自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

冬,ヒラタアブの吸蜜

2016-01-16 | ヒラタアブ

昆虫観察・昆虫撮影に関するわたしの最大の関心事は,昆虫がいかに生きているかを探り,記録することにあります。記録するとはいうまでもなく画像に残すということです。

生きている姿は,生まれる,食べる,排泄する,変態する,……,そんな変化・成長から読み解くことができます。これらの,まさにその瞬間その瞬間を目撃できれば,生きものに共通した生態や,昆虫らしい特殊性が確認でき,おもしろいだろうなといつも思っています。

花粉や花蜜を口にするときの行動もその一つ。漠然と行動をとらえるのでなく,「これぞ,蜜を吸っている」「この瞬間,花粉を舐めている」という生々しさを切り取りたいと思います。そのためには深度の深い,奥行きの感じられる写真が撮れたらサイコー!

さらに,これがコンパクトカメラを使って簡単にできたらスゴイでしょう。気軽にできれば,それだけ観察のチャンスが膨らむのですから。

そんな気持ちで正月過ぎに撮った写真が下のものです。


しかし,すこしでも動いていたらさっぱりダメです。このときのヒラタアブもまた動いていました。深度合成処理を行った写真ですが,二重になった部分もあって出来は今一つ。微妙にでも被写体が動いていたらうまくいきません。 

深度合成写真撮影は,チャンスがいろいろ巡って来る春に期待することにします。

 


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