このユスリカのなかまは,マンサクでは頻繁に見られるのですが,ロウバイではめずらしいぐらいです。好みではないのでしょうか。
それでも,このときの格好からは,結構熱心に餌を口にしている様子でした。
からだに花粉が付いていることで印象深いこのユスリカ,このときはそれがまったく付着しているように見えませんでした。もしかすると,訪れて間もないのかもしれません。
夕方,ロウバイの木で目にとまったのが,クモの巣に引っ掛かったユスリカ。よく見ると,二匹が絡み合っています。
そこに,巣の主が現れました。そうして,獲物を抱きかかえました。ユスリカが体長5mm程度。クモはそれよりすこし小さく見えます。
小枝から張ったクモの糸が功を奏したのです。クモ自身も糸を頼りにからだを支えています。
小さな訪問者にも,小さな外敵の目がいつも光っています。 自然の掟は手綱を緩めません。