ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本「ののはな通信」

2021-07-04 15:52:52 | Book&Art&TV

今どき小説を3冊借りたものの、2週間で3冊は無理無理。ようやっと、これだけ読めた。

三浦しをんは「舟を編む」「神去なあなあ日常」くらいしか読んでないけど、面白い。

「ののはな通信」は野々宮茜と牧野はなの2人の女子高時代からの往復書簡だけで綴られた小説。
「のの」と「はな」のネーミングがいいね。
手紙やメール本文だけで筋書や互いの人生状況がすべてわかるという手法。

いわゆる女子ラブで惹かれあった2人、熱い手紙交換のあと、いったん別れる。
はなは外交官と結婚、アフリカの一国(モデルはルワンダかな?)に赴任中に、20年以上経ってメールで再び愛を交わす。

2人の始まりはグリコ森永事件の頃、そして、インターネットメールで繋がる世界へ。

女子愛の気持ちはわかるけど、まあ、何十年も思いが続くやろか。それは女同士でも男女でも。
案外、会わずにメールだけとかのほうが想像が膨らんで長持ちするかも。

後半の心情描写が少しダレダレで飛ばし読みして、最後の部分を読む。

結局、はなはひとりどこかの国のボランティア活動に身を投じ、行方知らず。

ののはライターとして東日本大震災の地に行く。

ファースト映画じゃないけど、小説はダイジェスト版でよいわという根気のない読み方です。