自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサクと昆虫(11)

2014-02-25 | マンサク

2月23日(日)。風は冷たいものの,日差しはすこし柔らかな一日でした。昼前,マンサクにハナバエが一匹いました。しきりに花に潜り込んだり出て来たり,また潜り込んでは出て来たりと,ゆっくりとではありますが,動き回っていました。

それで,これに注目して撮影しました。すでに本シリーズでご紹介した写真に出てきた種かもしれませんが,からだの様子が印象的だったものですから,取り上げておきます。

からだは花粉まみれ。やはり今どきの,マンサクのような咲き方は虫たちの目に付きやすいのでしょう。


花から花へと移動するのに,花弁が大いに役立っている様子です。脚の置き場には,“もってこい”という感じなのです。からだの前方から,頭部を撮影しました。もう花粉でいっぱい!


近くの花弁の裏側に,ごく小さな虫がいるようなので,確認するとクモでした。こっそり,ひっそり身を隠しています。訪れる昆虫を待ち伏せしているのでしょう。撮影しているときに,肛門から排泄物をプツッと出しました。一瞬の出来事で,まるで泡のようでした。ちゃんと目覚めているのです。


反対側からも撮っておきました。花弁の幅が2mm。クモの体長もせいぜいそれぐらいです。いったいどんな獲物を狙っているのか,と思ってしまいます。

 


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