日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

時代の変化と共に変えていくのは、スポーツも同じ

2019-01-18 20:25:30 | スポーツ

横綱稀勢の里が、引退を発表した。
横綱となってから、怪我による休場が続いたうえの連敗では、辞めざる得なかったような気がする。
それだけ「横綱」という地位は相撲の世界では、厳しくも期待される力士だといえる。
ただ、一部では「日本人横綱」にこだわった相撲協会に潰された(といっては失礼だが)のでは?という、話も聞く。
相撲ファンではないので、なんとも言えないが、確かに今の横綱という地位にいる力士の出身地は日本ではない。
「国技」といわれながら、日本人横綱がいないという事実は相撲協会の焦りがあったのかもしれない。

横綱という地位にある日本人力士が活躍した時代は、いつの頃だっただろう?
ここ数年の相撲界の話題は、「暴力事件」ばかりが目立っていた。
それは時には「かわいがり」という名前で呼ばれることもあったが、傍から見れば「可愛がっている」のではなく「鉄拳制裁」のようにしか見えなかった。
同じようなことが、何度も繰り返され問題視されてきたにもかかわらず、変わることが無かった。

何故変わることが無かったのか?と考えると、「強くなるためには、暴力も必要」というような意識が、スポーツ界のあちらこちらにあったからではないだろうか?
確かに私が中学・高校の頃は、「炎天下でも水を飲むな」などという指導法が、一般的だった。
同様に「精神と肉体を鍛える為には、選手を追い込む必要がある」などという精神論的、指導も当たり前のようにされてきた。
その名残が、今でも大手を振って通用している、というのが現状なのかもしれない。
その顕著なスポーツが、相撲ということになるのかもしれない、と稀勢の里の引退のニュースを見て感じたのだ。

一方、世界を舞台に活躍する選手たちの多くは、上述したような「精神論」のトレーニングはしていないのでは?という、気がしている。
例えばサッカーなどは、プロのフィジカルトレーナーがついて、ポジションごとに必要なトレーニングをしているはずだ。
食事にしても、スポーツ専門の管理栄養士さんがついて、食事のメニューを作成したりしているし、既婚選手の奥さんなどを対象とした「料理教室」を開いているチームもあると聞く。
おそらく、テニスの錦織選手なども単身米国へ行った頃から、そのようなトレーニングのプロが技術面だけではなく、トレーニング全般のサポートをしてきたのではないだろうか?
そのような体制ができていなければ、世界のトップクラスの選手として活躍すること自体、難しくなっているというのが今のスポーツ界なのでは?

そう考えると、相撲界も部屋ごとの親方が指導するだけではなく、トレーニングや食事のプロのサポート体制を組む必要があるのでは?
それは「怪我をしにくい体づくり」にもつながっていくのでは?という、気がするのだ。

海外出身の力士と比べると、日本人力士の体は一昔前のお相撲さん(体形)という印象がある。
日本人力士・海外出身の力士と分け隔てなく、力士を育成するにしても日本人力士の足りない部分を補うようなトレーニングは、差別ではなく必要だと思うのだ。
今までの「稽古」を否定しているのではない。
「国技」であっても、時代の変化と共に「稽古」そのものを変え、食事などを含めたサポート体制を変えていかなくては、相撲そのもの魅力が無くなってしまうような気がするのだ。

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スポーツ界の騒動で、知りたいことは「真実」

2018-09-26 16:39:53 | スポーツ

昨日、貴乃花親方が日本相撲協会に「退職届」を提出した。
退職理由は、「日本相撲協会からの重圧」ということのようだ。
日刊スポーツ:貴乃花親方、退職届の理由「協会の有形無形の重圧」

相撲については、ここ数年親方や力士による暴行事件などが毎年のように報道され、場所の話題よりも暴行事件の話題のほうが世間の注目を浴びているのでは?と、感じるほどだった。
もちろん、本場所中は取り組みの結果などがスポーツニュースや全国紙のスポーツ面で大きく取り上げられるのだが、それよりも話題として取り上げられるのが、一連の不祥事?なのだ。

今回の貴乃花親方の引退には、相撲協会が今年7月に決めた「親方は必ず一門に所属しなくてはならない」という、約束事があったからだという。
一部からは「相撲協会による貴乃花親方締め出し」の為の約束事なのでは?という、指摘がある。
それにしても、何故これほどまでに相撲協会と貴乃花親方と対立をするのだろう?
何より、貴乃花親方は退職し、引退をすると会見まで開いているのに、相撲協会側は「書類不備」ということで、受理をしていない。
傍で見ていると「蛇の生殺し」のような、印象を受ける対応だ。

と同時に、今年に入ってから相次いでスポーツ界で起きている騒動と、根っこの部分では同じなのでは?という、気もしている。
日大ラグビー部のラフプレー、レスリング、体操、ウェイトリフティングなど、一連の騒動の指導者たちの多くは「昭和のスター選手」だった。特に体操とウェイトリフティングに関しては、かつての名選手でありお子さんたちも同じスポーツで実績を残されている、いわゆる「親子鷹」のような関係にある。
そのため、親子ともども注目を浴び、スポーツ指導などについても、話題になってきたはずだ。
にもかかわらず、何故今頃これほどまでに問題が発覚するのだろう?
そして、いつまでたっても解決した、というよりもグダグダとうやむやになっている(ような気がしている)。
その最たるものが、今回の「貴乃花親方VS日本相撲協会」かもしれない。

貴乃花親方と日本相撲協会との軋轢(?)は、今回の一連の事件が発端ではない(と思っている)。
随分前から、貴乃花親方と日本相撲協会との間には、相撲に対しての考えの食い違いがあり、今回の事件がその溝をより大きくさせた、という印象がある。
その結果、貴乃花親方が退職→引退ということに追い込まれたのだと思うのだが、相撲協会側の説明も貴乃花親方の説明も、何だか釈然としない。
ここまでくると、相撲ファンではない私などは、何が何だか訳が分からなくなってしまう。
おそらく多くの人たちは「それぞれの言いたいコト」を知りたいのではなく、「何があったのか?」ということが知りたいのではないだろうか?

今回の「貴乃花親方VS相撲協会」という問題だけではなく、今年起きた一連のスポーツ界を揺るがしている問題全てに共通することは、多くのスポーツファンが知りたがっている、「事実と真実」を明らかにすることだと思う。
それが、問題解決の糸口となり多くのスポーツファンを再び呼び戻すことになるのでは?


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スポーツトレーニングも、変化する

2018-07-16 07:22:59 | スポーツ
梅雨明け直後から、真夏の暑さが襲っている。
大雨の次は「殺暑(勝手に名付けました)」のような、暑さだ。
くれぐれも、体調管理には気を付けたいところだが、この体調管理が難しい人たちがいる。
子どもやお年寄りは当然だが、この炎天下部活などをしている生徒たちだ。

先日、部活動中の態度に問題があると、生徒を「罰走」として校舎周辺を80周(常識的な距離とは思えないが)走らせ、走らさせた生徒が熱中症で倒れ救急搬送される、というニュースも報じられている。
讀賣新聞:校舎80周走、市側は「体罰の範囲さえ超える」

この罰走を課した顧問の先生が、なぜ80周という常識を超える距離を走らせたのかは不明だが、そもそも炎天下でスポーツのトレーニングをする必要があるのだろうか?
罰走はもちろんだが、通常のトレーニングにしても、尋常ではない暑さの中でトレーニングをして、成果が上がるのだろうか?
確かに、高校生のスポーツ大会である「インターハイ」などは、炎天下の中で行われることも多い。
その暑さに慣れる、ということも必要かもしれないが、年々「猛暑」とか「酷暑」といわれる日が多くなりつつあると考えれば、「インターハイ」などの開催時期をずらすなどをして、参加する生徒たちの体調管理をしやすい環境で行うことを考える必要があるのでは?
その最たるものが、「高校野球」かもしれない。

その「高校野球」でも、指導方法を変えることで成果を上げている学校もある。
Huffpost:投手「走り込み」もう古い? 長距離走、禁じて愛知で春4強

どうやら「走れば体力がつく」というわけではないようだ。
確かに、野球は長距離を走るスポーツではない。
「打つ・出塁する・ボールを(走りながら)キャッチする」という一連の動作をスムーズに行う為には、罰走のような長距離を走らせるよりも、必要な筋力アップのほうが効果的だろうし、生徒も理解し・納得して取り組みやすいだろう。
実際、野球よりも試合でも走る距離が長いと言われているサッカーにしても、1試合で走る距離は想像よりも短いと言われている。

サッカーも、トレーニングに関して意識が随分変わってきているようだ。
西日本を襲った豪雨で、広島の高校生たちが自主的に被災民家の片づけや清掃を行った、と話題になったが、その高校生たちを指導している先生からは「日ごろから、自主的に行動する」ということを重要視している、という話があった。
BusinessInsider:【豪雨被害】安芸南高校サッカー部員が結成した「掃除隊」。自立心と思いやりを育てた監督の教え

見出しの部分だけを読むと、サッカーというスポーツの前に自立心と思いやりを育てる指導をしている、と読み取れる気がするのだが、本分を読むと、サッカーというスポーツを指導するうえで、自主的に考え行動する、という指導を日ごろからされている、ということが分かる。何より、全体練習そのものは週のうち2日だけ。後は選手それぞれがトレーニングメニューを決めるという。
選手個人がトレーニングメニューをつくること自体、なかなか難しいと思うのだが、そのような場合は監督からのアドバイスがあるのでは?と、想像している。

今年のGW明けから問題になった「日大ラグビー部」とは、随分違う指導方針で、成果を出している高校の部活がある、ということを知ると、ますます、日大ラグビー部の指導は前近代的で、効果の薄いものだった、ということが分かる気がする。
精神論や気力でスポーツをする時代ではなくなってきている、ということだろう。

炎天下、熱中症寸前になるまでスポーツをする時代ではない、ということだろう。

 

 




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もう少し、緩めに応援しませんか?メディアの皆さん。FIFA W杯ロシア大会

2018-06-12 18:05:45 | スポーツ

今週に入り、RADWIMPSの「HINOMARU」という楽曲が、話題になっている。
話題というか、この楽曲を随分不快と思っている方々が多い、という。
そのため、楽曲を作ったRADWIMPSの野田洋次郎さんが、コメントを出した。
exciteMuisc:RAD野田「HINOMARU」歌詞について謝罪「軍歌だという意図は1ミリもない」

この楽曲はフジテレビ系のFIFA W杯ロシア大会の番組応援ソングとして、使われる予定のようだ。
前回のブラジル大会の時も、NHKのW杯の番組応援ソング・椎名林檎さんの「NIPPON」も、お隣の国々から不快感を表明するようなことがあったように思う。

日本が初めてFIFA W杯に出場したのは20年前のフランス大会だった。
初出場ということもあり、異様なほどの盛り上がりを見せたように思う。
次の大会は、日韓合同での開催となったが、この時は「日本」だけではなく、サッカーというスポーツそのものに対しての盛り上がりだったように思う。
世界中の一番上手い選手が、一同に会して試合をするのだ、サッカーファンでなくても盛り上がったのは、当然かもしれない。
予選を突破した直後の渋谷の交差点は、人があふれかえり「ニッポン」コールが遅くまで響き渡っていた。
その後も、サッカー日本代表男子はW杯に出場し続けることができるようになってきたこともあってか?初出場のフランス大会や日韓大会ほどの熱狂さは、やや薄らいでいるのでは?という気がしている。

それに反するように、試合を放送するテレビ局は随分力が入るようになってきたように感じるのだ。
その象徴が、応援ソングのような気がしている。
椎名林檎さんの「NIPPON」や今回のRADWIMPSの「HINOMARU」が、悪いわけではない。
各テレビ局がオーダーするときに、そのような趣旨で作ってください、とお願いをしていると思うからだ。
その結果、なんとなく必要以上に力が入った歌詞が、出来上がってしまっているのでは?という、気がしているのだ。

テレビ局が、力を入れるのには、放送権料などの大幅な高騰があり(おそらく、日本の場合はNHKと民放各社連合体としての放送契約をしているはずだ。しかも複数大会契約でFIFA側の言い値に近い契約金を支払っているはずだ)、そのためには時差などとは関係なく視聴率を上げる必要があるのかもしれない。
その力の入り具合が、このような力の入り過ぎた応援ソングのオーダーになってしまっているのでは?という気さえしている。

今回のロシア大会は、直前で監督交代があり、その後の試合でも良い成績が残せていない。
そのため、世間的にはあまり盛り上がっていないのでは?という気さえしている。
応援ソングというのであれば、日本代表だけではなく世界のトップクラスの選手のプレーが見られる、というワクワク感やドキドキ感を歌詞に反映してもらったほうが良かったのでは?
何より、サッカーの楽しさや嬉しさのようなものが詰まった歌詞のほうが、W杯の応援ソングにふさわしいのでは?という気がしている。

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スポーツマンシップよりも前に考えたいコト

2018-05-18 18:41:57 | スポーツ

日大と関西学院大とのアメリカンフットボールでの試合中に起きた、傷害事件(あえて「傷害事件」と書かせていただく)。
ビデオなどを見ると、いくつか疑問に感じることがある。

一つは、怪我を負わされた選手は、ボールに触っていない、という点。
サッカーやラグビーなどでは、ボールに触っている選手に向かって接触プレーをすることはあるのだが、アメリカンフットボールの場合、ボールに触っていない選手に向かって突進(「タックル」という言葉は、使いたくない)するのが、普通なのだろうか?
ボールに触れていない、ということはゲームとは関係が無い、という状況のように思える。
ゲームと関係が無い選手に怪我をさせるような行為が、ルールとして認められたら、それはスポーツと呼べるのだろうか?
今から20年近く前、Jリーグの試合でフリーキックの場面、敵味方選手が入り混じっている中、対戦相手選手の顔面を肘打ちし、顎を骨折させるという瞬間を見たことがあるが、それ以来の衝撃的だった。
ちなみに肘打ちをした選手には、審判がその後イエローカードが出されたが、肘打ちをされた選手側チームが猛抗議をした。

二つ目は、審判がこのような行為に対して、反則などを取っていない、という点。
アメリカフットボールというスポーツのルールをほとんど知らないので、このような審判の判断が普通なのかもしれないが、危険な行為に対して審判が何もしない、というのはスポーツとしてどうなのだろう?
結局、怪我を負わされた選手が、同じ選手から3回も突進行為を受けることになってしまったのは、審判にも問題があるように感じるのだ。

三つ目は、アメリカンフットボールというスポーツそのものは、選手自身の判断自由がとても少ないスポーツである、という点から考えた時の監督やコーチの、アメリカンフットボールというスポーツに対する考えの問題だ。
アメリカンフットボールというスポーツそのものは、よく知らないということは上述した通りなのだが、実はビジネスという場面では、アメリカンフットボールの組織マネジメントは、よく参考にされてきたという過去がある。
監督以外にも観客席で、ゲームを俯瞰しながら戦況を分析をする、という役割を持っているコーチ(というのだろうか?)がおり、場合によってはその戦況分析によってゲームを大きく動かす、とまで言われていたからだ。
それだけではなく、サッカーやラグビーのように選手一人ひとりの状況判断よりも、そのような戦況分析に基づいたシステマチックなゲーム運びが上手いチームが、強いチームと言われてきたという過去がある。
その「戦況分析とシステマチックな問題解決」という点で、ビジネスにおけるマネジメント発想に応用できる、ということが一時期言われたことがあったのだ。
とすると、選手一人の勝手な判断であのような傷害行為を偶発的に3回も起きるものだろうか?という、疑問がわいてくるのだ。

日大のアメリカンフットボール部(だけではないかもしれないと思うが)は、とても厳しい練習をしていた、という話がある。
もちろん、「名門チーム」なのだから、厳しい練習をしているのは当然だと思うのだが、その「厳しい練習」の中に、日本的な「根性主義」と結びついた「勝利至上主義」があったのではないだろうか?
確かに、試合に勝つ!ということはチームとして明確な目標になるだろうし、試合に勝つことで自信にもつながり、より効果的な練習ができるだろう。
ただ、そのような「根性主義」と、システマチックなマネジメントによって、ゲームを動かしていくと言われているアメリカンフットボールとでは、どこか相容れられないところがあるような気がするのだ。

「スポーツマンシップ」というのは、対戦相手に対して敬意を持つことなのではないだろうか?
アメリカンフットボールというスポーツに愛情も持たず、ただ勝つコトだけを至上命題のように考えていたとすれば、それは「スポーツマンシップ」以前の「スポーツに関わる」という意識の問題のような気がする。

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相撲協会も「神事」か「興行」なのか、ハッキリさせた方が良いのでは?

2018-04-05 19:27:42 | スポーツ

既に様々なとこで報道されている、4月4日に行われた京都・舞鶴市での春巡業で起きた「女性が土俵にあがらないでください」アナウンス事件(というべきか?)。
八角理事長は「気が動転してしまって、女性は土俵から降りてください」というアナウンスを若い行司がしてしまった、と弁明しているのようだ。
スポーツ報知:八角理事長が謝罪 倒れた舞鶴市長へ救命措置の女性に土俵から降りるようアナウンス

確かに、相撲そのものは「神事」で土俵に女性が上がることを禁じている。
今回救命措置をされた女性も、そのくらいのことは知っていたと思う。
というのも「春巡業」という、いわゆる「本場所」とは違う小規模な場所に、わざわざ見に行くことを考えれば、それなりの相撲ファンなのでは?と、思われるからだ。
にもかかわらず、女性が救命措置をしようと土俵に上がったのか?と言えば、「救命措置をすることが最優先」と判断したからだと思う。

Huffpostに掲載されている、動画を見てみると倒れた市長さんを取り囲むように、数名の男性が側にいる。
側にいるのだが、茫然自失という感じて何の対応もしているようには見えない。
そのような状況を見て、救命措置をするために女性が土俵に上がってくるのだ。

Huffpost:土俵の女人禁制は「伝統」なのか? 相撲と女性をめぐる問題提議は過去にもあった

大人の男性が寄り集まっているだけで、誰もAEDなどを取りに行かせる(あるいは取りに行く)ような行動が見えないのだ。
その後、AEDらしきものを持った男性(警察関係者?)がくるのだが、その時既に女性が救命措置を始めている。
運営側の動きが、なんとも遅いというか緊急対応ができていないのでは?という印象を受けるのだ。

もう一つは、このような巡業の場合、各会場には医療者がいないのか?という疑問だ。
もちろん巡業だけではなく、本場所もそうだが、力士が怪我をしたり、観戦に来ているお客さんが気分が悪くなったりしたとき、どのように対応をしているのだろう?
しばらく様子を見て、救急車を呼ぶ、ということなのかもしれないが、今回のように一刻も争うような状況の時には、その場で救命措置をする必要があるのでは?
もし、男性医療者がいれば、女性が土俵に上がることは無かったと思う。
別に、相撲協会が医療者を雇えと言っているのではない。
巡業先の救急対応ができる病院から、医師と看護師を派遣してもらうように手配をするだけで、十分だと思う。
もちろん、派遣される医師や看護師には、それなりの日当を支払うなどは必要だとは思うが、その程度の準備は必要だと思うのだ。
何故なら、市民が参加するようなスポーツイベントには必ず「救護班」として、医療者が待機しているのが一般的になっているからだ。

今回の件で、以前大阪府知事だった女性が「大阪場所で、優勝力士に大阪府知事賞を贈りたい」と言っていたことと、同じような報道をしているメディアもあるようだが、まったく違う問題なので、引き合いに出す必要はないと思う。

「相撲」そのものは「神事」として始まったと言われているが、今の「大相撲」にはそのような要素があるのだろうか?
むしろ、興行的要素のほうが多いのでは?
場所前の行われる土俵に神様を迎え入れるなどの神事そのものは残すにしても、「大相撲」そのものは興行として行うほうが、今の実態に合っていると思う。
そして、「神事だから土俵に女性を上げない」というのであれば、巡業場所を含め「男性救護班」を待機させる必要があると思うのだ。

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プロ野球が少し変わった・・・

2017-11-05 21:26:31 | スポーツ

昨日行われた、プロ野球日本シリーズ第6戦。
結果は既にご存じの通り、ソフトバンクの優勝で幕を閉じた。

セ・リーグはシーズン中、圧倒的な強さを見せたカープが、まさかの結果。
その広島を破たDeNAも3連敗となり、後がない状況で本拠地・横浜での試合で2連勝。
地元に戻ってのソフトバンクが、白熱した試合を制した・・・という、見所がたくさんあった日本シリーズだったのではないかと思う。

試合後の両チームの監督のコメントを読むと、なんとなくだが「日本のプロ野球が変わった、日本シリーズだったのかな?」という、気がした。
それを象徴するのが、今日のスポーツ報知に掲載された1枚の写真だ。
スポーツ報知:DeNA ラミレス監督、下克上日本一ならずとも「選手たちは誇り」

記事の内容ではなく、掲載されたDeNAのラミレス監督とソフトバンクの工藤監督が、試合後互いの健闘を称え握手をしている。
おそらくこれまでも、試合後監督同士が握手をする、ということはあったと思う。
ただ、スポーツ新聞などに掲載されるということは、ほとんどなかったのでは?という、気がしている。
あくまでも個人的な印象で、野球そのものをほとんど見ることがないので、断言できるわけではないのだが、敗者となった監督が、自分のチームの選手たちを称え、相手チームを称える、という場面はあまり見たことが無いような気がするのだ。

ラグビーなどでは、試合が終われば「ノーサイド」。
互いに健闘を称えあう、のが当たり前だ。
しかし、野球に関していうなら高校野球などでも、勝者となったチームと敗者となったチームの対照的な光景を見ることはあっても、この写真のような場面を見ることはないように思う。
プロ野球の日本一を決めた試合であれば、尚更見ることはなかったように思う。

もしかしたら、DeNAのラミレス監督と(DeNAの前身ベイスターズに在籍をしていた)ソフトバンクの工藤監督の二人だから、このような場面の写真が撮れたのかもしれないが、それでもプロ野球が少し変わったのかな?という、印象を与える写真のように思えるのだ。

日本のスポーツの中でも、圧倒的な人気を誇ってきた野球。
その中心チームである、巨人の人気に翳りが出始めた頃から、パ・リーグの人気が徐々に出始めてきた。
パ・リーグの人気を支えたのは、「本拠地のファン」だった。
今では、ソフトバンクは九州の顔となり日本ハムは北海道のチームとして、それぞれの地域の人たちから圧倒的な人気を得るようになっている。と同時に、観客動員にもその数字が表れ始めている。
なんとなくだが、そのようなファンの変化がこのような素敵な場面をつくりだしたのでは?という、気もしている。
それは「日本の野球」の文化が、変わってきたようにも思えるのだ。

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イチロー選手、おめでとうございます。そしてリオで活躍選手たちにエール

2016-08-08 20:34:02 | スポーツ

先週末に開幕した、リオデジャネイロオリンピック。
時差の関係で、寝不足の方もいらっしゃるかもしれない。
そして、昼間は高校野球。
真夏の昼間、炎天下で野球をするのも観戦をするのも「命がけ」という気がするほどの、暑さの中での試合が続く。

そのスポーツにページに、新たな記録が刻まれた。
イチロー選手のメジャー通算3000本安打。
今日お昼ごろ、外出した先では「号外」が配られていたようだ。

今、そのイチロー選手と2016年リオデジャネイロオリンピック、パラリンピックに出場するアスリートたちが、登場するトヨタのCMが流れている。
トヨタ:WHAT WOWS YOU この世界のすべての心にWOWSをつくろう。 (音声が出ますので、注意をしてください)

イチロー選手のメッセージに、「他のひとより、という考え方は自分には無いんです」という、言葉がある。
おそらく「ライバル」となるのは、イチロー選手自身なのでしょう。
だからこそ、このような偉業を達成することができたのでしょうし、オリンピック、パラリンピックに出場する選手たちも、同じような気持なのだという気がする。

イチロー選手、おめでとうございます。
そして、自分自身と戦っているすべての人に、エールを!

お知らせ:明日から少し早いお盆休みに入ります。今年は親戚の初盆がいくつかあり、例年よりもバタバタとしたお盆休みになりそうです。何より、今週・来週は猛暑(というか炎暑)の予報。熱中症などに気をつけて、お盆休みをお楽しみください。

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オリンピックは、ビジネスとなった?

2016-05-23 18:36:56 | スポーツ

JOCが、コンサルティング会社へ2億を超すお金を渡していた、と問題になっている。
お金をもらったコンサルティング会社そのものが、すでに無くなっているため「賄賂」であったのか、「謝礼」であったのかは不明のようだ。

これまでの報道を見てみると、海外からは「賄賂」の可能性が高いという指摘になっている反面、JOC側は「あくまでも、オリンピック誘致のための分析及びコンサルティング料」だという。
気になるのは、「電通」が絡んでいるという点だ。

「電通」と言えば、日本で影響力のある広告代理店だ。
広告代理店と言っても、昨今は広告宣伝を請け負うだけが仕事ではない。
様々なイベントのプロデュースなども、するようになってきている。
その範囲は、世界的なスポーツイベントなどにも及ぶ。
「電通」と密接な関係があるスポーツイベントと言えば、FIFAが行うサッカーW杯だろう。
実際、一時期はFIFAと電通が共同出資をして、マーケティング会社を作っていた時期もあった。

電通だけではなく、日本の広告代理店は国際的なスポーツイベントなどでも、相当かかわってきているはずだ。
それがわかるのが、国際大会などで見かける「日本企業の広告」の数で、分かると思う。
上述した通り「電通」は、他社よりも強い影響力を持つ広告代理店だ。
当然のことながら、誘致活動においては様々な分析をしてきていただろうし、それだけの力はあるはずだ。
なぜなら、様々な国際スポーツイベントを通して、国際的なスポーツ界に対してコネクションを持っていたと、思われるからだ。

しかし、JOC側の「票読みが難しく、(贈収賄を指摘されている企業に)分析及びコンサルティングをお願いした」というのは、どこか解せない。
そのような情勢を分析して、効果的な「ロビー活動をする」ことも、広告代理店の仕事なのでは?と思うからだ。
にもかかわらず、JOC側は「電通から紹介された」という。
本来であれば、電通側がそのコンサルティング会社を使って分析をし、より効果的なロビー活動を展開するのが、仕事なのでは?
もし、JOCが電通側とそのような契約を結んでいなかったとすれば、JOC側の「オリンピック誘致」に対する本気度は、さほど高いモノではなかったのかもしれない、という気がしてくる。

なんとなくだが、今回の一件だけではなくオリンピックという国際的な総合スポーツイベントそのものが、ビッグビジネスとなり、そこに「金儲け」のために数多くの人達が集まってきているように思えてくるのだ。
このような傾向が出始めたのは、1984年のロサンゼルスオリンピック以降と言われている。
それまでのオリンピックは、イベントとして儲けが無くても「国威発揚」という目的で、開催されるコトが多かった。
言い換えれば、オリンピックは開催都市にとって、経済的負担が大きなスポーツイベントだったのだ。
それを「お金が儲かるスポーツイベント」となり、様々な都市が手を上げるようになったのだ。
クーベルタン男爵の掲げたスポーツの理想や理念が置き去りになっていった結果が、オリンピックのビッグビジネス化、ということなのかもしれない。

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野球とお金、そして「もしドラ」

2016-03-16 12:06:12 | スポーツ

昨年の巨人在籍選手による「野球賭博」に端を発した、「野球とお金の問題」。
今年に入り、他の選手も「野球賭博」をしていたと、先日謝罪記者会見があったばかりだ。
その結果、巨人のオーナーをはじめ渡辺恒雄氏まで辞任に追い込まれた。
今週に入り、再び「野球とお金」の問題が巨人に浮上した。
ただ今回は、巨人だけではなく阪神や西武という他球団でも同様のことがあった、ということが判明。
プロ野球界全体が、「選手たちがお金をかけて、試合をしていたのでは?」という、疑念を持たれるような状況になりつつある。

巨人の初代オーナーであった正力松太郎は「巨人軍は球界の紳士たれ」という遺訓を残し、この言葉が巨人のイメージを作ってきた部分があるような気がする。
V9時代の長嶋や王といったスター選手のイメージは、まさにそのようなイメージのような気がする。
反面、読売新聞の販促部隊としてのチームという部分もあり、販売部数を伸ばすためには「勝つことが使命」だともいわれている。
広島などの市民球団とは全く違う「事業目的」を持った、球団ともいえるかもしれない。
ただ、巨人だけではなく他球団でも同様のことが行われていた、ということは「プロ野球とは何か?」ということを、考え直す必要があるのでは、という気がしてくる。

数年前に、ドラッカーの「マネージメント」をわかりやすく書いた、「もしも、高校野球の女子マネージャーがドラッカーの〚マネージメント〛を読んだら」が、話題になった。
読まれた方も多かったのではないだろうか?
この高校野球の女子マネージャーは「高校野球とは?」という、視点から自分たちのチームは「何を目的とするのか?」というところから、話が始まる(だったと思う)。
「事業の目的(=高校野球をする意味)は何か?」ということを、チーム全体が認識・理解をし、「目的に必要なことは何か?そのために何をすべきか?」ということを、考えながらチーム全体が成長する・・・、そんな内容だ。

今回の問題では「試合のモチベーションを上げるため」という、趣旨の発言が選手側からあったという報道がある。
プロ野球選手は、同世代の一般的なサラリーマンよりも高い年棒をもらっている。
現役選手として活躍できる期間が短い、ということへの「保障」という意味合いもあるかもしれないが、やはり「活躍、選手としての技能、努力」に対する評価があってのことだと思う。
「高い評価=高い年棒」が、モチベーションとならず、「試合の勝ち負けで払うお金」がモチベーションになっていた、とすれば、ファンに対して失礼なのではないだろうか?

プロ野球は、「もしドラ」を読んでみたほうが、良いかもしれない。
自分たちが野球をする目的は何か?そのために必要なことは何か?など・・・。
「お金」に縛られる試合など、多くの野球ファン、スポーツファンは見たいとは思わないと思う。

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