自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'23 昆虫の頭・顔 ~セダカコガシラアブ~

2023-05-06 | 昆虫

午前7時。公園を歩いていて,ふと,ニセアカシアの葉を見るとセダカコガシラアブがいました。どうやらそこを一夜のねぐらにして,気温が低い朝,動かずにいたようなのです。

 

胸部と腹部の特異なつながり方が目をくぎ付けにします。

 

縦方向の構図に入れました。

 

もちろん,さっそく,顔写真の撮影です。歩くときは,ふつうコンデジを腰に携帯しているだけなので,とりあえずの画像を得るだけで満足しなくてはなりません。

複眼を覆う毛が印象に残ります。

 

横から。口の様子がまったくわかりません。どんな形状をしているのでしょう。

 

撮影地ではここまで。撮影心はまだ不完全燃焼です。

せっかくなので持ち帰って,スタジオで改めて撮影し直すことにしました。これについては明日記事にする予定です。

 


ベニシジミ,孵化へ(4)

2023-05-06 | ベニシジミ

4月22日(土)。

今日もまた孵化。その兆候を感じ,殻に穴が開き始めたら,一層慎重に観察を続けます。

 

ここからは観察しやすいように葉柄を横向きにしました。穴がかなり大きくなって,頭部が見えかけました。ここからはさらに慎重に観察。

 

卵内ではからだをゆっくり回しながら穴を大きくしていきます。

 

頭部がすっぽり見えかけます。こうなると,もう誕生寸前。

 

いよいよ出始め。

 

からだを乗り出すようにして。よく考えてみると,「よくもまあこんなに小さな卵に,よくもまあこんなに大きなからだが入っていることよ」という印象です。卵の直径は0.59mm,高さ0.32mm。

 

すらりと伸び曲がった毛が大いなる特徴です。「おめでとう」の瞬間です。

 

このようにきちんと状況を記録できるとやれやれ。「ほっ」。

 


ナメクジ,卵から孵化へ(15)

2023-05-05 | 生物

4月8日(土)。

卵殻から幼体が生まれる瞬間を目撃できるときは,ほんとうにラッキー。

 

これも。

 

するするっと出て来ます。

 

これ(中央)だって。

 

まだまだありますが,本シリーズはこのくらいにとどめておきます。畑作業で偶然卵塊を見つけたことがきっかけで,こんなに事例がゆたかに手に入りました。畑とナメクジに,こころから感謝。

 


キカラスウリの成長(2) ~植え替え~

2023-05-05 | 植物

4月29日(土)。

キカラスウリの発芽が続いています。葉と茎は生き生きとした緑色をしています。一方のカラスウリはまだまったく発芽なし。

 

こんなに小さくても巻きひげが伸び出しています。

 

地中の根は相当な長さだと思われます。これでは窮屈至極でしょう。プランターに移植することにしました。ポットから出したとき,根はほんとうによく伸びていました。

 

これが植え終わったプランターです。

 

これからこれを管理していきます。

 


ナメクジ,卵から孵化へ(14)

2023-05-04 | 生物

4月5日(水)。

卵塊はシャーレの中に入れ,蓋をしています。ナメクジの幼体たちはシャーレから出て行くことはできません。ふしぎなことに,類は類を呼ぶごとく,蓋裏に集合していることが度々。集合性があるのでしょうか。

 

互いに相手をなかまと認識できているはず。

 

4月6日(木)。

シャーレの土の中に雑草の種子が入っていたようで,発芽。それに幼体が登っている光景です。

 

そんな写真を撮っていると,また孵化!

 

毎日,観察の目が離せません。

 


"魚露目"で見たジャガイモの花

2023-05-04 | ジャガイモ

ジャガイモの花が咲いています。今年は三種のジャガイモを栽培。この写真はホッカイコガネのそれ。結実と収獲をたのしみにしているので,ホッカイコガネの栽培は欠かせません。

 

光をいっぱいに浴びてニコニコしているような。奥の雲が風景に溶け込んでいるような。

 

もう一つの畑でもホッカイコガネ。大きくして見てみると,ずっと向こうに軽四が走っていて,右端にわたしの作業車があるがわかります。これがこのレンズのおもしろさです。

 

ニジュウヤホシテントウはジャガイモの害虫です。これはほんとうに厄介な昆虫です。でもわたしは適当にしています。

 

もうすぐ花が実に変わっていきます。たのしみ,たのしみ。

 


チューリップの実生,二年目の挑戦(9)

2023-05-03 | 植物

4月28日(金)。

花壇やプランターに植えてあるチューリップは,花が咲き終わり,“でんぷん製造工場”である葉でつくった球根を太らせています。球根をより太らせるために,子房部分は栽培者の手で大抵切り落とされてしまいます。そしてやがて葉は次第に勢いを失い,夏眠準備に入ります。

わたしが実験・観察中の実生チューリップも同じように,地上部の葉は色褪せ始め,勢いも失せてきました。

 

背丈が高いもので7cm程度でしょうか。

 

これを花後の株と比べると雲泥の差です。

 

一つの球根を掘り起こしてみました。どんなふうに新しい球根が形成されているのか,気になります。こんな地中深くに白っぽい球根ができていました。

 

それでは植えたはずの球根はどうなったのでしょう。なにしろ浅いところに植えたのでしたが。これも気になります。土を取り除いてみると,なんと地面近くに球根の名残りがあって,そこから根が二本伸びていました。つまり,新しい球根が,古い球根のずっと下の方に形成されたというわけです。古い球根にすぐ横にでもできるのかと思っていたのですが,大外れ! これは意外でした。球根の新しい姿を目撃した気持ちがしています。

 

すべての球根を掘り起こしたら,全体の様子がくっきり見えてくるでしょう。それがたのしみです。近くその作業を行います。

 


ベニシジミ,孵化へ(3)

2023-05-03 | ベニシジミ

4月16日(日)。それぞれの卵は中に黒っぽい影ができていて,順調に経過しています。

二つの卵は隙間に産み付けられているので,撮影がたいへん。

 

残り二つ。一つは真横から見てみました。

 

4月19日(水)。最初の孵化をなんとか撮影。ただ,狭い位置にある上に皮が視野を遮ったため,満足できる画像は得られなかったのが残念。

 

卵殻から出る直前です。

 

まさに出ようとする瞬間です。

 

出て来ました。誕生です。

 

立派な毛で覆われています。

 

今季初めて撮った誕生シーンとなりました。

 


ナメクジ,卵から孵化へ(13)

2023-05-02 | 生物

4月3日(月)。

孵化が続く卵塊を何度も確認していると,孵化場面を見逃すことはありません。それだけ卵の数が多く,孵化が限られた時間帯になされるということなのです。

 

出始めから出終わりまでを観察するのは大層なことではありません。スルッと,そんな感じで滑らかに出て来ます。

 

ナメクジも一つのいのち。

 

埋もれた卵の中から姿が見え始めます。

 

奥の方から出て来る場合は,卵殻が見えにくい状態です。よほど注意をしていないと,知らぬ間に出ているといったことが度々。写真中の他の卵はまだこれから孵化するものばかり。

 

これだけ撮っても飽きません。

 


ベニシジミ,孵化へ(2)

2023-05-02 | ベニシジミ

4月15日(日)。真ん中辺りがやや黒っぽいかなと感じるようになりました。この画像はトリミングしたものです。直径はおよそ0.6mmです。

 

これは確かに影を感じます。トリミングなし。

 

上写真の葉柄の向こう側に,さらに二つの卵があることを発見! これは影がたしかに認められます。もしかすると,同じ成虫が産付したのかもしれません。

 

何度観察してもたのしいし,観察する以上孵化を見逃したくないですね。