奇跡への絆

図師ひろき

チャーターナイトに向かって

2010年09月20日 23時08分30秒 | Weblog

ライオンズクラブの会議が続いています。

10月11日に開催する「認証状伝達式典」(ライオンズクラブ用語ではチャーターナイトといいます)の準備のためです。

チャーターナイトとは、新たなライオンズクラブが立ち上がった時に、その地域の方々とライオンズの仲間へ、今から地域貢献と国際的ボランティア活動をさせていただくことを認めてもらう大切な式典です。

本来なら発足時のあわせて開催すべき式典なのですが、口蹄疫の関係で延期となっていました。

県内外から200名をこえる方々に参集をいただきますので、失礼のないように入念な打ち合わせをしています。

パンフレット作成、式典の会次第、記念事業の内容、記念品の選定、懇親会の準備などなど大枠は固まってきましたが、ミスのないよう細かなところまでのチェックが続きます。

会議は煮詰まったり、暗礁に乗り上げたり、時には意見が衝突したりもしますが、この過程こそが仲間の絆を深めていくと感じています。

チャーターナイトを過ぎてから、どんな活動を組み立てていけるのか今からワクワクしています!

仲間とともに楽しみながら地域活動ができることは、この上ない喜びです。

そのためにも笑顔あふれるチャーターナイトを創り上げていきます!

地区という家族

2010年09月19日 22時24分37秒 | Weblog


 今夜は酔っ払ってます!

 うれしくて、うれしくて、酔っ払ってます。

 毎年呼んでいただいている高鍋町の木の瀬、老瀬地区のふれあい祭りに行ってきました。

 午後6時に祭りは始まり、子どもたちのラムネ早飲み大会を皮切りに、数々の催しがありました。

     
 ラムネを一気に飲むのは難しんですよ!
 
 ビンを傾けすぎるとビー玉が蓋をしてしまい、ラムネは出てきません・・・

   

 それでも子どもたちは一生懸命になりすぎて、ラムネのビンを高く上げてしまいます・・・何事も経験が、勉強になります。

 そして次に登場しますのは、ビールの一気飲み競争です!

   

 真剣にガブガブ飲む方あり、味わってしみじみ飲む方あり、会場は笑顔の花が一気に咲きました!

 私も次の組で参加させていただき、見事一等になりました(ホントはあまり強くありません・・・)

 なんと負けじと女性も盛り上げていただきました。

   

 そしてこちらも恒例となっている、高鍋町役場職員の方々によるエイサーの披露がありました。 
     

 躍動感あふれる太鼓と踊りは、日頃の疲れを忘れさせてくれるほど元気、元気、元気!でした。

 なにより役場の方々が、地域に根ざした活動と文化を創り上げていってくれていることに感動しきりです!
 
   

 この祭りに合わせて、たくさんの家族が帰省されます。

 優しさあふれる地域の絆を感じるとともに、地域全体が一つの家族のような温かさに胸がいっぱいになりました。

 家族のように、兄弟のように、たくさん笑い、たくさん語らい、たくさん叱られました。

 ありがとうございます。

 謙虚にしっかり受け止め、これからの糧とします。
 

 皆さんの地区には、祭りが残っていますか?

 私の住む川原地区も、子どもの頃は盆踊りがあったり、運動会があったり、ソフトボール大会があったりしましたが、今はなくなってしましました・・・

 行事や伝統を受け継いでいくことは地域が一体となって力を合わせていかなければなりません。

 いったん休んでしまった行事や伝統を復活させるには、引き継いでいくよりもはるかに大きいエネルギーを要します。

 だから守らなきゃいけないんです!

 地域の絆を守ることが、行政の役割と言っても過言ではないと思っています。

 宮崎復興はここから始まります!

  


必ず

2010年09月18日 23時40分37秒 | Weblog


 もう23時です。

 遅い夕食をとりながら、私はささやかな幸せにひたっていました。

 定例議会も序盤、そして口蹄疫からの復興を期する各種会合をイベント参加をさせてもらいながら、家にたどり着けるのはこの時間になります。

 食生活が不規則なせいもあり、ここ半年で5㌔ほど痩せました。

 少し晩酌をします。

 ニュースを見ながら、ぼんやりしている横で、親父とおふくろが明日の弁当の仕込をしていました。

 おふくろはもともと高齢者施設も調理師でした。

 親父はサラリーマンでしたが、魚を下ろすのが得意でした。

 その二人が細々と弁当を作っては、木城温泉や農協近くにある直売所で販売をさせてもらっています。

 親父とおふくろが一緒になって、もう40年以上・・・私が言うのもなんですが、ここまで山あり谷ありの夫婦生活だったと思います。

 時には喧嘩をし、時には喧嘩をし、時には喧嘩をし・・・

 その二人が一緒に台所に立ち、味付けはどうだ、野菜の切り方がどうだ、梅干を入れるの入れないなど、ぶっすんかったん言いながら下ごしらえをしています。

 仲がいいのか、悪いのか・・・

 そんなやり取りを見ながら、泣けてきました・・・ 

 私が苦労かけ、すっかり歳をとらせてしまいました・・・
 
 その背中を見ながら、私は誓います。

 “必ず親孝行するから”

   


真の終息宣言まで

2010年09月17日 23時06分09秒 | Weblog


 児湯地区の養豚農家の方々へ、全国の養豚農家の方々から心が届けられました。
 
 川南町で開催された口蹄疫発生見舞金贈呈式に参加させていただきました。

    

 日本養豚協会の呼びかけに呼応して全国から見舞金が寄せられ、児湯地区養豚復興にまた大きな力が加わりました。

    

 協会会長から目録が手渡され、会場は友愛の拍手に包まれました。

 さらに協会から、今後児湯地域を家畜の特定疾病がない、いわゆるウィルスレス地帯を構築することを含む、新たな畜産経営形態を提案している若手生産者を中心としたプロジェクト協議会にも支援金が送られました。
  
   

 この特定疾病がない畜産地帯構築は、家畜が一頭もいないことの辛さかをから創りだされる、今しかできない貴重な取り組みです。

 先日の一般質問でも取り上げ、執行部からも生産者及びプロジェクト協議会と連携し、11月までには家畜の導入元の協議や導入後の検査体制整備など具体的な方針がしめされました。

 私も全面的にバックアップしていきます!

 贈呈式のなかでも、全国的にも前例のないプロジェクトに取り組み若手生産者が紹介され、児湯畜産再生の希望を託す大きな拍手が送られました。

   

 終息宣言は出されましたが、児湯地区復興、そして宮崎復活はこれからが本番です!

 畜産農家に家畜が再導入され、市場が活性化し、生産者に笑顔があふれ、関連産業および商工業が元気を取り戻した時が、真の意味での口蹄疫との闘い終息宣言です。

 その時まで走り続けます!!







雑感70

2010年09月16日 21時58分16秒 | Weblog


 甥っ子がヨーヨーを持って来て

 「ひろき兄ちゃん(一応兄ちゃんと呼んでくれます)、これできる?」

 となめたことを言うので

 「貸してみぃ!」

 クルクルと糸を巻いて、シャーシャーとヨーヨーを投げ出してはキャッチを繰り返すと

 「すげぇ、すげぇ!」

 続けざまに犬の散歩、そしてヨーヨーを前方に投げ、円を描いてキャッチ。

 「すっげえ~!!」

 鼻高々。

 「俺がお前と同じ頃はね、ブランコとか両手で大車輪とかできよったとど。」

 ということでブランコという技にチャレンジしましたが・・・

 「今日はこのくらいにしといてやろう・・・」

 
 小学4年生のころ、何が流行っていましたか?

 ヨーヨーもでしたが、野球版、スーパーカー消しゴム、力士消しゴム、プロ野球選手カードかな・・・

 でも最も印象に残っているのは、竹馬や水鉄砲ですね。

 どちらも親父の手作りで、今考えると温かい玩具でしたね・・・

 特に竹馬は、足を置く所の高さが調節できる優れもので、低い高さが物足りなくなると、丈の長い竹馬を作ってもらい、段々と高くして、自分の背丈ほどに固定して

 「ちゃんと握っちょってよ!」

 と親父がガッシと固める竹馬によじ登り、ヨチヨチ歩いては倒れ、よじ登っては倒れ、ひざやひじをすりむきながらもよじ登り、そしてホイホイ歩けるようになると、調子にのって

 「もっと長いやつ作って!」

 「バカ!これ以上はケガする。」

 と小突かれたものです。

 今どきの子どもは竹馬で遊んだりするんだろうか・・・

 それより竹馬や水鉄砲を作ってあげられるだろうか・・・

 温かい思い出を受け継いでいくためにも、親父が元気なうちに作り方を習わなくてはと思いました。

 

 

  


こちらも再開!

2010年09月15日 23時05分23秒 | Weblog


 議会開会前でしたが久しぶりに早朝野球に行ってきました。

 口蹄疫の影響で、長期間休止状態でしたが、ようやく再開され、早朝野球でしか会えないメンバーとは約半年振りの再会となりました。

 おもいっきり体はなまっており、肩の具合もおっかなびっくりでしたが、まさに水を得たなんとかで、目の前にボールが来れば飛びつき、フライが上がれば取れもしないのに全力疾走!

 私のポジションは、セカンド。

 ポンとセンター前に小さなフライが上がりました・・・

 ショートに任せたかったのですが、アイコンタクトで押し切られ、私が取りにいくことに・・・

 たいして難しいフライでもなかったのですが、捕球後足がもつれて、そのままヘッドスライディングみたいに転んでしましたが、ボールは放さず、なんとかアウト。

 皆からゲラゲラの迷プレーとなりました。

 打っては、豪快に空振りを2回したあと、3回目のフルスイングでボテボテのサードゴロ・・・

 走りに走って内野安打!と言いたいところですが、サードの悪送球でなんとかセーフ。

 すかさず2塁盗塁!

 若い!!

 そして相手のエラーに乗じてホームイン。

 試合も快勝でした。

 朝からハイテンションのまま、仕事に突入。

 軽快に動き回り、夜のビールが最高だったことは言うまでもありません!

 


最小経費で最大効果を

2010年09月14日 22時58分46秒 | Weblog

 
 地方自治法の一部を改正する法律(平成15年法律第81号)で、従来地方自治体が出資している公の施設について、管理運営を民間などに委託する指定管理者制度が導入されています。

 この指定管理者制度は、公設施設のサービス向上や行政コストの縮減などを目的として、民間など外部の有するノウハウや人材などを県の行政運営に活用するものです。

 県が設置し管理運営している公の施設としては、宮崎県消費生活センター、県立こども療育センター、県立高等学校、県立病院など242施設あります。

 そのうち指定管理者制度対象施設としては、宮崎県総合運動公園、県立芸術劇場、県営国民宿舎えびの高原荘など31施設がそれにあたります。

 平成18年度から導入された制度ですが、概ねどの施設も導入前とすると県からの指定管理者に支払われる指定管理料を含む管理運営費は減少する傾向で、逆に指定利用者数は増加傾向となっています。

 これは県支出を圧縮しつつも、県民サービスは充実している表れとも理解できます。

 しかし手放しで喜べるのではなく、指定管理者が公平公正に選定されたか、備品の管理は適正に行われていたか、利用者の声に基づくモニタリングが行われていたかなど、さらに費用対効果を上げるための検証が必要です。

 今議会は、前年度決算審査も行います。

 そして決算に対する総括質疑のため9月29日に再び登壇します!

 

 

 

 


復興のため力を込めて

2010年09月13日 21時42分31秒 | Weblog


 残り4秒でした。

 前日までの一般質問原稿の読み込みでは、質問持ち時間30分のうち3分30秒は残るほど余裕がありました。

 登壇しての第一発言。

 柄にもなく口の中はカラカラで、リラックスしているつもりが、体は正直でした。

 壇上での発言を終え、自席に戻り、通告していた内容について次々と質問を繰り出しました。

 答弁内容に納得できない時には、意見や提言を織り込みながら、生産者や商工業者から預かった想いをぶつけてきました。

 質疑応答が進むにつれ、興奮し、興奮するのいつれ、原稿に目を落とさず、答弁者から目を逸らさず、一言一言を漏らすことなく掴み取っていきました。

 本会議場には、発言残り時間を知らせる時計があります。

 発言をしながら、残り時間にも目をやり、残り原稿のボリュームを考えながら取捨選択して、議論を重ねること30回あまり・・・最後の発言を終えたのが残り4秒でした。

 もちろんまだまだ言い足りない状態ですが、知事はじめ執行部のからは踏み込んだ答弁をいただきました。

 主な質疑応答です。

 Q 国庫補助事業の補助率かさ上げや国の直轄事業の優先的実施など、いわゆる復興特区の設置が必要ではないか!

 A 復興特区設置は全国的に前例がなく、国の理解が充分には得られていないが、閣議決定された新成長戦略に基づいた総合特区制度適応となるように働きかけていく。

 Q 生産者への補償金は、非課税にすべきだ!

 A 補償金は、経営再開のため重要な資金であることから、今後も引き続き国へ強く要望していく。

 Q 特定疾病のない(ウィルスレス)畜産地帯をいかに実現していくか!

 A 11月に家畜の本格導入が始まるため、家畜導入元の検討や導入後の検査体制のあり方などを関係機関とともにすすめていく。

 などなどです。

 詳細は次回のひろき通信に掲載します。

 最後になりましたが、今回の一般質問を創り上げていくにあたり、関係部局との調整役をしていただいた、財政課の藤井副主幹さんと政策調査課の壱岐主査さんにはたいへんお世話になりました。

 お二人の献身的なサポートのおかげで実りある一般質問にすることができました。

 心から感謝します。

 ありがとうございました。

 


ご加護を

2010年09月12日 22時01分19秒 | Weblog


 宮崎神宮で執り行われた「口蹄疫終息奉納・畜産復興・農業振興・諸産業振興祈願祭」に参列させていただきました。

    

 この日は、県内神職が一堂に会され、県内神社652社の神々のご神威をいただき祈願するとともに、この祈願祭で奉製した御神符を全農家へ配布されるといことのあり、畜産農家をはじめ多くの農業関係者が参集されました。

   

 巫女の方々による、悠久の舞です。

   

 そして参列者全員による大祓詞(おおはらいことば)の奏上がありました。

 「高天原に神留り坐す 皇親神漏岐 神漏美の命以ちて 八百萬神等を神集へ賜いひ 神議りに議り賜いて・・・」

 私は冊子の裏に書いてある大祓詞のフリガナ部分を必死に追いかけながら言葉にしていましたが、ふと横を見ると同僚の松田議員は、目を閉じたまま朗々と野太い声で、どの神職にも劣らない迫力で大祓詞を発せられていました。
 
 松田議員は大学で神学を専攻され、今でも神楽などを通じて地域活動を続けられています。

 その堂々と大祓詞を奏上される松田議員の傍にいるだけで、御利益があるような気がしました。

 そして最後に斉主である杉田宮崎神宮宮司から挨拶があり

 「県下全神職一丸となって祈願祭を執り行いました。

 禍転じて福となす。

 頑張りましょう!」

 とお言葉をいただきました。

 どうか宮崎に神のご加護がありますように。

 

 

 

 


確実な回復のために

2010年09月11日 22時31分39秒 | Weblog


 先日参加した川南町での口蹄疫被災者を対象とした県民フォーラムで出された声で

 「今まで生産者の中から自殺者が出なかったことが何よりの幸いです。

 しかし見通しが立たないことから不安が大きくなっています・・・」

 知事もそれに呼応され

 「心のケアをさらにきめ細やかにしていきます。」

 生産者の方々は、口蹄疫の発生から緊張感の中での防疫活動、止まらない感染拡大、苦渋のワクチン接種、愛情を注いだ家畜の殺処分、埋却、そして石灰に覆われた畜舎だけが残る・・・

 この状況下、健全な精神状態を保つことは誰でも困難です。

 程度の差はあれ、多くの方がうつ状態であったと言っても過言ではないかもしれません。

 ようやく終息宣言までたどり着き、補償金等の仮払いも始まり、長いトンネルにも少し光が差してきて、どん底からの回復期に入ろうとしています。

 しかしこの回復期に最も自殺が発生しやすいのです。

 今まで苦労して築きあげてきた努力を、もう一度繰り返さなければならないと思うとき、人は途方に暮れてしまいます。

 その時心のエネルギーが、充分に満たされないまま無理に走り出せば、すぐに心は折れてしまいます。

 知事が言われたとおり、今こそ、今まで以上にきめ細やかな心のケアのためハードルの低い相談・カウンセリング体制の整備が必要です。

 くしくも今、自殺予防週間の中にあります。

 キャンペーンの声かけに留まることなく、県民の心に寄り添う政策を提案していきます。