人感センサーによる安否確認・緊急コールに関するレクチャーを受けました。
宮崎県は、全国平均より早いスピードで高齢化がすすんでいることは周知の通りです。
このことは独居や高齢者だけの世帯が増えていることを意味しており、より安心して住みなれた地域で生活するための新たなシステム構築が求められています。
人感センサーによる安否確認システムは、ドア、テレビ、冷蔵庫など、その人の生活にあった場所にセンサーを設置し、12時間センサーが作動しない場合、センターに情報が自動的に入り、地元の協力者や業者が安否確認を行うものです。
このシステムに加え、緊急通報ボタンの設置や定期的に健康状態を確認する電話確認があったり、健康相談を受けられるという見守りシステムを実践している自治体があります。
新潟県です。
新潟県では、中越地震の際、居場所の分らない高齢者が続出したことを踏まえ、“健康関連ビジネスモデル推進事業”を創設し、公募により見守りシステムを提案した業者と連携して、高齢者の生活をサポートするとともに、、尊い人命を救うことに実績を上げています。
今、宮崎でもこのシステムを試験的に導入している業者がおられ、システム内容の周知と利用者拡大に取り組まれています。
介護保険制度と年金制度の整合性がないが故に、年金額では施設利用ができない高齢者も少なくありません。
本県にとっても在宅での生活を維持するため、このような見守りシステムの本格導入は有効と考えます。
これからもあらゆる角度から、在宅福祉を推進する政策を検討していきます。