日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

最近人気の「道の駅」

2010-05-01 22:13:45 | トレンド
このGW、遠出を予定されている方も多いのではないだろうか?
昨日の早朝から既に大渋滞が始まっていたようだ。
やはり「高速道路1,000円乗り放題」というのは、それだけ魅力的なのだろう。

そんな「クルマで楽しむ休日」に、もう一つ話題となっているスポットがあるようだ。
今年になってから、新聞や雑誌などで頻繁に取り上げられる場所がある。
それが「道の駅」だ。

「道の駅」の最大の魅力は、「産直」だ。
「産直」というより、「農家市場」という感じだ。
地元の農家さんたちが、自分たちが作った野菜や農家の主婦グループが作った、地元ならではのお惣菜が所狭しと並ぶ。
そんな「地方色いっぱい」で、市価よりもお値打ちな農作物や特産品を買う楽しみがある。
もちろん、食事という楽しみもある。

ところが、最近の「道の駅」は、もっと充実をしているようだ。
ドライブで疲れた体を足湯で、リフレッシュさせられるような施設があったり、子供たちが遊べるようなチョッとした「遊具+運動スペース」などがあったりする。
だからだろうか、先日、夕方のニュース・情報番組では「道の駅」の駐車スペースを利用して、キャンピングカーで寝泊りしながら、旅行をする熟年のご夫婦が紹介されていた。

確かに、「道の駅」は駐車スペースは大きい。
まして、夜となれば利用者はいなくなる。
比較的新しい「道の駅」であれば、トイレなどバリアフリーでキレイなところが多いだろう。
安く、気軽に遠出を考えるのなら、とても魅力的な施設なのだと思う。

それで気になって、中部エリアの「道の駅」がどんなところにあるのか?調べてみると、いわゆる「田舎」に点在している。
だからと言って「観光地」の近くにあるのか?という訳ではない。
「観光地」に行く(帰る)途中で、チョッと寄って買い物をする・・・という感じではない。
移動手段がクルマなので、「チョッとルートを外して、寄り道感覚」で、利用する方も多いのかも知れない・・・と思うのだが、どうやら最近はそうでもないようだ。
「道の駅」が、出掛ける目的となりつつあるようなのだ。

かつて、地方には「物産館」が街中にあった。
今では、その「物産館」の役割を「道の駅」がしているようだ。
それも、+αの施設をつけている。
「チョッと喧騒を離れ自然豊かなところに、日帰りで」という、お出掛けなら「道の駅」はとても便利な場所なのかも知れない。
そして、それが地方の活性化となる可能性を含んでいるのかも知れない。