恥ずかしながら私も、刑務所出所後、社会適応訓練をする施設・・・程度の理解しかありませんでした。 先日、更生保護法人みやざき青雲の佐々木理事長様と話す機会をいただきました。
更生保護施設についてご存知でしょうか?
みやざき青雲には、刑務所を出所した人をはじめ、少年院を退院した人や保護観察に付された少年などが入所しています。
定員は20名で、原則6ヶ月以内の保護となっています。
犯罪や非行を犯した人の中には、頼るべき家族や縁故者がおらず、社会復帰の意欲が強くても、それが難しい環境に置かれている人が少なからずいます。
みやざき青雲では、健全な自立をサポートするとともに、心のケアを必要とする人に対して専門職によるカウンセリングやSST(問題解決技能訓練)を実施しています。
今回、地方税法等の一部を改正する法律が成立し、更生保護施設への寄付金について、個人住民税の寄付控除対象となりました。
が、本県では条例整備がされておらず、寄付金が控除の対象となっていません。
以前、児童養護施設へ善意を届ける“タイガーマスク現象”について取り上げましたが、寄付金が控除対象をとなれば、更生保護施設への同様現象を期待することは余りにも浅はかだとは思いますが、施設での保護後、善良な社会人になられた方も少ないので・・・
何より寄付により施設の機能拡充が図られることにより、自立更生が促進されることはもちろんのこと、再発予防の観点からも有益と考えます。
更生保護法人の寄付金控除対象指定を推進していきます。