を私はまじかで拝まさせていただきました。
生き様で住民を導かれる姿に感動しました。
ありがとうございました!動きます!