奇跡への絆

図師ひろき

地域福祉を変えるために

2011年02月22日 23時01分43秒 | Weblog


 川南町にある障がい者の就労支援センターを見学させていただきました。

 ここでは知的障がいの方々が、クッキーやラスクなどの製造、販売やペットボトルなどのリサイクル品の回収、分別などの作業を通して、福祉的就労の継続、さらには一般就労への橋渡しとなる訓練を続けられていました。

    

 見ていただいて分かるように、その作業のほとんどは手作業です。

 時間はかかりますが、丁寧に丁寧に作業される姿に、感心しきりでした。

 指導員さんの言葉に情熱が溢れていました・・・

 「・・・障がい者が作ったから買ってくれる時代ではなくなりました。

 市販品と同等以上の質、味、そしてアイデアが必要なんです。」

 確かにできあがった品は、間違いなく買って得した気分にさせてくれるほどの商品です。

 しかし製造量に限界があることと同時に、販路拡大が困難なことにより、利用者の賃金は伸び悩んでいるとのことでした。

 そのほかにも家賃や光熱費負担、備品購入などの必要経費を考えると、利用者はもちろんのこと職員人件費も厳しい状態にあることは容易に想像できます。

    

 それでも住み慣れた地域で、働く意欲を持ち、努力されている障がい者の方とそれを献身的に支える職員の方々がいらっしゃいます。

 せめて障がい者の方々も最低賃金をクリアできる条件で、働いていただきたいし、職員の方も自己犠牲的ではなく、燃え尽きることない労働環境を整備しなければならいと考えます!

 現場の懸命さに応えるため、法令を変えなければなりません。

 奇跡を待つより、手をつなぎ、前進、前進、そして前進あるのみです!





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