自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アゲハの卵に寄生するハチ(6)

2021-10-03 | アゲハ(ナミアゲハ)

9月21日(火)。卵内では成虫に育ったハチが動き回っています。出て来るまであとわずか。

 

穴が開けられ始めました。位置は写真中の右下です。

 

穴の周囲をくりぬくようにして,穴を広げます。

 

触覚がちょっと見えます。穴の部分に遭った卵殻が屑になって落ちます。

 

複眼がはっきり確認できるまでになりました。

 

穴が一定の大きさになると,ハチはさっさと出て来ます。

 

誕生! アオムシコバチでした。アゲハの卵の大きさは直径1.3mm,高さ1.17mmです。その卵からの誕生です。 

 

じつは,この小さな卵には複数のアオムシコバチがいました。続いて出て来ますが,それについてはシリーズの次回にご紹介します。