古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ヒトラーの例え、見識を疑う

2009年10月31日 00時41分22秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 10月30日の朝日新聞『声』欄にきのうぼくのブログに書いた趣旨の投書が掲載されていました。もしこんな発言がなかったら自分が投書しようと思っていましたから、いまから写します。
 
  ヒトラーの例え、見識を疑う  東京都中野区 78歳の男性(名前略す)

 26日の鳩山由紀夫首相の所信表明演説は、従来の首相演説とは大きく異なっていた。格調高いとするか、中身が薄いとするか、その評価や論評は聞く側の自由だ。ただ政治家や政党党首として批評する場合には一定の矜持(きょうじ)があって当然だろう。谷垣禎一自民党総裁が、記者を前にしてヒトラーやナチスに例えて皮肉っていたのには驚いた。
 朝日新聞によれば、民主党議員についても「ヒトラー・ユーゲント(ナチス・ドイツの青少年組織)とか(のように)ね、ヒトラーの演説に賛成している印象を受けた」という表現を使った。
 これは、個人的印象を率直に語ったといって済まされるだろうか。欧米では、政治家の資質や思想の比喩にヒトラーやナチスを使うのは最大の侮辱であり、タブーでもある。
 谷垣氏は発言を速やかに撤回して欲しい。そうでないと日本の政治家の資質や歴史認識を疑われることにもなる。

 以上の投書に加えて言うならば、日本の政治家は、ヒトラー的なもの、全体主義の兆候に敏感であるべきです。そんな兆候があれば、怒りをもって持てる力を総動員して立ち上がるべきです。特高警察が国民を脅し、「生きて虜囚の辱めを受けず」と多くの兵士をむざむざ死地に追いやった日本という国家。二度とあのような国家にしてはならないという信念をいつも持っているべきです。
 他党をけなすのに軽々しくヒトラーを例えに出す感覚を許せません。
 もう一つ言いたいことがあります。鳩山政権は脱官僚と言っています。賛成です。インパール・牟田口・大本営・軍官僚・東条・がキーワードです。明日書きます。  
コメント (1)
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