自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

’19 ジャガイモ採種に向けて(13)

2019-07-08 | ジャガイモ

ジャガイモを掘るときに,掘り残したり,小さなイモをそのままにしておいたりすることがよくあります。すると,ジャガイモが育つ季節になると,あちこちから出芽します。当然ながら,そういうものは他の作物の世話をするのに邪魔になるので,引き抜きます。

わたしはホッカイコガネに対してとくべつな思いがあるので,この品種の出芽についてはどうするか,いつも慎重になっています。いい換えると,引き抜く場合と残す場合とがあるという次第です。なにしろ,実を結んでくれるかも知れず,それを見ないまま始末するなんてまことにもったいない話です。イモを収穫したい気持ちはさらさらなし。

さて,今春。昨年植えていた畝で,何本か出芽しました。それで二本だけ残すことにしました。結果はじゅうぶん予想できるところ。もちろん実が生るでしょう。実際,二本ともそのとおりになりました。掘り残しのイモが種イモになって株が育ち,市販の種イモと同じ結果をもたらしたことになります。

 

ゆかいなことに,想像以上に充実した実を付けているのです。大きさも,ツヤも抜群! うれしくなりました。この実から採取した種子は,きっと発芽率が高いのでは? と思ってたのしみにしていたら,イノシシの被害に遭ってしまいました。実はなんとか残っているものの,株はみじめな姿に。

 

実は……。

 

他の作物も被害に遭ったので,畑をネットで囲うことに。

 


アオメアブの捕食

2019-07-08 | 昆虫

公園でアオメアブを見かけました。ここで見たのはまったく久しぶりです。背丈の低い草にとまって,なにかを抱え込んでいるようだったので慎重に近づいて確認。なんとカメムシを捕獲して捕食中だったのです。

 

カメムシはハバビロヘリカメムシでしょうか。いかにも口吻を突き刺して体液を吸っているといったふう。妙なことに,そのカメムシの背にごく小さなハエが二匹。ふしぎな光景でした。

そこから近くの葉に移動。近寄って撮影。

 

さらに近寄って撮影。

 

 

この後ここから離れた木の枝に移っていきました。そこにとまったとき,カメムシはもう抱えていませんでした。放したか落としたか,いずれかでしょう。

 

この分だと気をつけていたら,アブの捕食がまだまだ観察できそうです。トンボを捕らえたアブが撮影できないでしょうか。こんなことをいうと,トンボには申し訳ないのですが,食物連鎖の深さを知りたいですね。