

コロナが始まってから、私は書道教室は休んでいるというか辞めて以来、筆も持たず。
2年ぶりの教室書展(八幡市松花堂美術館で27日まで)を見に行って来ました。
いっしょに習っていた仲間も更に腕を上げている。
久しぶりに見ると、やっぱり書もいいね。
昨日はお昼過ぎまでかかって展示準備して、今日から始まりました。
漢詩「春望」の隷書の額、かな高野切臨写の軸、「上を向いて歩こう」連書パネル1枚「悲しみは月のかげに」を出しています。
今日の最高気温は23.2度、どおりでお墓参り中も汗ばんだはず。
今年のラッキーカラーらしい?オレンジ、黄色、白でまとめたパンジーも春爛漫。
27日から始まる書道教室展、入り口に張る案内板に絵を描いてと先生に頼まれ、水墨画の本を引っ張り出して、見様見真似で描きました。(題字はもちろん先生)
水彩画と違って下書きもできないし、重ね塗りや色消しも×の一発勝負だ。
新型コロナで自粛の折ではありますが、予定通りに27日〜1日までくずはギャラリーで開催します。

押印練習の分↑
この印「国破山河在 城春草木深…」を押したくて、漢詩春望を選び、好きな隷書で書いた。
50文字の書を70枚も練習してようやく完成。
印を押すのがまたたいへんで、印泥の付け具合、場所、圧など、字を書くより緊張した。
再来週に先生宅で裏打ちとマットに張り付けます。

強い北風が冷たくて、ようやく冬本番!の割には日差しは明るいけど。
書展作品の漢詩「春望」、もうホンマにこれで最後や!と頑張って書いたけど、さて、さてどうなるやら…

来年3月の書展用の作品、家で朝の10時から2時まで頑張った書いて、午後の教室に持って行ったら、先生から「字が小さくない?」で、確定ならず。
それから5時半まで別の作品をお稽古。
私としては頑張ってる。
それも楽しく書いているのが我ながらよろしいかと(^_^;)
「もう、何年やってるの!?」っていつも言われるくらい練習しない私、最初の10年ほどは嫌々やってたようなもんだけど、25年?も続けてたら、さすがに継続は力なり…か?

今日も今日とて京歩き…
書道教室の仲間といっしょに先生の所属の会の京都みやこめっせ「水穂書展」に行きました。
全900点のうち、先生の作品や著名作品を見て回った。

現代書道二十人展の土橋靖子さんの書
鮎ではなく鰍(カジカ)だって。
ランチのためにふらりと入ったカフェ「ロクジアン」
書道の原田観峰ゆかりの店だった。
おしゃれな外観と内装、ランチも美味しくいただきました。

昼食後、えっちら歩いて泉屋博古館へ。
かなの古筆で有名な寸松庵色紙などと、併展の青銅器展も。
今は「殷」の国とは言わず「商」だって。

水筆を使って習字体験コーナー
暑くはなかったものの歩き疲れた。

今年の書道初稽古はお茶とお菓子をいただき、クジ引きを引きます。
「あ、ペケ(×)、外れです!」と言ったら、先生が漢数字の七でしょ。
もらった7番の包みを開けてみたら、
「あ、ナメクジです!」
今年の干支の亥(イノシシ)です、もちろん。
で、みんな大笑い。
ナメクジペースでいいので上達できますように。
それも精進せずに(笑)
それは無理だ。

11月に提出したかなの昇級課題、まだ、2回目だけど、今回3階級飛び級して2級になっていますと先生から連絡があった。
「契りおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋も去ぬめり」
藤原基俊(75番)
(ところどころ、変体仮名が混じっています)

かな書道は好きちゃうし、乗り気も薄いながら、2ヶ月くらいお稽古。
我ながら頑張って集中して書き込んだので、ふむふむとそれなりに嬉しい。
かといって、「さらに励みます!」にはなりそうにないけど、教室で書いてるときは楽しいから、これからも書道は続けるつもり。