日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「桃のつぼみ」1首

2023年03月10日 | 日記
 春めいてきた昼下がり、いつもの道端に、腰よりも低い小さな桃の木が、蕾をつけているのに気づきました。細い幹に不釣り合いなほど、大ぶりの蕾は瑞々しくきめ細かなで、大きな花を咲かせそうです。

胸元に 届かぬほどの 幼木の 桃のつぼみや 肌理つややかに
(胸元に届くか届かないほど小さな桃の木に、大ぶりな蕾がいくつか並んで瑞々しく、もうすぐ花開きそうです)

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