古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

頭にくる話です。

2020年03月16日 20時57分46秒 | 古希からの田舎暮らし
『小説 外務省』(孫崎享 著)には頭にくることがいっぱい書いてあります。それが嘘でなくて、本当のことであり、しかも国民には知らされてない。次のアメリカ国債のことも腹立たしい。
 本から引用してみます。

 かつてCIAが(アメリカの)議会で「あなたたちは巨額の資金をスパイに使って、費用に見合う仕事をしたのか」と厳しく追及されたことがある。
 その時、CIAは胸を張って答えた。
「日本を見てくれ。我々の工作に成功した具体例を見てくれ。日本は今やすっかりわが国の言うとおりに動く国になった。どれだけ米国はこれで利益を得ているか」
 2013年4月13日現在で、各国の米国債保有額は、億ドル単位で次のようになっている。
 中国:12649(億ドル)/日本:11003(億ドル)/英国:1634(億ドル)/ドイツ:640(億ドル)。
 (イギリスやドイツと桁が違うほど米国債を買わされているのだ)
 米国にとって日本は絶好のカモである。ドイツの20倍もの米国債を買わせている。米国にとっては召し上げた金である。  中略
 もちろん、日本の中に、 (こうしたことに) 我慢ができないと思う政治家が時に出る。その一人が橋本龍太郎元首相である。
 1997年6月、橋本首相はコロンビア大学で講演した。ここで、橋本は、「米国債を売ろうという誘惑に駆られたことはある」と述べた。翌年8月、橋本内閣は崩壊している。
 橋本が首相を辞した後、汚職問題が起こった。日本歯科医師連盟が、橋本派議員に巨額の小切手を渡した事件である。この事件を契機に、橋本は議員を辞めた。2006年7月、腸管虚血で死亡したが、遺体は病理解剖に付された。
 本当に、日本の検察は節目節目で、対米自主派を潰してきている。
 ※(民主党政権の時代に、鳩山由紀夫/小沢一郎を潰した)
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妙子さん、お花を見てね。

2020年03月16日 13時48分01秒 | 古希からの田舎暮らし
 6時を過ぎると東の空が明るくなってきました。もうすぐ春分=お彼岸です。
 朝はまず窓を開け放って空気を入れ換えます。2分間。/6時30分。スワイショウをはじめます。まず両手を前後に振ります。3分間。/次に左右に振ります。3分間。/つま先立ちになって、カカト・トントン運動を2分間。これは余分ですが健康のために/
 仏壇に向かい、線香を立てて拝みます。それからTM瞑想。20分間。
 今朝は、きれいな花が仏壇の横に供えてありました。

「どうしたの? この花」
「萌ちゃんのおばあちゃんが、きのうたき火パーティーにいっしょに来られたでしょ。妙子さんの一周忌にお供えしてくださったのよ」
「そうか。母は花が好きだったし、うれしいだろうな」
 葬儀でおくりだすとき、体を埋め尽くすほど棺を花でいっぱいにしたなあ。

 道子さんの白内障手術・一カ月検診でした。順調ですって。もう一カ月目薬をさします。
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北方領土問題は根が深い。

2020年03月16日 02時41分40秒 | 古希からの田舎暮らし
 孫崎享 著 『小説 外務省』を読んで、思うことがいろいろありました。
 今日は、いつものことですが夜中の12時過ぎに起きて、BS1チャンネルの放送(再放送)を見ていました。「北方領土問題」の長い、長い〈日本とソ連⇒ロシア〉の外交の歴史をNHKが取材した番組です。
 日本は「4島返還せよ」というし、ソ連(いまはロシア)は「あれこれ」いうし、互いに言い合いながら戦後ずっと外交交渉をやっています。50年60年も70年も。これだけやって話し合いがつかないのだから、どうしようもない問題です。
 この北方領土問題に関する記述も、『小説 外務省』にありました。その部分を引用します。

在日本英国大使館発 英国外務省宛
 北方領土問題についての意見具申
 来るサンフランシスコ講和条約(※1951年です)では、連合国は日本に千島列島を放棄させることになる。その際には千島の範囲をできるだけ曖昧にさせておくのが望ましい。そうすれば日本とソ連は島をめぐり喧嘩し続けることとなる。この状況は我々に望ましい。
  中略
 キッシンジャーが毛沢東に「日本とソ連が政治的な結びつきを強めると危険です」と言ってる。
  中略
「英国は『北方領土で、日ソ間で喧嘩させておけ。それが我々に有利だ』と言っている。そしてキッシンジャーが1971年に同じように『日ソを離反させておけ』と言っている。
  中略
「ジョージ・ケナンは、米国外交官で最も有名な人でしょ。彼は冷戦時代、初代の政策企画本部長だった。ここで対日政策を考えていた。1947年に、北方領土で日ソを争わせれば何年間も日ソ関係を険悪なものにするかもしれないと考えていたんだ。英国も同じようなことを考えていた。
 日本は1951年のサンフランシスコ講和条約で独立した。ここで千島列島を放棄している。この時、在日英国大使館は『日本に千島列島を放棄させよ。そして、この放棄させる千島列島の範囲を曖昧にしておけば、この範囲をめぐって日本とソ連は永遠に争うことになろう』と本国に進言している。
 北方四島はジョージ・ケナンや英国につくられた陰謀と言っていいよ」

 これを読むと「日本はこの陰謀に長年はまっている」のがよくわかります。ロシアにしてみれば、これを解決してしまえば「ハイ、それまでよ」となるかもしれない。ロシアにとっては長引かせるのがいいかも。
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