新聞各社のWEBサイトに、厚生労働省が実施した「結婚後の女性の労働意識」に関する調査だ(紹介記事は毎日新聞)。
若い世代での「専業主婦志向傾向」と言うのは、バブルが崩壊してから徐々に増え始め、ここ10年ほどは半数以上が「専業主婦志向」になっている。
一つは、不景気で仕事に就くことが難しいと実感しているコトもあるだろう。
他にも、自分たちの親世代が専業主婦であった、と言う影響も無いとはいえないだろう。
もう一つは、自分たちよりも上の世代の「働く女性たちの姿」に、期待が持てないというコトもあるのではないだろうか?
1ヶ月ほど前だろうか、ある経済雑誌に「ダイバーシティ」の特集がされていた。
ご存知の方も多いと思うのだが、「ダイバーシティ」とは「多様性」と言う意味。
企業の中で性差・人種などが違う人が集まることで、多様な価値観の元、より柔軟で時代に即した発想や、動きが出来る組織作りのために必要な要素の一つと言われている。
だが現実は日本の企業の場合、人種・国籍以前の問題として、性差の壁が大きく立ちはだかっている。
特集を組んでいた経済雑誌には、リコール問題で揺れたトヨタの幹部のコメントとして、「謝罪会見で、中年男性ばかりがズラリと並んで頭を下げると言う絵は、アメリカ社会からすれば『硬直した企業・組織』と受け止められたのかも知れない・・・。もし、女性幹部が数人いれば、そのイメージが変わっていたのかも知れない・・・」と言う内容があった。
この記事を読んだとき、「日本の企業はトヨタレベルであっても、女性を『客寄せパンダ』的発想でしかみていないのかも・・・」と、ガッカリした。
そんな社会の姿を、若い女性たちの多くは、敏感に、直感的にわかっているのではないだろうか?
それが「専業主婦志向」に結びついているような気がするのだ。
いくら「男女雇用機会均等法」が施行され、女性が働くことが当たり前のようになりつつあっても、社会全体の意識がまだまだ変わっていないと言うコトのような気がする。
その裏づけと言う訳ではないのだが、同じく今日、「全国家庭動向調査」の内容が発表され共稼ぎの妻、なお大変 夫の6人に1人、家事手伝わずと言う調査結果が出ている(紹介記事は朝日新聞)。
バブルの頃=男女雇用機会均等法が施行された当時は、「女性もこれから社会で、ドンドン活躍できる時代」という幻想を抱いた女性は多い。
実際は「これからは、女性も男性と同様にハードワークに耐えるために、女性としての生き方は捨てる覚悟で仕事をする」というコトだった。
そんな働く先輩女性たちの姿は、「素敵でカッコ良いものでは無かった」。
そして今日、日本でも若い女性を中心に人気が高かったテレビドラマで、その後映画公開された「セックス・アンド・ザシティー」のシリーズ2作目の主演女優4人が来日した。
ファッショナブルで、仕事も恋も「私中心で愉しんでいる」彼女たちの姿は、一種の憧れとして多くの女性たちに写っているのかも知れない。
もちろん、「現実ではない」というコトは重々承知の上で。
若い世代での「専業主婦志向傾向」と言うのは、バブルが崩壊してから徐々に増え始め、ここ10年ほどは半数以上が「専業主婦志向」になっている。
一つは、不景気で仕事に就くことが難しいと実感しているコトもあるだろう。
他にも、自分たちの親世代が専業主婦であった、と言う影響も無いとはいえないだろう。
もう一つは、自分たちよりも上の世代の「働く女性たちの姿」に、期待が持てないというコトもあるのではないだろうか?
1ヶ月ほど前だろうか、ある経済雑誌に「ダイバーシティ」の特集がされていた。
ご存知の方も多いと思うのだが、「ダイバーシティ」とは「多様性」と言う意味。
企業の中で性差・人種などが違う人が集まることで、多様な価値観の元、より柔軟で時代に即した発想や、動きが出来る組織作りのために必要な要素の一つと言われている。
だが現実は日本の企業の場合、人種・国籍以前の問題として、性差の壁が大きく立ちはだかっている。
特集を組んでいた経済雑誌には、リコール問題で揺れたトヨタの幹部のコメントとして、「謝罪会見で、中年男性ばかりがズラリと並んで頭を下げると言う絵は、アメリカ社会からすれば『硬直した企業・組織』と受け止められたのかも知れない・・・。もし、女性幹部が数人いれば、そのイメージが変わっていたのかも知れない・・・」と言う内容があった。
この記事を読んだとき、「日本の企業はトヨタレベルであっても、女性を『客寄せパンダ』的発想でしかみていないのかも・・・」と、ガッカリした。
そんな社会の姿を、若い女性たちの多くは、敏感に、直感的にわかっているのではないだろうか?
それが「専業主婦志向」に結びついているような気がするのだ。
いくら「男女雇用機会均等法」が施行され、女性が働くことが当たり前のようになりつつあっても、社会全体の意識がまだまだ変わっていないと言うコトのような気がする。
その裏づけと言う訳ではないのだが、同じく今日、「全国家庭動向調査」の内容が発表され共稼ぎの妻、なお大変 夫の6人に1人、家事手伝わずと言う調査結果が出ている(紹介記事は朝日新聞)。
バブルの頃=男女雇用機会均等法が施行された当時は、「女性もこれから社会で、ドンドン活躍できる時代」という幻想を抱いた女性は多い。
実際は「これからは、女性も男性と同様にハードワークに耐えるために、女性としての生き方は捨てる覚悟で仕事をする」というコトだった。
そんな働く先輩女性たちの姿は、「素敵でカッコ良いものでは無かった」。
そして今日、日本でも若い女性を中心に人気が高かったテレビドラマで、その後映画公開された「セックス・アンド・ザシティー」のシリーズ2作目の主演女優4人が来日した。
ファッショナブルで、仕事も恋も「私中心で愉しんでいる」彼女たちの姿は、一種の憧れとして多くの女性たちに写っているのかも知れない。
もちろん、「現実ではない」というコトは重々承知の上で。