自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

’19 夏,虫の目写真シリーズ(9)~ショウリョウバッタの褐色型幼虫~

2019-07-25 | 昆虫

ショウリョウバッタにも褐色型があります。緑色型と同居しています。どちらか一方では種としての維持が危ういのでしょう。自然史の中で淘汰された結果,今,この二色が存在していると考えるのが順当です。

この写真を撮った日,同じ場所で緑色も褐色もたくさん見かけました。終齢幼虫もたくさん。たぶん,それらを狙うのはカエルやトカゲ,ヘビ,それに鳥でしょう。この日はカナヘビもニホントカゲもいました。たくさんのバッタは,そのうちにたくさん食べられて,生き残るのはごくわずか。2,3%程度かな。すこしでも生存率を高めるには,環境に溶け込んだ体色だと有利にちがいありません。枯れ葉に似る,緑の葉に似る,カメレオンのように体色を変化させるわけでないので,いずれかでなんとか生き残れるように努めるほかありません。

 

枯れ葉にいたら,ほんとうに見分けが付きにくい限りです。

 

緑の葉にいたら,目に付きます。

 

近いうちに成虫が現れるでしょう。無事に育った成虫を“虫の目”で追うのがたのしみです。  

 


’19 ジャガイモ採種に向けて(16)

2019-07-25 | ジャガイモ

7月24日(水)。ホッカイコガネの実を持ち帰って水洗い。水は井戸水です。土やゴミを取り除きます。

 

 

まずは熟した実だけを選びます。

 

揉み潰して種を取り出します。

 

果皮・果肉・種子が入り混じっています。

 

目の粗いふるいを使って種子を取り出します。

 

この後,新聞紙の上に広げます。 

 

天気がよければ一日か二日で乾くでしょう。残りの実については後日同じ要領で採種することにしています。

以上の手順は毎年のように記事にしています。