日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

「食べること」の大切さ-今日のニュースから-

2005-05-31 11:50:06 | ライフスタイル
「我慢比べ、やめましょう」にコメント及びトラックバックを下さったsabuさん、ありがとうございました。
本当に、男性のファッションが変わるためには、いくつもの「既成概念」を打ち破る必要がありそうですね。

さて、今日の新聞及びYahooのトピックスから気になるニュースを、ピックアップしたいと思います。
まず、共同通信が伝えている男女とも高いやせの死亡率 中高年、標準体格の倍以上と言うニュース。
時代とともに「美の基準」が変化するとは言いますが、1960年代から始まった女性の「痩せ型指向」はとどまることを知りません。
また、欧米型の食事が中心になってきたことで「肥満」そのものが、悪とされてきています。
もちろん「肥満」による弊害は、様々な病気を引き起こすこと等既に認知されていることですが、どうやら男女を問わず「痩せている」ことも、プラスではないようです。
どうも、日本人の性質なのか?「体に悪い」と言われると、危険因子を取り除く努力を際限なくしてしまうようです。
「ほどほど」ということが、苦手なのでしょうか?

そして、その関連記事としてキリンウェルフーズの20年前に比べて、若い女性の"やせ"は2倍近くに!というデータが出ています。
痩せている女性は増えているとは思うのですが、個人的にはやや違和感があるのです。
それは、若い女性の体型についてです。
「ローライズ」と呼ばれる、股上の浅いパンツスタイルがここ2・3年流行していますが、本当に「足長・美脚」に見せてるのでしょうか?
むしろ「ずん胴・足短」のようにしか見えないのですが・・・。
体全体は痩せてきているのに、プロポーションと言う意味では「???」なのです。
女性らしい体型と言うよりも、幼児的体型と言いますか・・・。
「痩せている」ということと「ナイス・プロポーション」とは、別だと思うのですが・・・どうでしょう?
彼女たちの食生活を見てみると、不安がよぎります(オバサンの余分な心配ですけど)。

そんな記事とリンクするように、今日の毎日新聞には人類の食・現在と未来 栄養・食、解き明かすと言う特集記事が、掲載されています。
一言で「食べる」という行為をいうことは、簡単なことなのかも知れません。
ただ、そこに関わることを考えたり文化としての「食」を考えると「ひとの根源」のような気がします。
だいぶ前「個食」ということが話題になりました。
「食べる」という行為に+αがされた時、初めて「栄養」や「文化」というモノが加わるような気がします。

「地産地消」ということを含めて、「食」というモノを考え直す時期がきているのかも知れません。

メディアミックス型広告-金鳥-

2005-05-30 11:07:49 | CMウォッチ
先週、新聞に全2段の「新聞小説風広告」が連続掲載されていた。
広告主は「大日本除虫菊株式会社」。
と言っても、「そんな会社あった???」という感じなのだが、ブランド名は「金鳥」である。
今や会社名よりもブランド名の方が有名になってしまった。

この「金鳥」は、面白CMを制作することでも有名。
古くは「亭主元気で留守がいい」とか「端っこ歩きなさいよ~」といった、やや毒気とユーモアがあるCMがある。
そして、今回の「新聞小説風広告」について。
実は、この広告をよく見ると「ラジオCM」も併用して作成されていることが分かる。
その出演者も、現在のテレビCMの出演者がそのまま出演している。
加藤治子さん演じる春子さんが「オヤジも蚊もそこからは入れないのよ」と、さりげなく商品の効果を言い、大滝秀治さんふんする秀司が「そりゃ~、厄介な商品だね~」と再度商品の効果を言っている。
この商品のテレビCMでは、出番の無い息子役の岸部一徳さんだが、ラジオCMと新聞広告ではシッカリ登場している。

インターネットの登場により、テレビCMである程度興味の引くCMを放送し「続きはインターネットで・・・」という内容のものは多いのだが、新聞、ラジオ、テレビ、インターネットと様々なメディアを使って、トータル的に広告をすると言うのは、珍しいアプローチだと思う。
その為には、シッカリとした「アカウント・マネージメント」がされていなくては難しいのだが・・・。
「金鳥」の場合、これまでの実績と言うか経験があるからこそ、このような展開ができるのだろう。
それどころか、インターネット上で「CM劇場」を展開している。
この「劇場」そのものも、とても凝った内容でCMと言う世界に「エンターティメント性」を持ち込むことに、成功している。

さてさて、今後この電子蚊取り線香のCMの展開は、どうなるのか?
新聞広告に登場していた、「俳句の先生・月波」の登場はあるのか?
そして、殺虫剤のCMで秀司が呼び出した女性とはどのような関係なのか?
それを興味深々でシャッターチャンスを狙う息子・岸部一徳は?
しばらく、目が離せないCMである。

これってあり?-天下りの現実-

2005-05-29 10:49:59 | 徒然
今日の毎日新聞WEB版のトップは橋梁談合:天下り40人超 出勤ゼロで年収1000万円もと言う記事でした(午前)。
こういう記事を目にすると、腹立たしいやら勤労意欲が減退して虚しくなる。

今回の「橋梁談合」というのは、40年近くも前から行われてきたことだと報じられている。
実は、過去に「談合」という場面に遭遇したことが何度かある。
最初に就職した企業が、公共事業を請け負う会社だったので「談合」というのは日常的にされていた。
良い・悪いではなく、業界全体が上手く収益をあげ、利益分配するためには必要とされているシステムと言う認識だったと思う。
派遣社員として某大手ゼネコンで仕事をしていた頃(実は、マーケティングの仕事と兼業してた)、現在の中部国際空港(通称:セントレア)の工事に関わる談合が、発覚した事がある。
大きな建設プロジェクトなので、大手ゼネコン企業が集まって建設現場をいくつかのブロックに分け、ジョント事業として工事を請け負ったのである。
その行為が、「談合」として取り上げられ、2日間ほど関係資料をシュレッダー室に籠もって処分したことがある。

元々、建設業界というのは基盤の弱い業界なのではないだろうか?
戦後の日本が復興する過程で、建設業界が大きくなり、「大手」と言われるところが危険を伴う工事は小さな下請け・孫請けを使い、「ピラミッド型の産業構造」と「逆ピラミッド型の利益構造」を作ってきたように思う。
大きな建設工事は、限られた公共事業ということなるのでその利益配分を均等化するためには「談合」という手段が有効だったと言うことになる。
いわば「談合」は業界全体が、発展するための手段だったと言うこと。
しかし、時代が変わり公共事業をする場所も必要性もなくなり、初めて業界の基盤が弱いということに気がつき、何とかするために公共事業の発注者の実力者と言われるような人たちを迎え入れるようにした。ということは暗に想像がつく。
まぁ、それに体よく天下った人たちが毎年相当数いて、税金やら高速料金を食い物にしてきたと言うことなのだろう。
とすると・・・建設業界の人たちの多くは、「今の公共事業が、国民の利益と言うよりも自分達の利益のために行われている」ということを知っているのではないか?
ただ「生活者利益」ということを考えてこなかった(知らなかった?)ために、どうしたら良いのか分からない。ということのような気がする。

一番問題なのは「公僕」であるはずの人たちが、「国民のみなさまへの利益」ということを忘れ、「自己利益しか考えていない」と言うことになるのでは?
それにしても、80歳と言う年齢になっても元勤務先に影響力があるのだろうか?
普通の企業では、考えられないことですね。
そして、1日も出勤をせず、当然仕事もしないで年間1000万円の報酬を得るなんて・・・「恥ずかしい」という感覚が無いのだろうか?
「真っ当な家庭教育を受けてきた大人のやることではない」と感じる。

夢と現実-仕事の厳しさ-

2005-05-28 10:49:54 | ビジネス
RS250Yさん、二日続けてのコメントをいただきありがとうございます。
「どれだけ、多くの方に興味を持ってもらえるようなエントリーが書けるのか?」と、いつも不安なんですよ(トホホ)。
基本は「脱力系」なので、肩に力が入らないようにと思っています。

今日の朝日新聞のWEB版asahi.comの土曜日版「be」のコラム「読み・説く」に雑事いとわぬ代理人と言うタイトルで、生島 淳(ジャーナリスト) さんが「メジャーリーグの代理人」について書いていらっしゃいます。
野球だけではなく、最近ではサッカーなども「代理人」という職業が注目されるようになってきました。

野球の場合は、野球経験のある弁護士さんがなったりする傾向が強いようです。
ここ2、3年は、日本でも契約更改で「代理人」として弁護士さんを伴って交渉する選手も増えて来ましたね。
契約交渉以外では、どんなことをされているのか良く分かりませんが・・・このコラムの「代理人」さんは、メジャーリーグの代理人さんですが、日本の場合はどうなんでしょうね?

サッカーの場合は、FIFA(国際サッカー連盟)が認めた「選手代理人資格」が必要となります。
現在、日本では14名(内女性1名)の方々が、資格を取得していらっしゃるようです。
サッカーの場合はFIFAの実施する試験があり、自分の居住している地域のサッカー協会からの推薦が必要だったり、供託金が必要とされたりするようです。
以前は、日本語での受験が出来ませんでしたが、昨今の日本人選手の活躍により日本国内での受験が可能となり、日本語受験が出来るようになったと聞いています。
たとえ「選手代理人資格」を取得したとしても、選手と契約しなくてはビジネスとしては、成り立ちません。
現実的には「代理人」として仕事をされている方は少なく、スポーツビジネス全般に関わるような仕事をされている方が殆どだと聞いています。

このコラムにあるように、「憧れや夢と現実は、大きく違います」。
どのような仕事でも同じですが、スポットライトを浴びるような「華やかな」仕事などありません。
地味~な仕事の積み上げた結果として、(間違って)スポットライトがあたる場合も無い訳ではありませんが、期待しないほうが良いでしょう。
「代理人」だからといって、「選手とマブな関係になって一緒に飲んだり、食事をしたりなどと言うことは、一切ない!」と思います。
「代理人」にとって、一番大切なことは「契約選手が、気持ちよくプレーできる環境を整える」ということだと考えれば、「契約交渉のできるマネージャー」だと考えるほうが良いかも知れませんね。

いずれにしても、「夢と現実の間にあるギャップは、大きい」ということです。

地産型のファッションは、いかが?

2005-05-27 11:33:02 | ライフスタイル
昨日のエントリー「ひとを育てる」にコメントを下さった、rs250yさんありがとうございました。
元気の出る!エールをいただき、感謝しています。
私より、だいぶお若い方のように拝察いたしております。

そうですね・・・ご指摘のあった「家庭教育」ということについては、高度成長期の頃から崩れはじめ団塊Jr.たちが生まれた頃ぐらいから、余り重要とされなくなってきたように思いますね。
子どもの教育についての優先順位が、「学力>>>お稽古事>>躾け」になってきているように思います。

過去の経験から言いますと、外国の人たちと接する時、一番大切なのは「躾け」の部分です。
「躾け」というのは、「自分と他者との関係を感じ、理解しあう努力をする基本」のように感じることが多かったですね。
「英語や外国語が話せる≠グローバル」だと思いますし、そのような経験をイッパイしてきました。
日本人は、世界に類をみないくらい寛容で、優しい民族だと思います。
それは、強烈なほど「他者と自分の関係を意識している」からではないでしょうか?
その教育の場は、学校ではなく家庭だと感じますね。

そして、「他者依存」という指摘も、頷けるところです。
やはりそれだけ、社会が豊かになってきたと言うことや、子どもに手をかける時間がありすぎる、と言うこともあるかも知れません。
それを象徴する言葉が「あなたのため」では?
「あなたのため」という言葉は、言っている側からすると「親切」という満足があります。
小さい頃から言われている側からすると、「責任の回避」という意識が働くようになります。
本当は、反発するくらい元気があるほうが、社会の中で活躍できるのですが。
その為でしょうね、最近やたらと「自己責任」という言葉を聞くようになったのは。
「権利」があれば「責任」を伴うと言うことぐらい中学生でも習うことなのに、それが「実感」としてない。ということだと思います。

一昨日、小池百合子沖縄担当相と細田官房長官が「かりゆしウエア」を試着し、購入したと言うニュースがありました。
余り聞きなれない「かりゆしウエア」ってなんだろう?と思われた方は、いませんでしたか?
「紅型模様がきれいなアロハシャツ」という感じで見ていたのですが・・・沖縄では官公庁の人たちも普通に着ているようです。

そして、このニュースを見ながらフッと思ったのです。
だったら、新潟県選出の議員さんは「『越後上布』や『小千谷縮』で出来たシャツを着るとか出来ないものか?」と。
「上布」そのものは、麻で出来た夏の織物ですから全国各地に産地があります。
染色技術も、地方独特のものがあります。
国会議員さん自ら、地元の夏織物を使った涼しいファッションを、地元の人たちのパワーを使って提案されてみてはいかがでしょう?
こういうアイディアのほうが、地元を元気にするのでは?と思います。
下手な誰も通らないような高速道路を作るより、地元のPRになると思うのですが・・・。

毎日新聞に二日連続で、メンズファッションについてのコラムが掲載されていました。
昨日は、先日なくなられた石津謙介さんについて。
もう一つは「ノーネクタイ・ノー上着」について、明治の文豪達のファッション意識。
チョッと参考になるかも知れません。

「ひとを育てる」-社員教育と成果-

2005-05-26 12:23:11 | アラカルト
このところ、全国新聞の中で「毎日新聞」の記事が面白い!と感じている。
とにかく、ニュース記事以外の記事が元気なのだ。
と言うことで、本日の話題。

一つは、「発信箱」というコラムのマタイ効果
このコラムを書いているのは、科学を担当している記者さんである。
科学の世界では、企業だけではなく大学などの研究施設でも「成果」が求められている。
それがプラスの方向であればよいのだが、場合によっては「研究費欲しさ」に間違った方法で成果を出そうとするようだ。
数年前にあった「遺跡発掘捏造」という事件などは、顕著な例だろう。
記者の方が、書いているように「成果を求めすぎる」と「内向き体質」へと変わってしまうことも確かなことだろう。
昨年発覚した「三菱自動車リコール隠し問題」などは、「ユーザーのことを考えていない企業体質」が分かった。
その為に、昨年度は4700億円の赤字を出す結果となってしまっている。
三菱以外の自動車メーカーは、売上・収益ともに好調だったのに。

そうして、もう一つ。
eラーニング:人を育てることが企業を好循環に導くと言うインタビュー記事。
インタビュー内容を読むだけで、「確かにそうなんです!!」と頷くことばかり。
これまで、日本の企業は「企業の幸せが社員の幸せ」というスタンスを取ってきました。
ところが、先が見えない社会状況の中では「企業と従業員の幸せとは、関係ない」という認識へと、変わってきてました。
それが良いか悪いかではなく社員自身の意識変化が大きかったのだと思います。
もちろん、「リストラ」という名の「首切り」が横行したのもその要因です。
しかし、ここにきて「本当にそれでいいの?」と考え直すような動きが出ています。
団塊の世代が一斉に定年退職を迎えることで、人材不足が懸念されるようになってきたのです。
それまで、人減らしに躍起になっていた企業にとっては「社員教育」は急務の問題となってきたのです。
でも・・・「人材(人財)」はそう簡単には育ちません。
何よりも「企業が、社会の中で必要とされるための『ひと』を育てる必要がある」のです。
このインタビューは、その大切さとポイントをシッカリと教えてくれています。

そういえば・・・先日何気なく入ったマックには
「ファーストフードのおいしさや安全は、スローにつくられています」
と言うポスターがありました。
そして、社員・アルバイト募集のリーフレットにも「マニュアルではない、接客」ということを書いていました。
ファーストフード店、コンビニエンス・ストアーの「脱マニュアル教育」が、始まりました。
普通の企業こそ、「マニュアル教育」をしていませんか?

ファッションリーダーの死-石津謙介氏のこと-

2005-05-25 11:43:35 | アラカルト
一昨日のエントリー「我慢比べ、やめませんか」については、他の方からもトラックバックをいただきました。
つらつら日暮らしさんからです。
ありがとうございました。
どうやらご職業は、僧侶をされていらっしゃる方のようで「夏の暑さにはビジネスマンとは違った苦労」をされていらっしゃるようです。
このように、様々な職業の方の苦労を知ることもブログならではですね!
そして「兵庫県の某職員」さんから、現在神戸市が取り組んでいるエコ&省エネ・スタイルのご紹介をいただきました。
市長さん自ら、エコ&省エネを提唱される背景には「阪神淡路大震災」での教訓があるんですね。
こういう点では、東京の方が既成概念にとらわれ過ぎて遅れているかも知れませんね。

今日「VAN」の石津謙介氏の訃報が伝えられています。
おそらく、「メンズファッション」と言うビジネスを成功させた、第一人者だったのではないでしょうか?
アイビースタイルを日本に紹介し、メンズファッション誌の先駆者的存在となった「メンズクラブ(通称メンクラ)」や「男性専科(現在の「Men’Ex」)」等に影響を与えた方でした。

1960年代~70年代にかけて、お洒落な男子高校生はいかに「VAN」の紙袋をさりげなく持って歩くのか?が、問題でした。
そのくらい「VAN」というブランドは、憧れであり、お洒落のキーワードだったのです。
それはファンションと言う範疇には収まらず、石津氏の提案する「ライフスタイル」そのものが、当時の若者の「お手本」だったように思います。
と言っても、当時の私は小学生~中学生だったのですが・・・すぐ上の兄が、とにかく「VAN」に憧れていたので・・・(汗)。
晩年には「メンズきもの」と言う分野でも活躍をされ、きもの姿で雑誌などに度々登場されていました。
とにかく「粋」とか「洒落モノ」という言葉が似合う方だったと思います。

今年から政府が提案する「クール・ビス」という省エネファッション。
石津謙介さんなら、どういう提案をされていたのでしょうか?
是非、お話を伺いたかったと思います。

見方が変わりますね・・・-テレビ番組とヒット曲-

2005-05-24 13:21:47 | 徒然
昨日のエントリーで、「ノーネクタイ、ノージャケット」について書きました。
そうしたら・・・今日の定例記者会見で細田官房長官が、「お試し」されたようです。

今日の讀賣新聞から気になる話題を二つ。
一つは、NHKの「プロジェクトX」についての、「プロジェクトX」事実と違う、取材された高校が抗議と言う記事。
暫く前、「コーラス」というフランスの映画が話題になりましたが、その日本版みたいですね。
映画は、ある程度フィクションと言うか脚色されていても、見る側も納得しているところがあるのですが、NHKの「プロジェクトX」って、ドキュメンタリーの再現と言うのが「売り」だったのでは?
確か、以前にも問題になったことがあったように思います。
でも、人気番組なんですよね。
支払い拒否を続けている我が家に、NHKの方が来られての押し問答のキメ台詞は「プロジェクトXのような、優れたドキュメンタリーを見てください。大河ドラマとニュースがNHKではありません」ですから。
でも、見る気にはならないんですよ。
どこか「誇張された匂い」があって。
それに、ある種の「宣伝」でもあるんですよね。
「みなさまのNHKが、宣伝をしても良いのか?」と思うところでも在ります。

もう一つは、ビートズと英国。
BBC調査の『英国人の好きなロック』について。
英国が生んだスターバンドと言えば「ビートルズ」なんですけど・・・。
それが、「キンクス」だとは!
「ユー・リアリー・ガット・ミー」という楽曲は、現在アサヒ飲料の「若武者」で使われいるので聞いたことがある人は多いとは思いますが、「ビートルズナンバー」のような親しみはないのでは?
でも、考えてみれば「ビートルズ」の成功は、アメリカ進出と言うかアメリカでの大ヒットがあったから。
「ビルボード誌」や「キャッシュボックス誌」と言った「ヒットチャート」を総なめにしたからといって、それが、英国での人気とは結びつかないと言うことでしょう。
個人的に懐かしかったのは「デビット・ボーイ」と「クィーン」かな?
今では超カッコ良い中年男性の代名詞となっている「デビット・ボーイ」ですが、当時はオレンジ色に髪の毛を染め、山本カンサイの衣装を身に纏い、中性的な魅力で売り出していました。
多分、女装っぽい格好もしたことがあると思います。
「クィーン」も、やたらと煌びやかな衣装が印象的で・・・まさかその後タイツ姿のフレディーマキューリーを見ることになるとは、思いも寄りませんでした。
どちらも、その強烈な個性で一つの時代を創りあげた、素晴らしいアーティストであることには代わりませんが。
もしかしたら、英国民が「ビートルズ」ではなく彼等の名前を挙げた最大の理由は、そこにあるのかも知れません。

我慢比べ、やめましょう-夏のファッション-

2005-05-23 10:48:39 | ライフスタイル
ニュースにも「アクセスランキング」というモノがあるらしい。
その、ランキングに毎日新聞の気温30度:男性の2割は長袖上着着用 女性はゼロという記事が、上位ランクインしている。

この調査結果を見て、どう思われますか?
「我慢比べ、やめましょう」とのが、感想です。
「暑くなっても、背広は脱げない」と言うのが、男性のご意見だと思います。
その理由は「営業職など人と会う仕事では、相手に対して失礼になるから」という事でしょうね。
であれば、訪問先のエントランスで上着をサッと着て、普段は持ち歩けば良いのに・・・と思うのです。
でも、男性の多くは「荷物になるのが嫌」、「上着のポケットに貴重品を入れている」という理由で、上着を着ているのではないでしょうか?
ところが、現在政府では「ノーネクタイ・ノー上着」を「エコロジー運動の一環」として、奨励しています。
それに応じるように、百貨店の一部では「ノーネクタイでも、カッコ良く見えるコーディネート」の提案を売り場で展開しているところがあります。
果たしてどれだけの効果を発揮するのか?と思います。
根本的な発想の転換がないと、難しいのでは?

まだ時代が「昭和」だった頃、男性の夏服の素材は「麻(=リネン)」が中心でした。
特に上着などは、アイボリーなどのリネンの上着を涼やかに着こなしている写真を見たことがあります。
ところが、最近、男性(だけとは限りませんが)の服飾素材が、さほど変化していないような気がするのです。
麻などの素材のほかに、「トロピカル」と呼ばれる「サマーウール」素材の上着を着ている方も、余り見かけません。
素材を変えるだけでも、だいぶ違うような気がするのですが・・・。
この記事にあるように、1日中男性に合わせた室温で働く半袖の制服を着用している女性たちは、「冷え性」と戦うことになってしまいます。
女性たちにとっても「我慢の夏」です。

東京のように、オフィスビルの高層化が進んだところでは、窓を開けて仕事をすると言う訳には行きません。その代わりに使うエネルギーは膨大。
だからこそ、男性は夏素材の服装に変えてみてみませんか?
そういえば・・・今年の「高額納税者No.1」だったスーパーサラリーマン清原さんは「ノーネクタイにジャケット」で顧客開拓をされていらっしゃるとか?
「デキル男性は、ノーネクタイでも大丈夫」ということでしょうか?



「いい男」ってなんだろう?

2005-05-22 19:41:42 | 徒然
「女性の責任?」にコメントを下さった、sabuさん、ありがとうございました。
お久しぶりですね。
ブログ拝読させて頂きました。

昨年からメンズ雑誌の創刊ラッシュが続いている。
ホリエモンことライブドアの堀江社長が、イタリアンスタイルのスーツを着ている表紙で話題になった「GQ」等も、比較的新しいメンズファッション雑誌だ。
現在創刊されている雑誌の多くは、30代~40代の男性をターゲットとした「ファッション&ライフスタイル」を提案している。
その為、カラーページも多く高級紳士服や高級外車だけではなく、スキンケアなどの情報もシッカリと押さえている。
そんな中、毎日新聞のWEB版の「はてなの玉手箱」に「いい男」の条件は?と言う記事があった。
記者さんの好みはともかく、「いい男」も女性同様「時代や国を映す鏡」のようだ。

タイのように仏教思想が根強い国では「年長者に対して敬意を払える」ということが、大切な条件のようだし「大声で話さない」ということも重要ポイント。
容姿よりも、中身重視といったところか?
アラブの男性は「髭があること」が社会的第一条件で、「母親を大切にする」男性がモテると聞く。
さてさて、日本ではどうなのだろうか?
最近のテレビを見ていても、さほど「いい男!」と思える男性を見かけていないような気がする。
もちろん、好みの問題もあるだろう。
行動範囲の問題と言うことも考えられる。
でも・・・まず政治家といわれる人たちは、概ねOUT!!
容姿云々ではなく、「利権に執着したような脂ぎった雰囲気」が×。
俳優さんたちもね・・・みなさん整い過ぎてて・・・生命体としての強さに疑問。
スポーツ選手などは、「良いんじゃないですか?」と思われる方もいれば、「ゴメンナサイ」という方も。
相対的には「脂っこくない、穏やか系」が、好みのタイプなのかも知れない。
まぁ、「自分の好みを世間に公表してどうする」という厳しい指摘をされそうですが。
と言っても、自分の好みも変化がある。
韓流ブームで騒ぐオバサマたちも、数年後はどうなっているのか分からない(と思う)。

結局のところ「中身で勝負!」ということになるのだろう。
まず一番大切なことは「コミュニケーション能力に長けている」ということになるのだが。