今どき小説を3冊借りたものの、2週間で3冊は無理無理。ようやっと、これだけ読めた。
三浦しをんは「舟を編む」「神去なあなあ日常」くらいしか読んでないけど、面白い。
「ののはな通信」は野々宮茜と牧野はなの2人の女子高時代からの往復書簡だけで綴られた小説。
「のの」と「はな」のネーミングがいいね。
手紙やメール本文だけで筋書や互いの人生状況がすべてわかるという手法。
いわゆる女子ラブで惹かれあった2人、熱い手紙交換のあと、いったん別れる。
はなは外交官と結婚、アフリカの一国(モデルはルワンダかな?)に赴任中に、20年以上経ってメールで再び愛を交わす。
2人の始まりはグリコ森永事件の頃、そして、インターネットメールで繋がる世界へ。
女子愛の気持ちはわかるけど、まあ、何十年も思いが続くやろか。それは女同士でも男女でも。
案外、会わずにメールだけとかのほうが想像が膨らんで長持ちするかも。
後半の心情描写が少しダレダレで飛ばし読みして、最後の部分を読む。
結局、はなはひとりどこかの国のボランティア活動に身を投じ、行方知らず。
ののはライターとして東日本大震災の地に行く。
ファースト映画じゃないけど、小説はダイジェスト版でよいわという根気のない読み方です。
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