自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

"魚露目"で見たフタスジサナエ

2023-05-08 | 昆虫

青葉・若葉のみごとな季節です。前日は雨。この雨に洗われたように,木々のみずみずしさが光っています。

公園に久しぶりに行きました。ツツジが満開を過ぎて,季節の移り変わりを知らせています。そこにふいっと飛翔しながら現れたのがトンボ。ヤンマ型の小さなトンボで,交尾中でした。ふしぎなことに,パッと離れて,一匹がコンクリート橋の手摺りに降りました。

「どうか,そのままでいておくれ」。そう願いながらレンズを近づけて行きました。胸部側面に二本の黒い筋があります。翅を広げてじっとしています。どうやらフタスジサナエのようです。

 

このときの撮影環境で最大限近づきました。レンズ先にコンクリートがあるので,これ以上接近するのは無理。

 

トンボは,わたしの願いが叶ったのか,わかってくれたのか,逃げませんでした。このコマを撮り終わったとき,パッとどこかに行ってしまいました。「ラッキー!」。

 


'23 昆虫の頭・顔 ~ツマグロヒョウモン(オス)~

2023-05-08 | ツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモンのオスが我が家の庭に飛来。それを捕獲して撮影しました。一夜の撮影だったので,チョウが動くと失敗,また失敗。とにかくたいへんでした。

撮影は,チョウの上に投影のコップを被せ,動きが止まったときにそっと上げてわずかにできた隙間から,というふうにしました。こちらの気配を感じたときは,翅を広げたり畳んだりの繰り返し行動をしました。この行動が始まると,コップを元に戻します。行動が収まると,また撮影です。

 

まずは横の表情から。

 

次に前から。こうして見てみると,チョウ類の体を覆う毛にはとにかく目を見張るものがあります。撥水と保温への貢献度は相当なものなのでしょう。

 

さらに近づいて撮ります。

 

 

「光をこう当てると,どんな効果が出るかな」。そんな工夫を一瞬するのはおもしろいもの。影ができて,立体感が感じられます。

 

おしまいは,やはり真正面から。すまし顔です。

 

アップしました。幸いじっとしていました。

 

こんなわけで,このチョウ,一夜の協力者になってくれました。感謝。