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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヒメウラナミジャノメ、産卵から孵化まで(1)

2021-09-16 | 昆虫

9月15日(水)。午後1時半。勤務しているミュージアムの玄関先に広がる草地で昆虫の観察・撮影をしていると、そこにヒメウラナミジャノメが飛来。目の前で産卵。惜しくも撮影できず。

ほんとうに産卵したのか、確認。すると、湿ったコケの裏側に小さな卵が産み付けられていました。淡い水色で、なんとも美しい!  直径0.8mm、高さ1.0mm。小さい!

 

とても小さいので、慎重に触れないと落下する恐れがあります。慎重に、慎重に。

 

実際、8月末のこと、すぐ近くでごく背の低い、細ーい草にヒメウラナミジャノメが産卵したのを目撃。それを採取しようとしたところ落下。これは苦い経験、教訓になりました。

 

今回見つけた卵を採取し、紙コップに入れました。今頃のヒメウラナミジャノメは何日で孵化するか、追ってみようと思います。

これまでの観察からいえるのは、湿った、暗い感じのところを低空飛翔しながら地表に降りようとするしぐさを見かければ、産卵の兆しということです。しばらく追いかければ産卵シーンを撮影できるかもしれません。