日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「よみがへる心地」1首

2024年02月12日 | 日記
 寒さが緩んだ午後、用事を済ませて帰ってくる途上、遠い昔の物思いに沈んでいるうち、思いが尽きはてて、我に返りました。深い闇から浮かび上がってきたような、晴れた空が見慣れないもののような、不思議な気がしました。

過ぎし世の 思ひしづまりて
よみがへる 心地こそすれ
青空の奇し

(遠い昔の物思いに沈み、思いが尽きはてて静まり、やがて我に返り、生き返ってきた気がしました。空が見慣れない不思議さで広がっています)

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