若草山から大仏殿
友だちから「正倉院展のチケットがあるよ」とお誘い、3人で奈良へ行ってきた。
奈良国立博物館正倉院展は毎年今頃に半月ほど開かれているが、わたし初めてなんである。
歴史や仏像、宝物にあんまり興味がないのと、どえらい混雑というので敬遠していたわけで。
朝、10時45分に着いたら、すでに行列が続き、入館するまで15分ほど並んだ。
館内は、ま、いっぱいだけど、だいたい美術展でもこんなもんだし。
主な出展物をチャチャッと見て、ポスターになっているメイン展示「漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)」の前でまた行列。
1列目で見るには30分並ぶ。2列目から見るだけでいいなら、並ばなくてもよい。
で、当然、2列目でOK。館内薄暗いし1列目でもハッキリ見えへんと思うけど、展示室の中でまた並ぶというのにびっくりした。
昼食の釜めしセット。ま、どこの釜めしでも同じようなもん。
春日大社に足を延ばして
いつも入ろうかどうか迷う万葉植物園に入ってみた。
ツワブキと桔梗(万葉集では朝顔に該当)
万葉集に興味と知識があれば、それなりに面白いだろうけど、特段に思い入れもなければ、ふつうの植物園で十分。
これで次回から入ってみたいと思わなくて済む。
手をたたくだけで集まってくる鯉の大口
次はどこへ行く?じゃ、若草山に登ろう。で、反対も無し。
私もてっぺんまで登ったことないし。
若草山は入山料150円が要る。タダではなかったのね。
上のほうまで石段が続いて、けっこう、息が切れるが、どんどん奈良市街が下に見えてくるので気持ちがいい。
かすんでいて視界が良くないのがちょっと残念。
1月の末に若草山焼きがあるので、ススキの地上部やもナンキンハゼも燃えてしまう。
若草山のいちばん高いところ、標高342m。麓からは標高差240m、登り35分くらいかかった。
3つの山が重なっていることから、三笠山とも言われている。
『天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも』 安倍仲麿
奈良公園、赤くなってるのはナンキンハゼ。紅葉はまだまだこれからだ。
ダウンのベストまで着こんで行ったけど、バッグにしまいこんで、コーヒーフロートで休憩。
朝に近鉄奈良の駅でもらったスタンプラリー、万葉植物園や若草山でスタンプ押してもらうのを忘れて、規定の3個に足りないけど、半券を見せて無理お願いしてガラポン1回引かせてもらう。
友だちは絵葉書、私はキャンディ1個…厚かましくも頼み込んでこれか…
帰宅したらもう真っ暗だった。
写真は全てPowerShot SX280。やっぱり、薄暗いところや望遠になると画質がうんと落ちる。
コンデジだから当たり前か。