返却日前日、あやうく読まずに返してしまうところだったのが、冒頭の高校入学式のクラス分けでの自己紹介のセリフ「寝屋川○中から来ました」で、ええっ!?
知らんかったぁー。
一気読みで1日で完読。
ちなみに私は寝屋川○中出身です。
作者の寺地はるなは佐賀県出身ながら、結婚して寝屋川に住んでるらしい。
この本の表紙の川は萱島近くの寝屋川だって、遠くに見えてるのは萱島駅の大楠だろうか。
高架を走る京阪電車の赤い特急もチラッと出てくる。
わざわざルビ付で枚方の地名も出てくる。
三世代の同居、祖母、母、姉、そして刺繍が好きな清澄くん。
幼い頃に別れた父、その友人、姉の婚約者、清澄くんの友だち。
それぞれ変わったところはあるけれど、みんな、男、女のしがらみから解き放されたいと思いながら、少しずつお互いを知ろうと言葉を紡ぐ。
好きなことを好きと言えないのはおかしい。好きでないものを好きだというのもおかしい。
ドラマになると面白そう。主役は加藤清史郎くん!(笑)
先日の「ののはな通信」より断然面白かった。地元愛分を割引いても。