日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

機密は何故、もれるのだろう?

2010-11-30 15:57:34 | 徒然
今朝の新聞各紙がトップ扱いにしたニュースがある。
ご存知の「ウィキリークス」による、米国機密公文書の情報漏洩だ。
つい先日、日本では「テロリスト情報」が流出し、その情報を元に、本の出版が決まったことも記憶に新しい。

日本で流出した「テロリスト情報」については、テロリストとはまったく関係のない、イスラム系の人まで対象者となっていた事が分り、ご当人が大変憤慨されているのをテレビのニュースで見た。
その意味で、自分の知らないトコロで自分がテロリストでは無いにしても、要注意人物として挙げられて、監視の目に晒されているとすれば、とても嫌な気がする。
まるで、70年以上前に戻ったような感じだ。

本の出版については、「今更どうよ・・・」と言う気がしないわけではない。
ただ、自分の知らないところで「監視社会」となっているのだとすれば、それは薄気味悪い社会だと言える。

そして今回の米国機密情報の漏洩だ。
この漏洩した情報が元になって、今日の新聞各紙のWEBサイトでは、様々なニュースが出ている。
日経新聞などは、日本が「北朝鮮の拉致問題」に固執していることに懸念を持っていると、報じているが、朝日新聞では「北朝鮮は駄々っ子」と中国は思っているという本音が、記事として取り上げられている。

情報化社会になり、情報管理も厳しくなってきているはずなのに、何故か「情報漏洩」が最近多い。
日本の「テロリスト情報流出」は、ファイル共有ソフトを介したモノだったようだが、そもそもファイル共有ソフトを仕事場で使うPCにインストールしているコト自体???だ。
一層のことなら、使用を制限する必要があるのかも知れない。

それでも「機密情報」は、どこからか漏れるのだと思う。
それは「ここだけの話・・・」と言って話される内容に限って、一夜にして千里を走ってしまうことがよくあるからだ。
まして、インターネットと言う情報網があるのだ。
一夜で千里どころか十万里くらいは、軽く走ってしまうはずだ。
とすれば、情報化社会で情報管理されているはずであっても、人の行動はあまり変わっていないというコトなのかも知れない。



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腹巻とパッチで、あったかメンズ

2010-11-29 12:38:00 | トレンド
この冬、男性用腹巻が人気だと言う。
トリンプでは「スロギーメン」と言うシリーズで、販売し一部品切れ状態となっているらしい。
他にもユニクロや一部大手スーパーなどでも、発熱繊維素材の腹巻を発売している。
ユニークなところでは、三洋電機のエネループシリーズの「充電式ウェストウォーマー」だろう。
こちらは「腹巻」と言うよりも、「ベルト」という感じだ。

この男性用腹巻人気の火付け役となったのは、「ほぼ日ハラマキ」だと思う。
この「ハラマキ」を発売した頃だったと思うのだが、「ほぼ日ストア」を運営している糸井重里さんが、「お腹が冷えるので、周囲の人に聞いたらお腹が冷えると言う人がいっぱいいた」と言うようなことを話していたような記憶がある。

数年前から女性の間では、「毛糸のパンツ」が流行し、その流行と平行するように「ハラマキ」が流行っていた。
その背景に何があるのだろう?と考えると、やはり短いスカートやローライズのジーンズがあるのでは?と、思っていた。
そんなファッションの流行と共に、「毛糸のパンツ」や「ハラマキ」が、ファッショナブルになり、若い女性たちにも受け入れられるようになってきたのでは?と、思っている。
もちろん、その前の「ババシャツ」が市民権を得ていたコトも、受け入れられやすい環境だったように思うが。

ところで、男性の腹巻と言えば昭和30年代の頃は、オールシーズンのものだったような記憶がある。
夏でも、近所のおじさんは「ステテコ+腹巻」と言う姿で、庭の水やりをしていたような記憶があるのだ。
映画「寅さん」のあの姿はテキ屋さんの姿ではなく、ごく普通のおじさんの姿だった。

それが、高度経済成長と共に姿を消し、いつの間にか「腹巻」は忘れ去られ、やくざ映画か「寅さん」で見る程度になった・・・。
でも、子どもの頃「男の子のほうが、お腹が弱い」と聞いたことがある。
だから、男の子は夏でも「金太郎腹巻」をして寝ないと、お腹を冷やしてしまうと・・・。
その意味では、現在の「男性腹巻人気」は理にかなったモノだと思う。

それだけではなく、3年ほど前から「パッチ=ズボン下」も復活の兆しが見えはじめている。
ウォームビズの影響もあるとは思うのだが、発熱繊維などの開発で薄くても暖かく、着圧機能などが加わったことで、抵抗感が無くなり始めたようだ。

とすれば、今まで男性諸氏は寒いのを相当我慢していたのだろうか?
それも「カッコ悪い」と言う理由で。
それが「ウォームビズ」と言うだけではなく、昨今の「体を温める健康法ブーム」に、オシャレ感+機能が加わり、腹巻人気となっているのだとしたら、この人気に乗って「あったかメンズ」を目指してみるのも悪くないと思うのだ。


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民意はどこにあるのだろう・・・

2010-11-28 21:35:59 | 徒然
私が住んでいる名古屋で、大規模なリコールがあった。
ご存知の方も多いと思う「市議会解散を求めるリコール」だ。
そして、結果はリコール不成立。
このリコール~現在に至るまでの経過を見ていると、「民意はどこにあるのだろう?」と言う、疑問がわいてくる。

「リコールを指導したのは、河村市長だ」として市議会は反発をしたが、リコールに署名した市民からすれば、河村さんのリコールの呼びかけはキッカケに過ぎなかったのではないだろうか?
でなければ、46万人を超える署名は集まらなかったと思う。
結果として、有効署名とされたのは35万人超になってしまったのだが、この有効を見極める手法にしても、疑問がある。
と言うのも、市の選挙管理委員会4人のうち3人が、市議会OBだったからだ。
当然、市議会側に有利な判断をするのでは?と言う、疑念が多くの市民が持っても仕方ない。
いくら選挙管理委員が「公正な立場で、客観的に」と言っても、疑心暗鬼になってしまう。

ただ今回のリコールで、分ったことがいくつかある。
それは、名古屋市議の皆さんがもらっている報酬額とその使い道だ。
「報酬額が多いかどうかは、やはりその仕事内容で判断したい!」と思うのが、市民だと思うのだが、市議の皆さんは「これだけの議員報酬でなくては、議員活動が出来ない」の一点張り。
中には、収支表を作ってアピールする市議さんもいたが、その結果「議員報酬が減ったら、減った分だけ下がる費用が幾つもあるんじゃない?」と言う内容も明らかになってしまった。
それだけではなく「結局、政策立案に使うお金よりも、選挙のための支援者集めのためにつかうお金のほうが多いんじゃ・・・それって、仕事内容とは別だよね」と言う気がする内容だったのだ。

争点となった「市民税10%恒久減税」にしても、市議の一部の方々が言うとおり、単純に「市民税10%減税」だけでは、低所得者と高額所得者では減税額がまったく違う。
それに、名古屋人気質と言うコトを考えれば、減税分だけお金を使うと言うより、減税分だけ貯蓄にまわすと考えるほうが自然かも知れない。
であれば、河村さんの提案に対抗する案を市議会側ももっと積極的に出して、減税の代わりとなる名古屋経済活性化政策を出すべきなのでは?

もちろん「市民税10%恒久減税」と言うのは、リコールの大きな争点ではあったけど、署名をした市民の多くは、市民とかけ離れた議員報酬の高さに対する不満があったのではないだろうか?
そのことを、市議の人たちはどれだけ敏感に感じ取ったのだろう?

先週金曜日には、リコール不成立を受け河村さんは、辞意を表明。
リコールが不成立だったから、辞意というのは・・・やりかけた仕事があるんじゃないの?と言う市民の気持ちもあるのでは?
とすれば、河村さんも市議も「民意」と言いながら、本当の「民意」を感じ取っていないような気がする。




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花森安治と「暮らしの手帖」

2010-11-27 20:24:39 | ビジネス
花森安治と言う名前を聞いても、「誰?」と思われる方も多いかもしれない。
「暮らしの手帖」の名物編集長と言えば、おわかりになるのではないだろうか?
と言っても、今現在の「暮らしの手帖」の編集長ではなく、昭和と言う時代の頃の名物編集長だった方だ。

実は、部屋に散乱している本を片付けようと、ゴソゴソとしていたら数年前に出版された「暮らしの手帖・保存版Ⅲ 花森安治」が出てきて、しばし作業の手を休め見入ってしまったのだ。
おかげで、肝心の片付けは出来ず・・・今だに部屋には本が散乱している(恥)。

見入ってしまったのには、理由がある。
その一つが「暮らしの手帖」名物企画「商品テスト」は、消費者のためのモノではなかったというコトだ。
その証拠に、花森さんは「賢い消費者」と言う言葉が、嫌いだったと言う。
その意味は、「商品を作るメーカーが、消費者のことを考え、よい商品を作れば、賢い消費者などというコトバは、必要がない」と言う考えからだ。
だからこそ「商品テスト」は、生産者のためのテストなのだ、と。
そして「商品の公平性を保つために、企業広告を掲載しない」と言う、強い考えがあったようなのだ。
その「公平性」の精神は今でも引き継がれ、現在の「暮らしの手帖」には企業広告が掲載されていない。

それ以外にも、目を引くのがとても力強いコピーがある。
例えば「世界はあなたのためにはない」と言う、新社会人(となった女性)に向けてのメッセージだ。
この文章が掲載されたのが、昭和40年代初めの頃なので今とはまったく社会状況が違うのだが、この文章のコピーを見て、ドッキとした方は多いのではないだろうか?

他にも「本当に美しいものは何だ 必要なものは美しい 暮らしと結びついた美しさ」と言うコピーは、「暮らしの手帖」が「美しい暮らしの手帖」と言う雑誌名から始まったことを考えれば、「暮らしの手帖」と言う雑誌の基本理念のようなモノを感じさせる。
「ぼくたちは運動体だ」と言うコピーは、1970年代伊勢丹のコピーを書いていた土屋耕一さんの様な軽快さを感じさせる。

そして今の時代は、「質のいいユーモアの欠けている世界は真っ黒」と言うコトになるのかも知れない(「真っ黒」の部分は、黒のバックに白抜きの文字)。

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いよいよ、韓国製テレビがお茶の間に?

2010-11-26 13:35:46 | CMウォッチ
先日、「大手有名メーカーVS新興メーカー」と言うタイトルで、テレビのことをエントリした。

その時「韓国のサムソンやLGが、世界では一般的になりつつあるが、日本では見かけたことがない・・・」と言う内容のコトを書いた。
それから程なく、LGのテレビCMが流れるようになった。
というコトは、本格的に日本の市場へ参戦してきたと言うことか?

それにしてもLGのテレビCMを担当している、代理店はなかなかタレント起用が上手なようだ。
確かLGの携帯電話のCMには、蒼井憂さんを起用していたと記憶している。
そして今回のテレビでは、「ゲゲゲの女房」で水木しげるさん役をやった向井理さんを起用している。

そのテレビCMを見ていると、イラっとくる方もいらっしゃるようだが、おそらくLG側としては、下手に「LGのテレビは、コンナに凄い!!」と言ってしまうと、日本の市場から反発を招きかねないと考えての、回りくどい表現で誤魔化しているような気がする。
ただ、テレビCMという限られた時間の中で、あのような回りくどく、一体何が言いたいのかわからないテレビCMというのは、受け手としてはイライラするだろう。
それが逆効果になりかねない、と言うリスクはあると思う。
その意味で、LGのテレビCMが成功しているとはあまり思えない。

ただ、LGが積極的に日本市場へ進出しはじめた、と言うコトには変わりない。
とすれば、LGのライバルはいわゆる大手有名メーカーだろうか?
それとも、いわゆる新興メーカーだろうか?
LGのHPを見ると、既に3Dテレビなどもラインナップとしてあることを考えると、やはり大手有名メーカーをライバルとして、考えているような気がする。
テレビCMでは、日本の企業を立てつつ、「本当は自分たちのテレビは、こんなに凄いんです」と、回りくどく言っているが、コト家電については日本人の「日本製志向」の強い。
リビングに置くなら、日本の大手有名メーカー製。
寝室などのプライベートスペースだったら、LGの様な韓国製テレビか、日本の新興メーカーのモノ・・・。
そんな選択が十分考えられる。
そうなると、日本の新興メーカーは韓国製のテレビがライバルと考えるべきなのかも知れない。



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ハイテク時代のローテック戦略

2010-11-25 15:51:03 | ビジネス
先日、ポストにある企業からのDMが入っていた。
ある企業というのは、以前、通販で物を買っただった。
と言っても、この企業との通販としてのお付き合いは、10年以上になる。
そう頻度が高い顧客ではないのだが、時折DMを送ってくる。

そして今回はA4サイズの「お便り」が入っていた。
「お便り」というのは、その企業のある地元紹介の記事を中心とした「まちの紹介のお便り」だ。
「一度遊びに来てください」と言う、無言のメッセージが入っているように感じた。
でもそれは、決して嫌なメッセージではない。
押しつげがましい内容ではなく、「私たちの企業のあるまちは、こんなところですよ」と、観光で出かけたとしても見落としてしまいそうな、超がつくローカルなまち紹介だった。

その企業と言うのは、伊勢神宮の外宮にお店を構える「伊勢 せきや」さんで「伊勢山田こと・まち・便り」(注意:pdfファイル)と言うタイトルの「お便り」だった。
A4サイズの数ページからなる小冊子なのだが、「このハイテクの時代に、ローテックな手法だな・・・」と思ったのだ。

そして、実はもう一つ毎月送って頂く「お便り」がある。
以前、紹介をさせていただいた京都・羽裏友禅染めの老舗「岡重」さんの「News Letter」だ。
「岡重」さんの方が、商売気が若干強い傾向があるのだが、自分たちの企業がある「京都」を、自分たち目線で紹介をしている。

実は「せきや」さんで商品を購入する時は、ネットで注文をするコトにしている。
「岡重」さんは、直接お店で購入をさせていただいたのだが、それよりも前に度々とメールでやり取りをし、誂えていただいた物。
どちらの企業も、メール会員として新商品のご案内などを出せば、それだけコストがかからないように思うのだが、あえて紙媒体の「お便り」を送ってくるのだ。

拙ブログにこられる方の中には、ネットで商品を購入したら、毎日のように購入したお店から「特売・新商品」などのメールが送られてきて、閉々していらっしゃる方も多いのではないだろうか?
購入時に「メールを受信しない」にチェックを入れれば、それで済むといえば済むのだが、楽天などからも「バーゲン情報」などのメールが、相当頻繁に送られてきているのではないだろうか?

そんな時「せきや」さんや「岡重」さんの、「お便り」は、お客様と企業の程よい距離感を感じさせてくれるのだ。
何よりも「自分たちのまち」を紹介するコトで、「こんなところで、自分たちのモノは作られています」と言う、地域の顔が見えることで、どこか「企業文化」の背景が感じられて、逆にホッとするのだ。
「売る」と言うコトは、何も商品を売るだけではない。
ネットのメールは確かに便利ではあるが、時には「お便り」のようなローテック手法も、お客様との程よい距離感を創るのに適した方法なのかも知れない・・・と、この2つの「お便り」を読みながら感じたのだった。
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グーグルの戦略?

2010-11-23 07:25:45 | CMウォッチ
最近、何かと話題になっているグーグル。
先週発表された「Boutiques.com」は、「グーグル、ファッションに進出か?」と話題になった。
「Boutiques.com」は、日本語サイトがまだ登場していないので、果たして日本ではどうなるのか?興味のあるトコロでもある。

実は、この「Boutiques.com」の日本語サイト準備のようなテレビCMが、流れている。
それが「Fashion Show with 画像検索」だ。
このテレビCMは、WEBサイトに掲載されている画像をプロジェクターに映し出し、その画像の前で、入れ替わり立ち代り若い女性たちが立って、ファッションショーを楽しむ・・・と言う内容だ。

もちろん、ファッションショーを楽しむために「ドレス⇒色⇒デザイン」と言う、検索方法もさり気なく紹介している。
それだけではなく、バッグや靴といったアイティムとのコーディネートまで出来るようになっている。

このテレビCMをご覧になられる男性諸氏にとっては、あまり興味を引かないテレビCMのような気がしている。
しかし女性にとっては、この「友達ファッションショー」の感覚は、とても良く分るのではないだろうか?
私も20代の頃、仕事帰りに仲の良い職場の同僚と買い物に行くと、このような「ワイワイ感」で買い物を楽しんだ。
例え買い物をしていなくても、「買い物を楽しんだ感」で案外満足したトコロがあった。
その「買い物を楽しんだ感」の中から、本当に自分に似合う物を見つけ、仕事を頑張ったり、「いずれ、あんな服が似合う女性になりたい!」と、思ったりした。

そして、このテレビCMを見ながら感じたのは「グーグルの目指すコトって?」と言うコトだ。
ご存知のように、グーグルは検索エンジンとして絶大な力を持っている。
それだけではなく、youtubeなどの動画サイトがある。
それだけを見ると、「IT企業」コトになるのだが、この「Fashion Show with 画像検索」を見ていると、「コミュニケーション企業」を目指しているのでは?と言う気がしてくる。
あくまでも「ネット」は、コミュニケーションツール。
むしろ「ネットと言うツールを使って、家族・友人・世界とコミュニケーションするのか?」と言うコトを意識しているように感じるのだ。
それも「楽しく」。
「楽しいコミュニケーション企業=グーグル」と言うのが、このテレビCMで訴えかけているとすれば、単なる「ファッション通販サイト=Boutiques.com」ではないような気がしている。
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何故、掛け声だけで終わってしまうのか?

2010-11-22 09:22:00 | ビジネス
昨年あたりから、時折聞くようになったコトバがある。
「ダイバーシティ」と言うコトバだ。
「多様性」と言う意味で使われる、企業組織のコトバだ。

今年「楽天」や「ユニクロ」が次々と「社内公用語」を英語にしたのも、この「ダイバーシティ」と言う観点からだろう。
なぜなら、日本でビジネス展開をするのであれば、何も英語を社内公用語にする必要はない、と考えるからだ。
多様な言語を使う人たちが集まることで、価値観の違いをハッキリさせることで、多様な文化・社会背景を理解しあい、より柔軟な企業組織にするのが目的なのだと感じている。
もちろん、楽天は中国へ、ユニクロは既に欧米へ進出している。
個人的には、日本の企業なのだから何も英語を公用語にする必要はない、と思っている。
むしろ、日本の企業に勤めるのだから、日本語習得を採用基準とすべきだと・・・。
その理由は、日本企業の持つ「企業文化」を理解した上で仕事をする必要があるだろうし、それを海外で事業展開する際、その企業文化を体現するのは、それを理解した現地の社員だと考えるからだ。

やや話がそれてしまったが、この「ダイバーシティ」よりも前から使われている言葉がある。
それは「男女参画」だ。
20年近く前から使われるようになった言葉と思うのだが、この「男女参画」そのものが進んでいるのだろうか?と、感じることがしばしばある。

確かに、上場企業のうち女性向け商品などを扱う企業では、女性役員が次々と登場している。
だが全体では、まだまだだろう。
もしかしたら公務員の世界の方が、女性役職者は多いかも知れない。
理由は簡単だ。
公務員の場合、「男女雇用機会均等法」が出来る前から、さまざまな面で機会均等だったと言うだけではなく、それが当たり前と言う雰囲気があったからだろう。
と言っても、組織のトップにまで昇り詰めることが出来る女性はほとんどいない。

昨日、Yahooのトピックスなどで取り上げられていた、英・エコノミストの「未知の領域へ踏み込む日本」と言う記事を読んで「そんなコト、分っているよ」と、思われた方は多かったのではないだろうか?
でも、それが進まないのは何故だろうか?
その「何故」を阻むモノ・コトこそ、固定化された概念であったり、価値観なのだと思う。
革新的なコトを言う人のほうが、その実、固定化された(古い)概念や価値観に縛られている、と言うコトは無いだろうか?

古い概念や価値観を壊すためには、それ相当のエネルギーが要る。
そのエネルギーの源が、希望とコミュニケーションだとしたら、それが今の日本に一番足りていないモノ・コトというコトになる・・・・。
希望を無理でも、コミュニケーション力をつけるために、イロイロなモノを捨てる必要がありそうだ。
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フラッシュマーケティングは、根付くのか?

2010-11-20 20:09:19 | ビジネス
しばらく前から、盛んにリクルートさんの「ポンパレ」のテレビCMを見るようになった。
往年のヒットテレビ番組「ヒットパレード」に似た演出と、曲にあわせて「ポンパレ、ポンパレ・・・」を華やかで賑やかなテレビCMだ。

この「ポンパレ」と言うのは、会員制クーポン割引券販売だ。
そして、今年話題になった「フラッシュマーケティング」の一つでもある。
手法としては、販売時間限定の割引クーポン券を販売目標数まで集まれば、契約は成立。
時間内に販売目標数に達しない場合は、契約不成立となり、その割引クーポンは購入するコトが出来ない。
購入者にとって魅力なのは、50%OFFは当たり前、中には90%OFFと言う格安の内容だ。
そこで、購入希望者が利用するのが、ツィッターだ。
ブログを利用すると言う方法もあるが、ツィッターのように短時間で多くの人に知らせ、情報を交換しあえるほうが、集客がしやすいといわれている。
いずれにしても、ネットと言うツールがあって、初めて成立するビジネスモデルだ。
ツィッターという「口コミ」を利用した、新しい集客方法とも言える。

リクルートさんの「ポンパレ」は、会員制にするコトで顧客の囲い込みをすることで、固定客を掴むことを狙っていたようだ。
ただ、残念ながら「ポンパレ祭り」と銘打った、ハーゲンダッツ100円割引クーポンは、目標達成が出来ずに、不成立となってしまったようだ。
リクルート「ハーゲンダッツギフト券についてのお詫びとお知らせ」

「660円相当のギフト券が100円なのに、販売目標に達せず不成立になるの?」という気がするが、目標数を見ると、最初からなかなか成立が厳しい数字だったことが分る。
その意味で仕掛ける側は、契約成立となる目標数字の設定と利益の見極めが、とても重要になる。
ある意味、仕掛ける企業としては「賭け」のようなトコロもあるのだ。
逆に割引クーポンを提供する企業側としては、利益の出る販売目標を見極めるコトも大切だが、例え契約が成立しなくても、ある程度の宣伝効果が期待できる、と言う点がある。

ただ「フラッシュマーケティング」自体、まだまだ新しいビジネスモデルなので、互いに手探り状態と言うのが今の状況なのかも知れない。

そんなコトを考えながら、新聞各社のサイトをチェックしていたら、毎日新聞のサイト内でも「割引クーポン券」を扱うコンテンツを見つけた。
「毎ポン」
新聞社も遂に!と言うコトなのか?
それとも新聞各社が共同で行っている「47クラブ」の延長線にある、と見るべきなのか?
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ワークライフバランスは、育児だけとは限らない

2010-11-19 19:51:28 | ライフスタイル
ここ2、3年頻繁に聞く言葉の一つに、「ワークライフバランス」がある。
今年話題になった「イクメン知事」なども、「ワークライフバランス」と言う観点から見れば、男性の育児も時代の流れとして受け入れられるべきコトなのかもしれない。

ただ、その前に考えて欲しいと思ったことがある。
それは、様々な経験をしている人たちの活用だ。
性別を問わず「介護経験がある」とか「育児経験がある」と言うのは、企業内では経験できないコトだ。
その経験から感じ・思うコトが、画一的になりがちな発想とは違う視点を与えるコトになるのではないだろうか?
同様に、大病をした経験と言うのもプラスとして考えて欲しいと、思ったのだ。

と言うのも昨夜、NHK教育テレビ「福祉ネットワーク」と言う番組で、「乳がん患者の仕事とお金」と言う内容の放送をしていたからだ。
私自身、乳がんと言う病気になって初めて知ったコトが幾つもある。
その一つが、「癌=死の病」と言うイメージが今だに強い、と言うコトだ。
しかし、現実は「癌は治る病気」になりつつある(「難治がんと闘う-大阪府立成人病センターの50年」に詳しい)。
完治は無理でも、上手に病気と付き合いながら生活をすると言うコトは、十分出来る病となりつつある。
そして、「癌=手術が治療法」と言うイメージもある。
今では癌の種類にもよるが、放射線治療や分子標的薬治療などが主流になりつつある。

特に乳がんに関しては、手術後の放射線やホルモン療法の方に重点が置かれている。
ホルモン療法などは、治療期間が5年近く必要になる長丁場だ。
当然、その間の治療費は膨大になるのに、「乳がん」を告白すると多くの女性たちは職場を去らざる得ない、と言うのが今の日本の社会なのだ。
それは乳がんに限らず、様々ながん患者さんたちが経験しているコトのように感じる。

患者となった日から「死と向き合う」と言う特異な経験をし、「がんと上手に付き合う生活」と言う「ワークライフバランス」が合っても良いのではないだろうか?
男性の2人に1人、女性の3人に1人が癌になる時代なのだ。
「人が人らしく、生き易いバランス感覚」と言うモノが、求められる時代になりつつあるのだと思う。
だからこそ、企業も複眼的な視点での「ワークライフバランス」を考える時代になってきているのではないだろうか?
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