ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本「こまどりたちが歌うなら」

2024-10-02 19:32:00 | Book&Art&TV


とっくにブログアップしていたと思っていたら、まだ、下書きメモに残っていた(読んだ時期は9月初め?)

特に沿線や地元が出てくる本を選んだわけではないのに、またまた、ヒットした。
和菓子会社吉成製菓に親類コネ入社した小松茉子、パワハラみたいな上司や頼りない3代目社長、仕事はできるがつっけんどんなパート同僚に囲まれて、それでも前の職場の後悔はしないと、見て見ぬ振りはしないと周囲の状況をつぶさに観察
同僚には「物事そんなに見過ぎると疲れる」と言われても、諦めず、勤務時間や有給休暇のことなど、積極的に業務改善を提案する。
京阪電車の大きな駅にはスイートボックスという週代わりのお店が出る。
たぶんこれがモデルの駅出店の話や、母親とモノレールに乗って行くショッピングセンターはAEON大日だし、噴水の周りに石畳のある公園は鶴見緑地なのよね、きっと。
そして、2人のデートの場所、月に1回開かれる手づくり市は、お寺の境内ではないけど枚方宿の「五六市」かな。と想像をめぐらす。

【「大丈夫?」と尋ねたら「大丈夫」と答えるしかない。
大丈夫でなかったら、ちゃんと言わなければいけない。】抜粋
年取るとどうでもいいやと思うことが増えるけどがんばろう。

なんで未投稿がわかったかというと、友だちに本を紹介するために自分記事や書名を検索しても上がってこない。
絶対書いた覚えあるのに、出てこない。
それで、下書きメモファイルを調べたら残ってたわけで。

読んだ本「鱗や繁盛記」

2024-09-13 13:02:00 | Book&Art&TV

直木賞作家の西條奈加の本も当たり外れ?好みの問題?
1冊は読みきれんと、途中放棄した。
これはすぐに読み切ったけど、ストーリー展開がなんだかなぁ。
田舎から傾いた料理屋の鱗やに奉公に出されたお末、婿の若旦那と共に店を盛り上げていく。
悪人は心底から極悪人なだけで面白みがないし、良い人のはずの若旦那もなんかいびつで共感しにくいし、途中から町人の仇討ち話になって、最後の20ページで、バタバタと都合よく完結してしまうのもあっけない。
ただの繁盛記のまま、ほっこりする内容のほうがいいような気がする。

読んだ本「四十歳、未婚出産」

2024-09-07 13:47:00 | Book&Art&TV


垣谷美雨の本は続けて読むと飽きるけど、久しぶりに読むと面白いのね。
旅行代理店勤務の40歳目前の優子が仕事の下見のカンボジアで、ひょんなことで同行の一回り下の年若いイケメン部下と関係を持ってしまい、よもやの妊娠。
結婚は考えられず、シングルで産むか産まないか。
田舎の母、姉、兄、高校同級生を巻き込んで奮闘、会社の同僚、上司の目をかわしつつ、何とか着地点を見つける。
未婚、出産、離婚、移民、田舎のしがらみ、会社のパワハラなど、あるある話に破綻なく、そんなわけないやろ!という突飛な展開もなく、共感しながらがんばれってエールを送れる明るい小説です。

2026年大河ドラマの秀吉役

2024-09-06 14:18:00 | Book&Art&TV

公園のコリウス


NHKの大河ドラマ、欠かさず真剣に見ているほどではないけれど、何となくは見ています。

来年は江戸時代の版元の蔦屋重三郎の話、ちょっと楽しみ。

その次の2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟」の主演は早々と仲野太賀(朝ドラに出ていたが、ホンマええ俳優さん)で決まったが、準主演の秀吉役は誰になるのか?ネットで予想されている。

仲野太賀は31歳168cm、豊臣兄弟は実年齢差3歳、秀吉のほうが小柄イメージなので高身長は違和感ありで、私も予想俳優の中からピックアップしてみた(暇やなぁ笑)

人たらしでずる賢い秀吉役はかなり候補が限られてくるね。濱田岳や柳楽優弥?


読んだ本「残照の頂」

2024-09-04 17:22:00 | Book&Art&TV


湊かなえの山女日記の続編
今、朝日新聞小説で湊かなえの「G線上のアリア」を掲載している。
新聞小説はあまり読まないけど、これは毎朝しっかり読んでます。
やたらに枝葉末節が入り組んで、伏線らしきものが多くて、なかなかストーリーが展開しないから少々めんどくさくなってきてるけれど。

山女日記は面白かったし、テレビドラマも見ていたけど、続編の短編4編は、うーん。
湊かなえって饒舌な文章なのだと改めて感じた。
なまじ、登山経験のある者にとっては、いちいち、こんな初心者向け登山解説みたいな文章は要らんよなぁ。
ストックは2本がよいとか、急な岩登りはストックはザックに仕舞うとか。登山用ザックや衣類のこと、行動食。
登ったことのある山、近くまで行った場所(燕岳、立山雄山、五竜岳、大天井岳)がいくつか載っていて、燕岳合戦小屋のスイカ食べたとか、山の行程はそのとおりなんだが、「そんなん、知ってるわ」と傲慢ですが、なんか、山行きをおさらいしました、だけの感想。
ちなみに、滋賀県の武奈ヶ岳のストーリーは出町柳からスタート、和菓子のお店は出町ふたばがモデルっぽいな。

どっちにしても、山仲間も亡くなって、私も年くって、もう、山は登らない、登れない。
思い出だけが宝物。

読んだ本「母の待つ里」

2024-08-29 16:11:00 | Book&Art&TV
後ろ姿が中井貴一だ(笑)
 
台風10号がやってくる。
午前中は、裏の軒下の園芸ラックの整理して、不用品をゴミに。
暴風対策もしっかりやったのに、たぶん、こっちに来る頃には風は大丈夫そうな。
でも、全国的に雨は続くし、これ以上の被害は出ませんように。
クーラー無しで涼しいし、本読みは快調。
図書館で借りてからよく見たら、これ、テレビドラマ化されるのね。
いや、面白かったです。おすすめ。
古いテレビなのでBS4Kでは見られなかったけど、9月21日〜BS1で再放映されます。
ストーリー設定はなんか、星新一のショートショートみたく不思議な感じがして、内容は昭和の人情話みたいな。
おかしくも泣ける浅田次郎の真骨頂。
サラサラと読めるのにぐいっと心に残る浅田次郎はやっぱり良き良き。
独身で大企業の社長まで上り詰めた男(中井貴一◎)、認知症の母を亡くして悔恨の残る女医(松嶋菜々子⚪︎)退職後突然妻に離婚突きつけられて呆然のサラリーマン(佐々木蔵之介△ちょっとイメージが?)
架空のふるさとの母(宮本信子◎)に会いにいく。
さて、原作とドラマとどっちが面白いだろうか。楽しみ。
ドラマを見たらわざわざ原作を読もうとは思わないかもしれないので、早めにお読みください。

読んだ本「六つの村を越えて髭をなびかせる者」

2024-08-27 14:54:00 | Book&Art&TV


8/12にドサッと並べた図書館本6冊、本日8/27に全て読了しました。
外れがなかったのが良き良き。
特に中身を吟味して借りたわけでもないのに、場所や地名がリンクしていたのが面白い。
今回はこの前の「ともぐい」と同じ蝦夷(北海道)が舞台です。
最上徳内、蝦夷と呼ばれていた幕末の探検家くらいの知識しかなかったので、こうやって小説になるとワクワク読めた。
未開の蝦夷でアイヌ人を友としてアイヌ語を習得、厳しい自然を顧みず、クナシリやカラフトまで踏破、時の幕府に罪人として牢に押し込められ、不運や不遇を乗り越えて、晩年はシーボルトの良き友となる。
昔読んだ四千万歩の男(井上ひさし)も面白かったし。
実話に基づく地理もの、探検ものは好きです。

読んだ本「ともぐい」

2024-08-23 13:41:00 | Book&Art&TV


2022年下半期の直木賞受賞作。
こんな力強い硬派な作品、女性が書いてるのね。
明治期、北海道の山奥で孤独に暮らす凄腕猟師の熊爪の物語。
獲物は町に下りて商家の主に買ってもらい、最低限必要なものを手に入れて、再び厳しい山中で犬と暮らす。
熊との死闘を含め生々しく凄まじい場面が出てくる。
動物の解体場面を知らなきゃ書けないわな。
時代に乗り遅れて事業に失敗、傾いていく店に居た盲目の陽子を連れ出して、2年ほど山で生活するが…
獣ってなんかすごい臭そう。
想像するだけでゲンナリしてくる小説ではあります。
同じときの直木賞の万城目学の御所グラウンドのほうがうんと爽やかだ。

読んだ本「砂嵐に星屑」

2024-08-22 15:28:00 | Book&Art&TV

猛暑再来。その後、台風来襲の気配。やる気無し。水彩教室から持ち帰った水入れが見当たらん。失せ物はさらに気力を削ぐ。

本はたいがいは新聞広告を見て予約している。
別に中身で選んだわけでもないけど、これも「中之島」「北浜」など馴染みのある地名が出てくる地元ネタの小説だった。
「春」「夏」「秋」「冬」をテーマに、大阪のテレビ局で働く20代から50代までの4人のそれぞれの仕事や恋愛絡みの連作短編になっている。
読みやすく面白かったけど、なんも覚えてないなぁ。
テレビ局あるあるみたいな話は興味深く、ドラマになったらウケルだろうなと。

そういえば大阪最後の一等地「うめきた」エリアはどうなってるのかな。
大きな都市公園ができるのは楽しみ。
迷うのが怖くてしばらく梅田大阪駅界隈には出向いていないけど、9月に一部分オープンするそうです。

読み終えてから気づいたけど、作者の一穂ミチはこの前、「ツミデミック」で直木賞受賞してますね。

地元のNHKドラマ

2024-08-17 17:23:00 | Book&Art&TV

最後の夏バラ?
京阪園芸のYouTube見ていたら
夏剪定(9月半ばの)の前に
摘蕾(てきらい)すべしと
なので、あと数日後には取ります

京阪沿線の御殿山神社でドラマのロケがあったと、地元のサークルの人が言っていたNHK終戦ドラマを見ました。
岸部一徳の大阪弁が優しく、コミカルもシリアスも演じられる良い俳優さんですね。
再放送は8/31午後4:40から。