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西国三十三所霊場の遍路旅⑥

2013年10月23日 | 次の世代に靈氣療法を伝承

花山院を参拝して下山、途中の山道では「かたつむり」がゆっくり進んでいく姿をみました、「慌てて転ぶなよ」と言われているように感じます。

いちはやく進まむよりも怠るな まなびの道にたてるわらはべ (をりにふれて)明治天皇御製

さて一路、三田から舞鶴に移動、台風は東に移動しているのに急に雨風が強くなりました。強風が宿泊先のホテルの窓に打ち付けてきます、明日は遍路の最終日となりますが関東方面に台風の被害が出ているとの情報が伝わってきます。

翌朝はその余波が続いていますが、早朝7時20分の予約をしておいたタクシーで移動、京都と福井の県境にある青葉山標高699mにある松尾寺に向かいました。

前回の台風の影響でがけ崩れがあり、遠回りして山道に入る、そこにも前夜からの突風で折れた枝が散乱していましたが、そんな山道をタクシー運転手の前田さんは何の問題もないように山道をスイスイと運転している、地元のお話を聞きながら安心してお任せして第29番青葉山松尾寺山門まで無事に辿り着きました。

さて、ここからは歩き遍路西国札所唯一の馬頭観音を祀る静かな山寺と言われるだけあって名古刹です。

本殿にお参りに行くと強風の為か門は閉ざされていました。外からのご挨拶をして納経所に向かいます、明かりがついていないもしや、「何方もおいでにならないのか」と思うほど静まり返っていました。奥の部屋に向かって「お願いします」と声を掛けますがそれでも返答がない、いやいやこれは困ったなと思っていると、「ちょっと待っててください」と奥からお声が聴こえます。

出て来てくださったのはなんと松尾山山主の松尾心空住職でした。朝一番乗りの遍路に「この雨の中よう来られました」とお声を掛けてくださる松尾住職は徒歩の遍路を自ら西国・四国の札所7000キロ以上を歩かれた方でした。そんな住職に出迎えていただき誠に光栄に思います。

しばらく遍路旅のいろいろなお話をお聞きすることも出来て、一期一会の心温まるひと時でした。

この先はどこに向かうのかと聞かれて、第28番成相山成相寺に行くことを伝えると天橋立の電車は止まっていることを教えていただく、それならタクシーの運転手に交渉して「そこまで行けるよう手配してもらいなさい」と提案を頂いたりして、松尾寺を後にしました。



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