ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本「水を縫う」

2021-07-06 19:13:38 | Book&Art&TV

返却日前日、あやうく読まずに返してしまうところだったのが、冒頭の高校入学式のクラス分けでの自己紹介のセリフ「寝屋川○中から来ました」で、ええっ!?

知らんかったぁー。

一気読みで1日で完読。

ちなみに私は寝屋川○中出身です。

作者の寺地はるなは佐賀県出身ながら、結婚して寝屋川に住んでるらしい。

この本の表紙の川は萱島近くの寝屋川だって、遠くに見えてるのは萱島駅の大楠だろうか。

高架を走る京阪電車の赤い特急もチラッと出てくる。

わざわざルビ付で枚方の地名も出てくる。

三世代の同居、祖母、母、姉、そして刺繍が好きな清澄くん。

幼い頃に別れた父、その友人、姉の婚約者、清澄くんの友だち。

それぞれ変わったところはあるけれど、みんな、男、女のしがらみから解き放されたいと思いながら、少しずつお互いを知ろうと言葉を紡ぐ。

好きなことを好きと言えないのはおかしい。好きでないものを好きだというのもおかしい。

ドラマになると面白そう。主役は加藤清史郎くん!(笑)

先日の「ののはな通信」より断然面白かった。地元愛分を割引いても。