きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

5月22日(木)のつぶやき

2014年05月23日 02時18分29秒 | 日常

大飯原発再稼働停止判決が出ました。この判決で利益を得るのは、石油産出国です。小泉元首相が原発即時停止を突然言い出したのは、その背後に、原油産出国、たぶん、米国の圧力があると思います。発電のために、原油、天然ガスを輸入するために、年間、4兆円、よけいに費用がかかっています。


エネルギー安全保障を考えた場合は、原発が稼働していない状況は、非常に好ましくはありません。しかし、南海トラフ地震が切迫している現状では、太平洋側の原発を稼働するのは極めて危険です。しかし、津波と地震の影響が比較的小さくて、安全な原発を稼働せる事は、政府としては、前向きになるはず。


原発を動かさないと言う事は、原発にかかわる技術が失われてしまう事になります。一度失われた技術を元に戻すには、長い時間がかかります。技術の継承、エネルギー安全保障という観点からも、原発は稼働させる必要があります。日本が対米戦争に踏み切ったのは、原油が大きな原因でした。

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対米戦争までは、日本は、原油の6割ほどを米国から輸入していました。米国は、経済制裁で日本に原油の輸出を停止します。これを受け入れた場合は、日本は、実質的に米国の植民地になります。独立国であった日本は、対米戦に突入し、戦争の早期終結で講和に持ち込もうとしました。しかし、長期化した。


日本は原油を求めて、インドネシアなどの南方に進軍します。これらの諸国は、すでに、オランダ、英国、米国等の白人の植民地でした。この日本の進軍は、植民地ではあっても、他国の植民地に軍事介入したのだから、侵略というふうにとらえることは、あながち、間違いではありません。


侵略という定義が、他国の現地の住民と戦って、その領土を奪い、その国民を奴隷のように扱うというのであれば、日本の進軍は、侵略ではありません。日本は、現地の住民と戦ったのではなくて、その国を植民地にしていた白人と戦ったのです。その結果、アジアの諸国が独立することになったのです。


日本の海の周りには、メタンハイドレート、油田も、レアメタルもあるのですが、商業化にはまだ時間がかかります。日本は、潜在的資源大国ですが、現実的には、原油の多くを中東から輸入しています。タンカーは、マラッカ海峡を経由して、南シナ海を通ります。その南シナ海で紛争が起きています。


これは、対岸の火事ではなくて、日本にとっては対米戦争以来、国家的危機に発展しかねない事案です。中国は、南シナ海のほぼ全域が中国領海だと主張しています。もし、中国が日本に向かうタンカーを南シナ海を通過させないという暴挙に出た場合は、日本はエネルギー危機に陥ります。


石油をめぐって、中国との開戦もないとはいえません。そういうことを避けるためにも、原発の稼働は必要だと言う事です。中東の原油が輸入できなくなった場合は、米国、ロシアからの輸入を増やすことになると思うのですが、その場合は、日本は、米国、ロシアには頭が上がらなくなります。