
この映画モノクロやったんや。
というくらいに予習もしてなかった。
昼間上映が今日までだったので、ギリギリに見られて良かった良かったの内容だった。
大戦後すぐのイタリア、DV夫にもめげずに子ども3人と寝たきりの義父との半地下の暮らし、ただただ働き詰めのデリア。
繕いの服をエプロンで隠す貧乏生活、娘の婚約者(お金持ち)にDVの芽を見てしまったり、悩みは尽きない。
そこで、とんでもないことを実行。
シリアスな人間ドラマでなく、なんか、逞しくてユーモラス。
意を決して家を出てゆくデリア、行き先がまさかまさかで拍手喝采になるのね。
秘密の手紙の伏線に騙されました。

その後、大丸で安野光雅展を見て、知り合いの水彩画展も見ることができた。
そもそも安野光雅が好きで水彩画に憧れたんよなぁ。
私の絵の原点かもしれない。
人混みの四条通りを行ったり来たりアートな1日でした。
夏日突破の26.4で暑くて更に疲れました。

昨日2/6見た映画
米国のユダヤ人のジェイミーとベンジーは従兄弟同士。
ホロコーストのため祖国を追われ、前年に亡くなった祖母の遺言でかつて住んでいたポーランドの家を訪れようと。
今どきの旅、ポーランド迫害の歴史遺産を廻る現地の旅行ツアーに申し込んで最終日だけ2人でタクシーに乗って家を訪ねる。
気分の浮き沈み激しく、時に馴れ馴れしいベンジー、真面目過ぎて神経か細いジェイミー。それぞれ現代人らしい葛藤も抱えている。
集まったツアー客はルワンダ内戦体験者など、それぞれのルーツがあり、英国人のツアーコンダクターは口舌滑らかに案内していく。
戦争記念碑の前で皆んなでポーズ取ってはスマホ撮影、ツアー旅行あるあるですね。
強制収容所で言葉無くすシーン。
ポーランド最古?の墓の前でベンジーはこの墓に眠る人をもっと心に残そうと提案する。
祖母が住んでいた家はふつうに人が暮らしていて、特に感動的でもない。
ほぼ何の変哲もないストーリー。
映画的にはもっとドラマティックなほうがおもしろいだろうに、現代のツアー旅行にありそうな雰囲気で、全体的に淡々と流れていく。
どこがおもしろいのん?みたいな映画であるが、なんかしら、余韻がじわっと心に残る映画だった。
平日でも観客はわりと多く、レビュー評価は良い。
7日夕刊にも紹介されてたが、7日からはもう夜しか上映してないやん。

難聴サークルでDVD映画鑑賞。


日本語字幕付を借りて要約筆記ボランティアの方が操作、映してくれます。
生まれたときから亡くなるまでどこまでも深く賢治(菅田将暉)を愛した父(役所広司)
宮沢賢治の実像なのか、創作なのかわからないけれど、少しわがままでエキセントリックな賢治を大きな手で包み込むような父の姿。
当時は死病であった結核で、賢治が愛した妹のトシも賢治も亡くなり、死の床で慟哭しつつ「雨にも負けず…」を謳う父親にうるうる。
しかし、かなり裕福な家庭環境と家族に恵まれて、ある意味贅沢だなぁと、今の社会でよくある崩壊家族のことを思ったり。
ネットと新聞で見ていたし、レビュー高評価の4.6
好きなインド映画、それも踊らないインド映画だもん、これは絶対見に行かねば。
午後から水彩教室、午前の手話をおさぼりして、ゴー
あまり、詳しく内容も把握してなくて、いくつもの新婚夫婦が同じ列車に乗り合わせる冒頭シーンで、え?だれがだれ?
花嫁は実家で結婚式をあげて、そのあとはずーーとベールで顔を隠して夫の家に向かう。
それで、2人の花嫁(プールとジャヤ)も赤い衣装に赤いベールでだれがだれか判別できない。
プールの夫のディーパクは夜遅く降車駅で慌て、花嫁の手を取って下りて、バス乗り継いで家に戻ったら、なんと人違いだった。
愛しい妻のプールはどこへ行った?
間違われた怪し過ぎるジャヤはいったい何者なのか…
知らない駅で置き去りになったプールは夫の名前を掌に書いてあるだけで、嫁ぎ先の場所も実家の住所もよくわからない。
4日経っても見つからない。そこから、物語は一転ニ転、ハラハラ、どうなる。
そして、最高のハッピーエンドで見ているほうも幸せになること間違いなし。
お勧めの映画です。
三条大橋でインバウンドのインド系女性とすれ違って思わず振り返ってしまったわ。

友だちが見に行って、わりとおもしろかったということで、字幕付き最終日の今日、朝いちばんだけ上映の近くのシネコンに駆け込みました。
何と観客約1名(わたし)
ほとんど内容も知らんかったけど、評価4.1だし、大泉洋は好きなほうだし。
心臓病の娘のために、自分の町工場で人工心臓を作ろうと奮闘するお父さん。
大泉洋がシリアスな父親役やってもなぁ。
なんか、イメージ違いで違和感ありあり。
しかし、人工心臓の実現にはほど遠く、その後、国産の心臓バルーンカテーテルを開発して黄綬褒章を受けるところで終わる。
実話だって。
ちなみに黄綬褒章は私の祖父ももらった。
人工心臓は目処がつかないけど、人工医療機器として、画期的に成功したのが人工内耳です。
途中は早送りしたいような辛気臭さもあったけど、終盤、意地悪大学教授に頭下げさせてスッキリ。
大泉洋の老け顔メーキャップも馴染んでいた。
ま、テレビ放映でよいかな、映画だった。
映画は広大な画面が出てきて、アクションかサスペンスがよいなぁ。

お久しぶりの実に1年ぶりの映画館。
イギリス映画でロードムービーでヒューマンドラマときたら、もう見るしかない!
老夫婦2人でイングランド南部に住むハロルド宛に北部のホスピスから手紙が来る。
かつての同僚の友人(女性)からお別れの手紙である。
返事を書いてポストの前に立つも、何を血迷ったか、その足でそのまま、400マイル北にあるホスピスの街を目指して歩き出す。
ただただひたすら何週間もかけて…
携帯は家に置いたまま、靴は履き慣れた皮の紐靴で、ポケットには財布とカード(途中でカードも自宅に送り返す)
何度か妻に電話するも、足が傷だらけになっても歩く意思は固く、道半ばで倒れて一夜の宿を借りたり、ニュースになって巡礼もどきの行列にされたり。
少しずつ、ハロルドの家庭の状況もわかってきて、まあ、皆んな切ない人生ですが、最後、ガラスのペンダントや、バケツの水やら、駅の反射光やらが天井にキラキラするのが救われます。
それにしても、やっぱりイギリスって曇り空ばっかり。
丘も街もどんよりくすんでいる。
私が旅行したときはほぼ晴れていたので緑の英国の印象しかないけれど、初秋の彼の地は寂しいんだろうな。
妻役の女優(ペネロープウィルトン)さん、どっかでよく見た顔だなぁと思って調べたら、ドラマ「ダウントンアビー」の大叔母さん(マギースミス)の親友のイザベル役でしょっちゅう出てたのね。
午前中は薄曇りだったのて、藤森神社に寄り道。こちらも12年ぶりで、紫陽花園は昨年リニューアルされたのかスッカスカになっていた。
それでもカメラ構えて1時間。
