日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ガンになったら、仕事を辞めなくてはいけないのかな・・・

2010-06-30 13:14:16 | CMウォッチ
先月あたりから時折見かけるテレビCMで、「病気になったら、仕事を辞めなくてはいけないのかな・・・」と思いながら見ているCMがある。
アクサ生命の「所得保障付き」ガン保険だ。
今年、乳がんの手術をした私としては他人事とは思えない、テレビCMだ。

テレビCMの最後のコトバは「今、私がしなくてはいけないコトは、病気を治すコト」と言う内容だったと思う。
CMに登場する女性から察するに、20代後半~30代の女性をターゲットとしている商品だと言うことも分る。
商品そのものよりも私が気になったことは、「ガンなどの病気に罹ったら、仕事を辞めなくてはならないのか?」という点だった。

今の日本では、正社員を辞めてしまうと、また正社員で働くと言うことが難しい状況にある。
まして、病気で会社を辞めたというコトになると、採用する側は「病人」と見てしまう傾向が強い。
確かに、乳がんなどの場合は「手術⇒放射線治療⇒ホルモン療法もしくは化学療法」と続く。
ホルモン療法などの場合は、5年間の継続治療が必要となる。
放射線治療は、1日5分程度の治療であっても半日がかりとなるコトも少なくないだろう(実は、私の場合、超が付くほどの早期発見・治療であったため、手術のみで終わってしまった、稀なケースだった)。
そんな治療が約6週間、ほぼ毎日続く。
そのような状況を考えれば、会社側としては「仕事を辞めて、治療に専念したら」と、言うのも無理からぬコトかもしれない。
ただ、患者としては「収入の不安があるのに、治療に専念などできない」と思っているはずだ。

しかし上述した通り、病気治療のため会社を辞めてしまうと、病気が治った後の職場を探すことがとても難しいと言う状況にある。
おそらく多くの人にとっては、「治療を続けながら、仕事をしたい」という思いが大きいのではないだろうか?

老親介護のため離職をした場合も、同じ様な状況に陥る可能性が高い。
「親の介護をしたい」と思えば、「仕事を辞めて専念する」と言うコトが半ば当たり前のようになりつつある。
しかし、見取った後復職するコトの難しさと言うコトに直面している方も、多くいらっしゃるのではないだろうか?

ここ2、3年ほど前から「ワークライフバランス」というコトを、盛んに言われるようになってきた。
それは、「様々な個人の抱える問題とのバランスのとれた生活スタイル」と言うコトなのではないだろうか?
本来目指すべきコトは、「病気や老親介護となった時、仕事を辞めなくても大丈夫」という企業のあり方なのではないだろうか?


株主総会と役員報酬

2010-06-29 20:28:44 | 徒然
今日が、3月期決算企業の株主総会集中日だった。
数年前の外国投資家たちの姿は、ほとんど無くなった株主総会となったようだ。
外国投資家の要求が無くなった代わりに、今年の株主総会の争点は「役員報酬」だったようだ。

株主総会が始まる前から、「1億円以上の役員報酬を公開」する企業が複数社あった。
最高額は、日産のゴーンさんだったようだ。
8億円を超える報酬と言うのは、おそらく日本最高額なのでは?と、思ってしまった。
他にも、ソフトバンクや大日本印刷など「1億円報酬獲得者」がいらっしゃる。
「一億円以上の役員報酬 主要企業一覧」(産経bizより)

日産のゴーンさんやソニーのストリンガーさんのように、外国からこられた社長さんや会長さんたちは、突出して高額な報酬をもらっている印象がある。
業績が好調な任天堂などの役員さんなら、1億を超える報酬額も当然と言うか、違和感が無いのだが、税金が投入された銀行の持ち株会社の役員さんが高額な報酬をもらっているコトを知ると、「どうして?」と疑問がわいてしまう。
今回の株主総会でも、「株主配当が無いのに1億を超える報酬をもらっていると言うのは、おかしいのではないか!」と言う、指摘をした株主さんもいらっしゃったようだ。

このような、やり取りが新聞やニュースで取り上げられると、日本の株主の意識が変わり始めているのでは?と、感じる。
外国の投資家による、日本の企業文化と相対するような高圧的な提案よりも、今回のような
①企業経営に対する疑問を投げかけ
②経営陣の考えを引き出す
コトで、より前向きな「株主の経営に対する姿勢」が出てくるだろうし、かつてのような「シャンシャン総会」よりも、健全のような気がする。

何故なら、役員は株主から企業経営を任されていると言う立場にある。
であれば、株主には経営陣の考えを聞き出すコトも大切だろう。
様々な議決内容に「異議なし」の繰り返しで、1時間も満たないような「シャンシャン総会」は、既に過去のモノになりつつあるのでは。
「儲けに似合うだけの報酬」というだけでは、数多くの株主を納得させることはできないだろう。
むしろ「企業経営を任されている立場としての明快なビジョンを示しながら、如何に業績を上げることができるのか?」そんな姿勢が役員たちに求められ始めているように感じる、株主総会集中日だった。



もっと自信を持っても良い?日本

2010-06-28 05:39:37 | 徒然
連日のW杯観戦で、寝不足!と言う方も多いかもいらっしゃるかも知れない。
また明日の夜には、試合が控えているので余り無理をなさらないように・・・。

今回のW杯での日本の躍進は、チョッと世界を驚かしている(ようだ)。
確かに、開幕直前の親善試合の結果、内容を見れば、このような結果は想像できなかっただろう。
戦術としては、奇策と言う気がしないわけではないが、それでもサブメンバーやスタッフを含めチーム一丸となって勝ち取った決勝トーナメント進出だ。
それを代表チームは誇っても良いと思う。

そんな代表チームの躍進は、少し日本全体を元気にしつつあるのかも知れない。
W杯関連のグッズ、サッカー関係の商品だけではなく、飲食や食品、家電製品など意外な業種にも経済効果が出始めていると言う。
「経済効果」は2,000億とも言われる試算が出ているとも言われている。

だが、余り手放しで喜べる状況ではないと言う指摘もある。
例えば、iPadやスマートフォンなどの情報通信ツールの分野などは、日本企業の活躍が見られない、という指摘だ。
元々このような分野は、日本の得意分野だったはずなのだが、いつの間にか周回遅れとなってしまった感がある。

その理由を考えてみると、昨夜テレビで見た池上彰さんの言葉が説明しているように思う。
うろ覚えなのだが・・・
「これまでの日本は、目標モデルとなるモノ・コトに『追いつけ!・追い越せ!』で、発展してきた。今は、その目標モデルとなるモノ・コトが無くなりつつある。躍進著しい中国が今やっていることの多くも、戦後の日本が成長する過程でやってきたこと。その意味で中国は日本をお手本として、成長していると言える。だからこそ、これからの日本は『自分たちが世界の目標モデルとなる』というモノ・コトを発信しなくてはいけない。その力を日本は持っているのでは?私たち自身が、その意識を強くもつことでまだまだ日本は世界をリードできると信じている」
と言う内容だったと思う。

確かに、私たちはバブルの頃海外の不動産を買い漁り、大顰蹙を買った。
同じ様に、海外旅行に行っては有名ブランド店でも、店員の方が眉をひそめるような買い物をしても平気なトコロがあった。
そのような様々な経験をし、バブルが崩壊して20年。
失敗を恐れる余り、小さくチマチマとした発想しかできなくなってしまったのではないだろうか?
W杯での岡田さんの戦術は奇策だが、もしかしたらそんな「奇策」を発想するコトが、今の日本には大切なのかも知れない。

参議院選挙仕様、テレビCM

2010-06-26 21:40:58 | CMウォッチ
参議院選挙がスタートした。
今朝の新聞には、獲得議席数の予想などの記事が掲載されていた。
2週間の選挙期間が始まったと同時に、テレビでは各政党のテレビCMも始まった。

各政党のテレビCMを見ていると、「かつての栄光から脱却できずにいるな~」と思えるCMもあるし、新鮮味が無いCMもある。
現政権を批判した上で、わが党は実現力のある党、とPRするCMもある。

それなりに、一生懸命作ったCMなのだと思う。
思うのだが、「ハァァ~、で何が言いたいの?」と言う感じがしてしまうのだ。
テレビCMは15秒~30秒という短い時間で、多くの人に訴える効果がある。
しかし、訴えるためには印象に残らなくては意味がない。
特に今回は、何度目かの「新党ブーム」だ。
「選挙の顔」となる人たちの多くは、かつて所属していた政党とは違うイメージを打ち出し、短い時間ながらも政策やビジョンを訴える必要がある。
となると、一番分り易く伝えられる方法が「旧来の政治への批判」と言うコトになってしまうのだろう。

だが、投票をする人の多くは「批判」を望んでいるのだろうか?
例えば、国会で自民党が民主党を批判すればするほど、「自民党の手法を民主党がやっているだけ」と、冷めた見方をしている国民は多いのではないだろうか?
その意味で自民党は、与党を批判すればするだけ自分たちを批判すると言う、ある種のジレンマに陥ってしまうはずだ。
だからと言って、自民党を離れ「新党」を作った人たちも「どれほどのコトを言っても、結局のところはどうなの?」と感じてしまう部分が大きい。
それは民主党も同じコトだ。

マニフェストや公約で一生懸命訴えかけるにしても、余りにも総花的というか八方美人過ぎて、どこか絵空事のように感じてしまう。
特に、経済の分野では「V字回復」を期待するような政策を発表しがちだが、「V字回復」をすると言うのは、逆にどこかに無理を押し付ける部分もあるはずなのだ。
「みんなが、幸せになる政策」と言っても、「総ての人に、100%の満足を」と言うのは、土台無理な話なのだ。
であれば、「総ての人に80%の満足を」と言う内容の政策があっても良いのではないだろうか?

むしろ、「若干の不便や不都合を分かち合える社会の仕組み」と言ったほうが、現実的のような気がする。
それを説得できる、強いコトバがテレビCMからは見つからない。

「プチセレブ」と言うビジネス

2010-06-24 14:41:43 | ビジネス
先日、夕方のテレビを見ていたら「プチセレブになりたい」と言う人が登場していた。
「なりたい」と言うのだから、普段はセレブとはかけ離れたごく普通の主婦なのだが、彼女が求めているのは「チョッとお金持ち気分に浸れる、非日常的な雰囲気に酔いたい」と言うコトのようだった。
そのことを批判する気はない。
誰しも「非日常的な雰囲気」を愉しみたい、と言う気持ちは持っている。
だがチョッと引っかかったのは「セレブ」と言うコトバだった。

元々「セレブ」と言うコトバの意味は、「お金持ち」言う意味ではない。
どちらかと言えば「有名人」とか「社交界の人たち」と言う意味が、含まれていたのではないだろうか?
残念ながら、ここ日本には「社交界」と言う世界はないように思っている。
であれば「有名人」と言うコトか?
しかし「有名人」になる為には、簡単なことではない。
彼女が求めているのは「チョッと着飾って、お金持ちのフリをして、ホテルなどのゴージャス(?)なパーティーに出てみたい」と言うことであって、決して「セレブ」ではないのでは?と、思ったのだ。
何よりも、「セレブ」に付きモノの「チャリティー」などには、まったく興味が無さそうだったのだ。

参加している人たちの多くは、普通のサラリーマンやOLらしく、「人脈作り」と考えて参加している人たちもいると言う。
しかし、本当のセレブが参加している訳ではない。
参加者の多くは、「セレブを装いたい」と言う人たちなのだ。
その意味で「似たような価値観をもった人たちの集まり」なのではないだろうか?
「人脈作り」と言うのであれば、様々な価値観を持った人たちが集まるような会のほうが、人脈作りには役立つと思うのだが、違うのだろうか?

番組を見ながら、バブルの頃に流行った「異業種交流会」を思い出した。
もちろん、本格的な交流会もあったが、多くは「遊び仲間を見つける会」のような内容が多かった。
私も人に誘われ、1、2回参加したことがあるのだが、さほど興味の持てる会ではなかった。
その後、どうなってしまったのかは知らない。

ただ、その番組を見ていてビックリしたのが、そのようなパーティーを企画して、ビジネスにしていると言う点だった。
おそらく、「見栄っ張り」な気質がある名古屋ならではのビジネスだと思うのだが、個人的には「いかがなものか???」という気がした。
何となく、あだ花というかブーム乗り逃げビジネスのような気がするのは、私だけだろうか?

W杯、フランス代表とオランダ代表の違い

2010-06-23 17:45:17 | ビジネス
W杯南アフリカ大会も、そろそろ決勝トーナメント出場国が決まり始めた。
お隣・韓国もどうやら決勝トーナメント進出を決めたようだ。
そんな中、いわゆる「強豪」と言われる国が苦戦を強いられている。
イングランドやスペインなど、「アレ?どうしちゃったの?」という感じだ。
特に1勝もするコト無く、敗退が決まったフランスについては、「ヨーロッパ予選の強さはどこに???」という感じだ。
ヨーロッパ予選での成績は、5勝5分失点わずか2と言う成績だったのだ。

テレビのニュースなどで話題になっていたので、ご存知の方も多いと思うのだが、今大会のフランス代表は、これまでに無いほどまとまりが無い。
選手一人ひとりの実力で言えば、このような結果で終わるようなチームではない。
にも関わらず、予選敗退となった大きな理由は「チームにまとまりが無かった」と言う点だろう。
噂では監督が「占星術で選手起用を決めていた」と言う話もあるようだが、監督、コーチ、選手総ての人たちが、「勝利」と言う目的に向いていなかったと言うコトだろう。
もちろん、選手も監督、コーチも「勝ちたい」気持ちはあったと思うのだが、「自分たちの良さを活かして、自分たちらしいサッカーで勝ちに行く」と言うチーム内のコンセンサスがあったようには思えない。

フランスとは対照的なのは、先日、日本が対戦したオランダ代表だろう。
今大会のオランダは、優勝候補の一角に上げられているようだが、オランダが優勝候補に上がるのは今回が初めてではないはずだ。
これまで、オランダは過去何度も優勝候補の一角として名前が挙がってきたのだが、優勝するコトは無かった。
大航海時代、植民地で支配していた側とされていた側の子孫たちが、一つのチーム内にいることで、なかなか一つにまとまることができなかった。
それが、強豪といわれながら優勝ができない理由といわれていた。

今回の試合(と言っても初戦となったベルギー戦のみだが)を見ていると、「オランダらしい、攻撃的なパスサッカーを展開している」様に見える。
互いに良いプレーを引き出そうとしている場面が、多いような気がするのだ。

このオランダのプレーを見ていて思ったことの一つは、「個人の成果とチーム成果」と言う点だった。
フランスのように、選手個々の能力と実績があっても「一つの目標に向かって、自分たちの良さを互いに引き出しあう」ことができなければ、大きな結果には結びつかない。結びつかないどころか、不協和音で個々の能力を発揮できず、最悪の結果を生んでしまう。
サッカーのように、攻守が激しく入れ替わるようなスポーツであればこそ、「自分たちの強みを生かす、チームプレー」が、最大の成果を引き出すのだと思う。
その基本となるモノがあるとすれば、「チームとして何をするのか?」と言う明確なビジョンだと思う。

それはビジネスの世界でも同じだと思う。
高い能力が集まった集団だから、最大の成果を生み出すとは限らない。
それを具体的に現したのが、今回のフランス代表とオランダ代表のような気がする。

名古屋場所はどうなるの?

2010-06-22 21:11:43 | スポーツ
「野球賭博」で、相撲協会に激震が走っている。
「激震」どころの騒ぎではなく、もしかしたら「存続の危機」かもしれない。

特に、ここ名古屋では来月行われる予定の「名古屋場所」に向け、既にチケットなどが発売されている。
その意味では「野球賭博問題」だけではなく、場所開催の中止と言うことになればチケットの払い戻しはもちろん、開催準備の費用など、相撲協会に与える打撃は大きいだろう。
昨日には、多額の懸賞金を出していた永谷園さんが、懸賞金の取りやめを発表したばかりだ。
この永谷園さんの懸賞金取りやめを受け、多額の懸賞金を出していた企業はもちろん、小額の懸賞金を出していた企業や団体が、相次いで取りやめることも考えられる。

ただ、今の大相撲をどれだけの人が愉しみにしているのだろうか?と、思うコトがある。
もちろん、相撲ファンは全国にいらっしゃると思うし、根強い相撲人気があると思う。
ところが、このところ相撲の話題となると、余り良い話題が無い。
その決定打となったのが、今回の「野球賭博問題」のように思っている。
お昼のワイドショーの多くがこの問題を取り上げていることを考えると、相撲ファン云々と言うよりも、「国技・相撲」の存亡問題という見方のような気がしている。

一方「名古屋場所」の席を販売していた相撲案内所の一つが、50年以上も前から暴力団関係者の経営であったことが分り、契約解除となっている。
とすれば、ある意味50年以上も前から暴力団と何らかの関係があったのでは?と、思ってしまうのは私だけではないだろう。
もちろん、相撲案内所と野球賭博が直接的に関係していたか、どうかは分らない。
何となく感じることは、「長い付き合いがあったのでは?」と言うコトだけだ。
むしろ「興業」と言う視点で考えれば、「仕切り」と言うカタチで、そのような関係者との関わりが昔からあったのでは?と言う気がしないわけでもない。
それが「国技・相撲」となり、相撲協会ができ、仕切るようになったとしても興行ノウハウを、そのような関係者に求めていた可能性はあるのでは?

一つ気になるのは、これらの問題で「相撲ファン」が取り残されているように感じることだ。
大相撲を中継する、NHKには「中継中止」の電話などが多数あったようだが、それらの声=相撲ファンだとは限らない。
相撲は国技と言う面とスポーツ興業という面ももっている。
その興業を支えるのは、本来であればファンのはずではないだろうか?
そのファンの存在が力士たちにとっては、とても大切な存在になっていなかった・・・そのようなことも、この問題は提議しているような気がする。

それにしても、気になるのは「名古屋場所」の開催だ。
何故なら、名古屋の人たちにとって「名古屋場所」は、本格的な夏の到来を示す一種の季語のような存在だったからだ。


コンビニもオリジナルの時代

2010-06-21 20:29:58 | ビジネス
自宅近くの地下鉄駅周辺は、俗に言われる「コンビニ激戦区」。
と言う訳ではないのだが、買う目的が無いのにコンビニに寄ってしまうことが間々としてある。
だからと言って、いつも何かを買うと言うわけではないのだが・・・。
ただ、コンビニには「新商品」が並びやすいと言うコトもあり、マーケターとしてはなかなか便利な場所でもある。

そして今日、何気なく見たビール売り場に見慣れないブランドの商品があった。
それが「サンサンビール」と言う、オーガニックビールだった。
価格的には、一般的なビールとプレミアムビールの間くらい。
実際に購入をし、飲んだ訳ではないので、その味はなんとも言えないのだが、大手メーカーのビールに混じって、オーガニックビールをコンビニでも扱うようになった、と言う点でチョッと驚きを感じたのだった。

最近ではお酒のディスカウントストアーなどが、大手メーカーのビールだけではなく、オリジナルビールを扱うようになってきている。
その多くは、海外で生産されたモノのようだ。
10年ほど前から「地ビール」と呼ばれるビールも一般的になり、お中元商品として扱われる「地ビール」もある。
おそらく、その「地ビール」の流れの中から生まれた、「高付加価値地ビール」として生まれたのだと思うのだが、「オーガニックビール」と言うこれまでと違うジャンル(と言うべきか?)の商品が、コンビニで販売されていると言う点で、興味深いと感じている。

しばらく前、コンビニの「プチ贅沢デザート」が人気になっている、と話題になった。
その波がビールと言う分野にまで波及したのか?と言う気がしたからだ。
コンビニ業界全体の売上が、伸び悩むようになってきている中で、それぞれのコンビニが独自色を出して、生き残るようなアイディアを出し始めたよう友考えられる。
となれば、当然「様々な価値のある商品」を店頭に並べる必要が出てくる。
場合によっては「地域限定」で、地元高校などとコラボ企画の商品開発をしたり、店内調理弁当など、これまでのような「どこで買っても同じ」と言う商品ラインナップから、より地域オリジナル、独自サービスで差別化を集客を図っている。

さて、他店はどうなのか?
明日からのコンビニのビール売り場チェックがチョッと楽しみになってきた。

この季節、熱中症にも気をつけて

2010-06-20 17:25:41 | 徒然
昨夜はW杯、今朝は全米オープンをテレビ観戦、と言う方もいらっしゃったのではないだろうか?
サッカーファンの私としては、W杯のテレビ観戦はとても楽しみなコトではあるし、昨夜はなんと言っても「日本対オランダ」。
地上波中継をする某局は、朝からテンション上がりっぱなしの番組構成をしていた。
そんな楽しみにしていた、中継だったのだが・・・。
実は、ほとんど見ていない。
前半戦をチョコッと見ただけ。
と言うのも、体調が悪くサッカーどころではなかったのだった。

休みながら「何故?」と考えていると、一つ思い当たることがあった。
それが「熱中症」だった。
「熱中症」という程ではないとは思うのだが、病気をしたりしたこともあり、今後の再発リスクを減らすために!と思い、実は代謝を上げるような努力をしている。
その効果が出始めたのか?例年に無いほどの汗をかくようになった。
もちろん、汗をかく分の水分補給をしていたつもりなのだが、どうやらそれだけでは足りなかったようなのだ。
水分だけではなく、スポーツドリンクなどに含まれている塩分などのミネラル分の補給が不足していたようで、その後即席の「なんちゃってスポーツドリンク」を作って、休んでいたらだいぶ回復したのだった。

沖縄では既に梅雨明けをしたようだが、九州~東北まではこれからが本格的な梅雨のシーズン。
蒸し暑さも本番になるのは、これからだ。
「熱中症」というと、太陽の陽射しが厳しくなる梅雨明け後だけのような気がしていたのだが、どうやら今の季節でも注意が必要なのかも知れない。

週明け、仕事で外回りをする方などは注意をしてください。

ちなみに私が作った「なんちゃってスポーツドリンク」は、お料理レシピの最大サイト「クックパッド」などに掲載されているので、参考にしてください。

味覚の変化が及ぼすコトは?

2010-06-18 16:44:32 | ライフスタイル
日経新聞のWEBサイトに、「若者の苦いビール離れが進んでいる」という内容の記事が掲載されていた。
「最近、ビールから苦味が消えている」
私自身、ビールと言うよりもアルコール全般を飲まないので、「ビールの味の変化」というモノに気が付かなかったのだが、掲載されている「苦味一覧表」を見ると、確かに昔ながらのビールに比べると、最近次々と発売されている「第3のビール」や「発泡酒」の苦味は少ないようだ。

そうやって思い浮かべると、年に1回ほど集まる会で飲む「ノンアルコールビール」は、確かに苦味が少ない(クルマの運転が必要な野外でBBQの会のため、「ノンアルコールビール」と決めている)。
私はてっきり「ノンアルコールビール」だから、苦味が少ないと思っていたのだが、どうやらそうでも無さそうだ。

それよりも気になったのは、「苦味」そのものが、食品の味の中から減りつつあると言う点だった。
確かに、滅多にしない外食をした時に見る光景として「お茶代わりにジュースで食事」がある。
初めて見たのは、20年以上前だった。
このときの衝撃は、個人的には大きく。
一緒に食事をしていた友人たちも「お茶代わりにジュースは無いよね・・・」と、言っていたのを覚えている。
そのような光景が、今では当たり前のようになりつつあるのも事実だ。
もしかしたら「ご飯にジュースのどこが悪いの?」という方もいらっしゃるかも知れない。
となると、あくまでも個人の味覚と言う問題になってしまうのだと思うのだが、少なくとも和食には、ジュースの味は合わないと思っている。
それ自体が「既成概念で、凝り固まっている」と指摘されれば、それまでなのだが・・・。

記事で指摘されている「少子化に伴う個人主義の影響」とか「苦い味の経験不足」と言う点については、なんともいえない。
確かに最近のピーマンやセロリは、苦味が少なくとても食べ易くなっているのも確かだ。
ただ、私たちの味覚、特に日本人の繊細な味覚のうちの一つ「苦味」に敏感でなくなるとすれば、日本料理そのものの味付けも大きく変わっていくかも知れない。
春先に頂く「たらのてんぷら」などは、あの独特の苦味があってこそ「春を感じさせる」のだ。
そして、味覚全体がとても単純になってしまったら、「食の楽しみ」も減ってしまうのではないだろうか?

二十歳になった時、父と一緒に飲んだビールの苦さで何となく「大人の仲間入りをした」と感じた。
「苦い味がわかる=大人の仲間入り」という感覚も、これからはなくなっていくのかも知れない。

でも・・・何故、「スーパードライ」が基準としたのだろうか?
そこは解せない・・・。