古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

なぜか「ワクワク!」。

2014年06月19日 02時03分01秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 うちの村の営農組合で中心になって活動されてる方が「ヌートリアの檻の仕掛け方を教えてほしい」と電話してこられました。
「8匹も捕まえたことがあるそうですね。それで仕掛ける場所とかエサとかいろいろ……」。
 聞けば「山の谷の田んぼで植えたばかりの稲が食い荒らされた」とのこと。
 このブログは2009年3月にはじめたのですが、そのとき我が家の畑がヌートリアに荒らされました。(ブログに書いてます)
 数十本植えてある大根がほとんど全部齧られたのです。さらに人参、白菜なども。犯人は80メートルほど離れた「無施池」に棲みついたヌートリアでした。
 成猫大の夫婦らしいヌートリアが2匹、その子どもらしいモルモット大のヌートリアが2匹。さらに新たに生まれたようなドブネズミ大の子どもが5匹。真昼間から池の縁に出没して草を食べていました。
 村では老若男女の間で評判になり、子どもたちは学校が終わると見に来るし、おじいさんおばあさんが道で会えば「もうヌートリア見なはったか」があいさつになるほど。
 でも畑の野菜類が全滅しそうな我が家は「キッ!」となって市役所に檻を借りて仕掛け、つぎつぎと捕獲しては役所に引き取ってもらいました。(残った成猫大の1匹はどこかに行ってしまいました)その後、<福地池/蛇が池/定池>で成猫大のヌートリアを目撃しましたが、1匹だけの独居老人風の雰囲気でしたから強い危機感を持ちませんでした。
 しかしヌートリアは目立たなくても、ちゃんと生きていたのです。(おそらく独居老人風に独りさびしく)
 というのは、もし夫婦でいたらぐんぐん繁殖していたでしょうから。調べてみるとヌートリアは季節に関係なく年に2~3回出産し(妊娠期間は130日)、一度に生む子どもは1~12匹(平均は5匹)で、彼らの寿命は6~10年とあります。だから夫婦で暮らしてせっせと生みつづければそれこそネズミ算でアッという間に爆発的に増えていたはずです。
 今回の被害は福地池に棲みついた独居ヌートリアの仕業のようです。いっしょに現場に行ってみました。
 ヌートリアは水辺からあまり離れません。(100メートルも離れることはないそうです)被害の田んぼは福地池のそばで、水から上がりやすい溝があります。その上り口にジャガイモ・人参を誘引するように置き、その先に檻を置きました。(踏み板式の檻です)
 これを書いているのは午前2時頃ですが、明るくなったら軽トラで山の谷の田んぼに「檻に掛かってるか」見に行きます。被害にあった田んぼは植え直すのがオオゴトでしたし、また荒らされるかもしれません。ケシカラン!
 でも、なぜか「ワクワク!」。すみません。
 
 
コメント
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