自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'21昆虫の頭・顔 ~ホソヒラタアブ~

2021-01-26 | ヒラタアブ

冬でも探せばホシノヒトミの花を見つけることができます。小さな花で,今の時期は春よりずっと背が低くて地表すれすれで咲いています。これには,地温の高さが大いに関係しているのでしょう。

冬に咲くホシノヒトミは昆虫の手助けを借りなくてもちゃっかりと結実する奥の手を持っています。ほんとうは昆虫に受粉を仲立ちしてもらいたいはずなのですが,厳しい自然の中で生き抜くには別の手を準備しておくのが得策。これが自家受粉。

とはいいながら,冬だって昆虫に来てもらえばホシノヒトミにとって気分はサイコー! そんな事情を推し量りつつ,今日(1月26日)昆虫を探していると,あのホソヒラタアブが来ていました。ヒラタアブのなかまはホシノヒトミでよく見かける昆虫です。

接写で迫るのですから,細心の注意深さが必要となります。なにしろ気づかれたら,一瞬にしておしまいです。そっと,そっと近づきます。

しめしめ,まったく気づいていない様子。複眼に花粉が付いています。

 

また一枚。今度は前方向から。

 

ヒラタアブは隣の花に移っていきました。それを狙ってシャッターを切ります。複眼が葯に触れています。

 

まだ気づいていません。

 

また次の花へ。

 

幸い,ずっと感づかれず,撮影に成功! 警戒心の強いはずのヒラタアブに至近距離まで近寄れ,気分よく撮影を終えました。

 


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