古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

心は風雲急を告げるけど冷静に冷静に……。

2010年10月03日 05時08分15秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 アライグマの出没はある程度覚悟して、なるべく早めにサツマイモを掘ってしまおうと道子さんと話していました。ところが猪が出没するという話を聞いてから、ふたりとも心が波立って落ち着きません。アライグマならトウモロコシがいくらか被害にあったし、檻で捕まえたこともあるし、ある程度相手がわかってるつもりです。しかし猪となるとどれくらい被害を及ぼすのか、何を食い荒らすのか。わかりません。不安です。
 もしサツマイモが全部食べられてしまい、落花生もコイモも全部食べられてしまったら。道子さんが毎日ほんとに一生懸命にムシとたたかっている小豆、サヤがふっくらして枝豆として食べると最高においしい大豆、すくすく育っている黒大豆が、食い荒らされてしまったら。そう思うと心の中は大荒れの天気。なんとかしなければ。何かしなければ。
 きのうはまずサツマイモを全部掘ってしまいました。あと残っているのは『シモン一号』8株だけです。カイアポという商品名でも売られている薬効のある芋で、天ぷらにすると上品な味です。試掘してみたらまだ芋が小さく、11月はじめまであと一ヶ月そのまま置きます。この芋は一度栽培した畑の養分を吸い尽くすので五年間はつくれないといいますし、折角ここまで育ったのですから。
 というわけでサツマイモの次は落花生を掘って干しました。写真は落花生を前の日に慌ててつくった稲木に架けているところです。これで半分です。もし干している落花生が食べられるようならこの上から動物保護ネットを掛けます。
 と、そこまで一心不乱に仕事をしたのですが、あと少しというところでふと疑問が生じました。アライグマはトウモロコシの皮を剥がして食べるし、スイカは穴をあけて中をすくって食べる。かなりグルメな食べ方だ。そのアライグマが生の落花生を皮のまま食べるかなー。またもしそれが不味かったら、一つ一つ皮を剥いて食べるかなー。
 猪にしてもやわらかい葉っぱや大根のような根菜でなく、殻付きの落花生をそのまま食べるかなー。剥くのは無理だし。どうやら落花生の収穫は少し早かったようです。殻は大きく見えても中の豆はあと二週間くらいは畑に置きたかった。ということに気づいて半分は畑に置きました。これでもし猪に食べられたらあきらめることにしましょう。
 夜盗虫が来ようと猪が来ようとここは冷静に冷静に。しばらくは粛々と秋の収穫にはげむことにします。
コメント (1)
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