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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ホシノヒトミと訪花昆虫と(3)

2015-03-17 | 昆虫と花

ホシノヒトミにアリが訪れているのを,今年初めて見ました。それも一つの花だけでなく,あちこちで。一気に春がやって来たといった感じの陽気に誘われ,地中から出て来たのです。 


蕊の根元には蜜源があって,そこが光っています。蜜がジワーッと滲み出ているのです。 


そこに口を向けて,じつに熱心に蜜を食べています。 

 
カメラはコンデジ。一眼レフなら,それなりの画像を得ることができますが,コンデジにそこまで期待するのは無理です。とはいうものの,ピタリと合うと,予想外におもしろい画像をものにできます。


アリは蜜をちゃっかり盗んでいくタイプだと思われますが,からだをよく見ると,花粉がわずかに付いています。これも場合によっては,送粉に役立っているのかもしれません。 

 


冬のキクと訪花昆虫たち(又)

2015-03-17 | 昆虫と花

体長2mm。ごく小さなハチが目にとまりました。どうやらタマバチのなかまのようです。


小さなからだでも,昆虫としての特徴をくっきり見せています。脚を見ると,太い部分とほっそりした部分とが見事なバランスを保っています。体型から見ると,なんとも立派な触覚。外界を認識するのに,この触覚が欠かせないことがよくわかります。 


黄緑をした,体長3mmのカメムシがいました。どうやらウスモンミドリカスミカメのようです。ふつうは夏から秋にかけて出現するので,この時期としては珍しいと思われます。 


前翅の先端部が褐色がかっています。 


口吻を突き刺して,汁を吸っていました。

キクはたくさんの昆虫に食べ物を提供して,受粉を助けてもらっています。“持ちつ持たれつ”の関係がうまく成り立っている世界だなあと,つくづく感じます。