古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

水のろ過装置をはずしました。

2020年03月26日 03時09分22秒 | 古希からの田舎暮らし
 裏山にひょうたん型の池を掘ったのは5年前でした。竹を片づけたら〈水たまり〉ができていました。
「裏山はやぶ蚊が多い。水たまりはボウフラがいっぱい。ビオトープにしたらボウフラをメダカが食ってくれるのではないか」と考えて、道子さんと池を掘ることを思いついたのです。
 いまブログの写真でチェックしたら2015年2月のことです。あの頃は足腰が元気だったし、筋肉の力があったし、体の動きがよかった。大働きをして池をつくりました。たった5年前のことだったんだ。
 池を掘る前の裏山のくぼみです。

 40センチの畦板をつないで、池の枠をつくりました。ツルハシで竹の根を切り、掘り下げていきました。

 古い布団や毛布で掘った地面をおおい、ドイツ製の『プールライナー』というビニールシートでおおいました。そして水をためたところです。

 ほんとに元気だったなあ。
 池に水を入れ、メダカを放ちました。メダカは増えて、ボウフラを食べてくれました。やぶ蚊は減りませんでしたが。おそらく山のわずかな水たまりで蚊になっているのでしょう。
 池には「入る水」も「出る水」もありません。水道の水を入れ、雨水がたまり、そのままです。
 水をろ過し、空気を送らねば腐ってしまう。
 家の裏から電源を引き、エアレーションのポンプで空気を送り込みました。水中ポンプを買い、プランターに砂や砕いた瓦をいれたろ過装置をつけました。不織布を何枚も重ねたろ過袋もつくりました。
 この装置がしっかり動いたのは2年くらいだったか。
 そのうち裏山の池は「ホッタラカシ」になりました。メダカは増えてるし、元気に泳いでるし、落ち葉が池に落ちても水は腐ってないし、「マ、イイカ」と思っていました。
 きのうテント台に電源をとろうとして、思いました。
「この際、エアレーション・ポンプやろ過装置を片づけよう。もう稼働させる気はないのだから」
 長いこと生きていると、そんなものがいろいろあるんですね。
 わずか5年前に「やる気まんまん」でつくったろ過装置ですが、片づけるのは大仕事でした。
コメント
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