自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ツマグロヒョウモン、秋の産卵(1)

2021-09-19 | ツマグロヒョウモン

9月19日(日)。公園の草地にて。そこは草が刈り取られ,地面を枯草が覆っています。

たまたまわたしの目の前に,ツマグロヒョウモンのメスが飛来。様子をうかがっていると,どうやら産卵行動のよう。

見ていると,すぐに枯草のところで腹部を曲げました。ふだんから,地表にいるメスを見かけたら産卵したいのかもしれないと思い,撮影準備をするように努めています。今日も,そのつもりで携行するレンズをチョウに向けていました。結果,なんとか写せました。

 

チョウがその場を離れた後,枯草を数本手に取って調べてみました。卵はほんとうに小さくてわかりにくかったのですが,一粒ポツンと付いていました。

 

ツマグロヒョウモンが食草以外の草や石に卵を産み付けるのはよくあること。チョウの気持ちに立てば,ざあーっと産み付けて,「何匹かが無事に食草にたどりつけばOK!」,そんな感じなのかもしれません。この場所の辺りには確かにスミレが生えてきます。でも,今日,わたしの目にはその葉は見えませんでした。その点,ツマグロヒョウモンはさすが! ちゃんと察知しているのでしょう。大した能力です。

 

これからこの卵の発達を見ていくことにします。