上土棚中5・6・7丁目で、下水道の逆止弁設置工事を長寿命化対策工事に合わせて、200世帯以上の住宅で工事が行われましたが、工事説明の回覧(工事施工についてお知らせ、工事件名 平成30年度上土棚処理分区長寿命対策工事、工事概要 老朽化した汚水本管、マンホール、公共汚水桝、宅内への引込管の改修工事を行います)、工事で家庭を訪問した時点でも、宅内の汚水桝内に逆止弁を取り付ける事を知らせていませんでした。
昨日、工事が前年度に完成している地域の方と話してましたが、自宅の敷地内の汚水桝の取り換えは行われたが逆止弁の設置は聞いていないとのことです。
下水道課に確認したら、工事を知らせる観覧版にも、工事業者も説明していないことが判明しました。
逆止弁取り付けの目的は、道路が冠水して雨水が汚水マンホールに空いている穴から下水道管に流れ込んで、低い住宅内に逆流して建物内の排水穴から汚水が噴き出すことを防止します。(敷地境界近くのマス内に弁を設置して、宅内の汚水は外に流れるが、道路から流れ込んだ汚水は弁の働きで敷地内に流れ込まない装置です)
設置前は、建物2階など高いところからの排水は道路が冠水していても水圧の関係で敷地外に少しづつ流れていましたが、逆止弁設置後は道路が冠水している時間帯は、敷地境の逆止弁が働き汚水が外に出ないで、宅地内の管内に溜まり室内に溢れる可能性が有りますので、道路が冠水している時間帯は自宅の排水を止めることが必要です。
下水道課にお願いしました、逆止弁設置で家庭内への汚水の流入を防止できても、逆止弁の特性を住民に知らせないと、建物2階の排水が1階に流れ出る危険性が有ります。
工事区域内には2階建てのアパートもあります。2階の人が流した排水で1階の部屋に流れ込む危険性が有りますので、早急に説明の文書を配布すべきです。
便利な装置を取り付けても、問題点を知らせないで逆止弁設置工事を行う事は、新たな被害が発生する危険性が有ります・