日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

「災」の種類

2004-12-31 14:00:21 | ライフスタイル
今日は、とても冷たい雨が降る名古屋です。
まぁ、大晦日と言うことを考えれば当たり前の寒さなのかも知れませんが、暖冬ボケの体には堪えます。

さて今年を現す漢字「災」。
本当に地震や台風など「天災」が目立つ1年でした。
でも、「天災」だけが原因なのでしょうか?
全国各地で見られた、農作物を食い荒らした熊やその他の野生動物などによる被害は、暗に天候不良によるものだけでもないような気がします。

今月、ブエノスアイレスで「地球温暖化防止会議」がありました。
ロシアのプーチン大統領が、批准に応じ来年2月から発行となります。
ところが、世界一化石燃料を使っているアメリカは、既に脱退しています。
全世界におけるCO2排出量の約1/4が、アメリカだと言われています。
リベラルと言うか革新的な人たちは、70年代後半から原子力や化石燃料に変わる自然エネルギーの利用と言うことを訴えてきているのですが、政府そのものが動こうとはしません。
その背景には、ブッシュ大統領だけではなくチェイニー副大統領、ライス国務長官など現在のブッシュ政権に関わる多くの人たちが、オイルマネーによって支持を受けていると言われています。
そればかりか、今回のイラク侵攻もこの石油利権が、原因のひとつと噂されています。

確かに私たちの生活は、利便性を求めていけば膨大なエネルギーを消費しなくては、生活そのものが成り立ちません。
でも、利便性だけが生活の豊かさではないことも、私たちは知っています。
だからこそ「スローライフ」ということが、注目されているのだと思います。
「自然回帰」と言うことなのかも知れません。
別に不便なことが良いことで、便利なことが悪いことだといっているのではありません。
でも、年がら年中どこかで行われている、ライトアップって本当に必要なこと?
それよりも、月明かりの下で天体観測気分で夜空を見上げるほうが、宇宙の広さや自然の匂いが感じられるのでは?ということなのです。

映画「ディ・アフタートゥモロー」では、地球温暖化によってニューヨーク・マンハッタンが、海に沈むと言う(アメリカ人にとっては)ショッキングな出来事を描き出しています。
しかし、現実に赤道直下の小さな島が集まった国では、海面上昇により沈みかけている国があるのです。
(このような国は、アメリカを相手どって「自分達の国を存亡の危機に陥れた」として裁判をする準備をしているとも言われています)。
とすれば、今回のスリランカ沖での津波の一部も、地球温暖化が招いた「人災」なのかも知れないのです。

お正月、おせちや松飾など「モノに意味を求める」私たち日本人は、もっと自然に対して謙虚に仲良くする術を知っている民族だったのでは・・・。
一つひとつモノに込められた意味を知り、感じることもお正月の過ごし方かも知れません。

このブログを始めたのが、11月末でした。
それからイロイロな方が、読んでくださっているようで、大変嬉しく思っています。
ありがとうございました。
そして、良いお年をお迎えください。
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「お年玉は、お母さんが預かっておくから」-お正月CM-

2004-12-30 11:32:08 | CMウォッチ
クリスマスが終わり、25日の深夜には百貨店や商店街ではお正月の飾りつけがありましたね。
26日には、すっかり「お正月モード」の町並みに変わりました。
多くの企業もこのときばかりは、門松や松飾など玄関に飾り付けます。
小さな支店や営業所の玄関にも「謹賀新年」の張り紙がお正月気分を伝えています。

テレビ番組もお正月番組の宣伝が、頻繁に流れるようになりましたがテレビCMだけは違います。
バブル崩壊前までは、お正月CMと言うものがありました。
有名なトコロでは、三田工業のCMでしょうか?
余り「お正月」という雰囲気のCMではありませんでしたが、三田工業のCMそのものがお正月にしか流れないのです。
何よりも芸術性の高いCMで、わずか1週間程度しか流れないのに完成度が高く印象的なモノでした。
三田工業のCMは、会社が京セラに支援を受け実質的な子会社となってから、なくなってしまいました。
これは、企業の経営という理由でお正月CMがなくなった例ですが、それにしてもお正月らしさを感じさせるCMは、だいぶ減ってしまいました。

昨年は・・・
「おせちに飽きたらカレーもね」と「お正月を写そう」くらいだったのでは?
今年になって見たCMは、「お正月を写そう」だけ。
「お正月を写そう」というCMは、ご存知「富士フィルム」のCMです。
コピーそのものを変えることなく、時代を映すCMを作り続けています。
七福神が登場したこともありましたし、晴れ着を着た女性が羽根突きをすると言うモノもありました。
今年は「お年玉は、お母さんが預かっておくから」という内容です。
こうやって、CMを見比べてみるとCMは時代を映す鏡ですね。

七福神の頃は、バブルが崩壊した直後くらいで「景気回復祈願」みたいなものを、ユーモアを交えて表現していました。
それ以前は、写真を撮ることがひとつの「家族の記念」というアプローチでした。
「お正月に晴れ着を着て、初詣に家族で詣でる」と言う、のんびりとした穏やかな古い風景を切り取るような「写真」のイメージです。
それが、カメラ付きフィルムが登場し「写真を撮る」ことが気軽なものとなり、「記念となる瞬間を切り取る」という感じになりました。
デジカメの登場は、写真がもっと身近なものとなり「お年玉は、お母さんが・・・」では「証拠写真」となっています。
「お母さんが、お年玉を預かる」と言われて、お年玉がなくなった経験者としては、ある種の共感性を持ってユーモアを感じる素敵なお正月らしいCMだと思います。

今年は、「無駄遣いをしないように、お母さん(お父さん)がお年玉を預かっておくから」という言葉は、お子さんには通用しなくなりますね。
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「イョ!男前!!」-今年の顔-

2004-12-29 11:05:34 | スポーツ
年末になると「今年の顔」という感じで、様々な雑誌の表紙を飾る人がいます。
アメリカの雑誌「ニューズウィーク」や「タイム」の新年号の表紙を飾る人が、その年影響力のあった人とも言われますね。
さて、さて、書店で眺めてみてください。
一般紙からファッション誌など、多くの表紙を飾っている人がいます。
プロ野球の古田敦也選手です。

確かに、今年古田選手の活躍ぶりは「八面六臂」でした。
昼間はスーツに書類カバンを持って、球団代表との折衝。
夜はユニフォームに着替えての大活躍・・・。
「いつどんな時でも、その時その時に応じた対応が迅速にできる人物だ」という印象があります。
ビジネスマンとしても、相当優秀な人だと言う気がします。

スポーツ、特にプロ・スポーツの世界の人たちは、良くも悪くも、どこか「スポーツ馬鹿」というところがあります。
子供の頃から、ドップリとそのスポーツの世界に浸かりきって、一般社会というモノを知らないまま大人になり、選手として活躍をしている時は良いのですが、引退後は・・・という方が、少なくないように思います。
そして、このような選手達の多くは、子供の頃から親だけではなく周囲の期待もあり、そのような環境しか提供されずに大人になっている、とも言えるのではないでしょうか?
よく言えば「スポーツ純粋培養」型の選手です。
しかし、今はそのような選手を社会が求めていません。
「社会を構成するひとりとして、どのように考え行動することができるのか?」ということを、常に注目されながら、スポーツの世界でも活躍することを期待されているのです。
その期待に具体的なカタチで応えた選手が、古田選手だったのではないでしょうか?

ルーキーの頃「ドラえもん」の「のび太君」に似ているとか言われたようですが、今ではまったくそんな感じはありませんね。
「選手としてだけではなく、人として大きく成長されたのだ」と言う気がします。
その証拠?に、雑誌を飾る表紙それぞれの表情がとても豊かです。

さて、引き立て役となった人たちを見て見ましょう・・・。
彼等は選手ではありませんが、企業における「お山の大将」だったために、一般社会の動きが分からなくなっていた人たちです。
そして残念なことに、未だにそのことに気づいているとは思えない人たちばかりなのです。
マーケティングには「その事業(のあり方)を決めるのは、企業ではなく市場である」という考えがあります。
彼等は優秀なビジネスマンだったのかも知れませんが、社会変化によって自分達の行っている事業概念が変化し、社会的使命も提供する内容もわからなくなった人達だったのです。
そのせいか・・・新聞などで報じられる表情もどこかズレた印象です。

古田選手のような人のことを「男前!」と呼びたくなりますね。
そして、そんな人達が増えればもっと素敵な社会になると思うのです。

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「原理主義」

2004-12-28 18:23:24 | Weblog
今日は、官公庁の仕事納めでした。
多くの企業も、午前中で仕事を(無理矢理)片付けて、午後からは大掃除。
夕方には、お寿司等でビールで軽く「慰労会」というスケジュールだったのでは?

さて、今年を象徴する言葉は「災」でした。
一昨日のスマトラ島での地震や大津波は、周辺が観光地と言うこともあり現地の人たちだけではなく、クリスマスホリデーを過ごしていた日本人を含む世界各国の人たちをも飲み込む、甚大な被害をもたらすものとなりました。
正に「災い」という言葉が「今年を象徴する言葉であった」ということでしょう。

私個人として、もうひとつ今年を象徴した言葉をあげたいと思います。
それが「原理主義」です。
「原理主義」という言葉を聞くと、「イスラム原理主義」を思い浮かべます。
でも、本当は「プロテスタント-キリスト教徒」の一つの考え(=「根本主義者」)のようなのです。
インターネット版「大辞林」では
〔fundamentalist〕聖書の無謬性を主張し、天地創造やキリストの処女降誕・復活・再臨などの教理を根本原理として文字どおり信じるプロテスタント-キリスト教徒。1920年代以降、アメリカを中心に広がる。原理主義者。ファンダメンタリスト。
とあります。
そして、この「ファンダメンタリスト」達が、この秋のアメリカ大統領選挙を大きく左右した、とも言われています。
この科学の時代に「天地創造やキリストの処女降誕・復活・再臨」等ということを、真面目に信じているアメリカ人がいるということに、違和感を感じる方もいるかも知れません。
でも、アメリカは宗教大国でもあるのです。
例えば、アメリカ全土に放送されているCTVの人気番組のひとつは「カリスマ牧師の説教」番組とも言われています。
この「ファンダメントリスト」達の基本的は社会行動は、「妊娠中絶の反対」だけではなく、排他的で、人権問題に対しても保守的だと言われています。ある部分では、とても「利己的な考え」を他の人にも押し付けていると言われています。
問題なのは彼等の多くが、ブッシュ大統領の大票田である南部の高学歴・高収入と言う社会的・経済的に高い人たちで、莫大な金額を教会を通して政治団体に寄付金を提供していることでしょう。
言葉を変えれば「キリスト教が、世界の中心である」ということなのです。
この考えは、私たちが知っている「イスラム原理主義」と似ていると思いませんか?

そして、イスラム教についてです。
世界で一番熱心な信徒がいるのが、「イスラム教」なのです。
中東だけではなく、アジアの多くの国ではイスラム教を信じています。
逆にいえば、日本人が主に信じている「仏教」は東アジアのごくごく一部に過ぎません。
アメリカのイラク侵攻は、「原理主義」を利用した一国利益目的VS「原理主義」だとも思えるのです。
むしろ「イスラム」の人たちは、宗教に対して純粋な感じがします。
だからこそ「自爆」という行為ができるのでしょう。

日本人にとって、宗教は年中行事の一つと言うニュアンスがありますが、世界では宗教の考えを基に生活をしている人たちのほうが遥かに多く、頑なに「原理主義」を守り、他の考えを受け入れる事ができない人たちがいるということを、忘れてはいけないのでは?
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「結婚ね~」

2004-12-27 14:26:45 | ライフスタイル
このブログをはじめた時、自己紹介のなかで「結婚情報会社で広報の仕事をしていた」という内容のことを書きました。
その時、会員向の会報誌の編集も担当したいました。
丁度、今日発売の雑誌「AERA」に「結婚について」の特集が組まれています。

40半ばになろうとしている、独身女性から「こんなこと、お前に言われたくない!」と思われるかも知れませんが、あえて書きたいと思います。
「だから、結婚ができない」ということを。

会員向会報誌のメインは「私とお見合いをしませんか?」というコーナーです。
もちろん、積極的にご自分をPRされる方も少なからずいらっしゃいます。
でも、名古屋の場合は、親御さんのほうが力が入っています。

例えばこんな感じ・・・
自己PR文を見ると、どうも50代半ばの女性の文字。
書いてある内容も「公務員をしているので、数年ごとに転勤があります。優しい女性との出会いを楽しみに待っています」という具合。
これでは、自己PRにも何もなっていません。
仕方なく、土曜日に掲載希望者に連絡を取ると、母親と思われる中年女性が「まだ、息子は寝ているので後からにしてくれ」と言います。
別に、早朝に電話連絡をしているのではなく、お昼間近の時間帯です。
普通の感覚なら「いつまで寝ているの!休みだからといっていつまででも、ゴロゴロしていない」と文句のひとつでも出ると思うのですが、「そんなことは、いえません」という雰囲気が、電話口からヒシヒシと感じ取れます。
「いつ頃なら、ご子息のご都合はよろしいですか?」と丁寧に聞き返すと、「私の文では、掲載できないんですか?息子には黙って送っているので、私が答えます」というお返事。
ここまで来ると、本人が本当に結婚したがっているのか疑問に感じるのです。
当然、自己PRとしても相手に伝わるような文章はできず、「お母様の希望するような将来の家庭像を、二人で作りましょう。」というような内容となってしまいます。

また、積極的なPR文を書かれてこられる方でも、とても難解な文面で「これでは、文章を読んだ女性がよく理解できないと思いますよ」とアドバイスをしても、「僕の生き方としてのコンセプトを書いている」と言われる方もいらっしゃいました。
「生き方のコンセプト」って・・・????
「生き方にコンセプト」が必要なのでしょうか?

女性では「自分の素晴らしいところばかり、書き連ねる」と言う方が、いらっしゃいましたね。
まるで「こんなに私は素晴らしい人間なの。だからこの位の条件の人とじゃなきゃ結婚できない」みたいな雰囲気が、文面からプンプンと漂っています。
こういう方は、「幼馴染の○○チャンよりも、絶対幸せになる!!」という気持ちが強いようでして、その判断基準として一番分かりやすい「3高」を必須条件として挙げられるようでした。
まるで「条件闘争のような結婚希望」です。
確かに「背が低いより高い人。学歴や収入もそれなりに」というのは分かりますが、それだけが結婚の重要な要素ではないように思うのです。
まして「幸せ」という基準は、人それぞれの考え方があるでしょうし、何よりも「結婚して二人で作っていく」ということのほうが、大切だと思うのです。
時には、ひとつ位目をつぶることも・・・でも、○○チャンに負けたくないから、できないんですよね。
ところで、人生に勝ち負けってあるんでしょうか?

「結婚」ということを、一生懸命に考えると「赤の他人が二人で、人生の多くの時間を一緒に過ごすこと」なのです。
その時間が、「とても楽しく、かけがえのないモノとして作っていくことができるのか?」ということが、まず最初の判断基準ではないでしょうか?

ちなみに、私が知る一番凄かった方は・・・
「ミスコンに出場できるくらいの美人で、地元の有名大学を卒業した転職経験のない親と同居の女性。できれば、父親は、上場企業の役員クラス」という条件を出された、親御さんでした。
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政府も考え始めた?「知的財産」

2004-12-26 12:54:42 | マーケティング
仕事の関係もあり、イロイロな関係のメールマガジンを読んでいます。
まぁ、毎回宣伝だけで終わってしまうようなモノもあれば、「エ!」と思うような情報が出てくるようなところもあります。
今週の「VOGUE Nippon」からのメールマガジンは、正にそんな内容でした。
(詳細については、会員向け内容につき公表できませんが、近いうちに「VOGUE」等で明らかになると思います)

以前「東大が泡盛を販売」というブログを書きました。
このとき少し触れている「知的財産」ということに、政府も本腰を入れ始めているようです。
この「知的財産」について情報を提供しているのは、内閣官房で「知的財産」についてのHPも公開されています。

「知的財産」といえば、「特許」ということを思い浮かべる方がほとんどだと思います。
でも、本当は違うんですね~。
例えば、イギリスのブレア首相は就任当時「メイドイン・イングランド」ということを、政策のひとつとして打ち出しました。
イギリスの魅力を世界の人々に知ってもらい、イギリスの持っている「知的で無形のモノを輸出したり、イギリスに来てもらって『イギリス』を体感してもらう」という趣旨の政策でした。
その結果、テムズ川近くにはオープンテラスの瀟洒なカフェが登場したり、アイドル的な有名シェフが生まれました。
実はイギリスと言う国は、40年近く前にこの「無形のものを輸出」して、貿易収支を大幅に改善したことがあります。
それは・・・「ビートルズ」をはじめとする「ブリティッシュ・ロック」と言われる「音楽」でした。

現在、内閣官房が目をつけているのは、このような分野なのです。
日本のアニメーションは、「ジャパニメーション」と言う言葉で世界中に通じます。
映画も北野武氏は、欧州で高い評価を受けていますし、黒澤映画や円谷映画は、ハリウッド映画に過大な影響を与えています。
パリのプレタポルテ(既製服)のコレクションでは、フランス出身のデザイナーよりも「コムディ・ギャルソン」の本間遊などの活躍が目立っているのです。
それだけではなく、ジャンポール・ゴルティエのスポンサーとなってデビューさせたのは、日本のアパレルメーカー「オンワード」でした。
「日本」といえば、「ソニー・トヨタ・ホンダ」という工業製品ばかりが目立っていましたし、政府もそちらの産業振興に力を入れていました。
でも、実は日本人特有の柔軟性に富んで様々なモノを組み合わせ、新しいモノを発想し実現化するという力は、それぞれの分野で高く評価されているのです。
そのことにやっと気が付いて、産業として振興・保護していこうと言うのが、この「知的財産」ということなのです。

日本人の柔軟性については、また後に書きたいと思います。
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今の学校って・・・美しいと言うことが分かること

2004-12-25 18:24:48 | Weblog
今日の「毎日新聞」社会面に横浜であった、裁判の結果が報じられています。
この先生達って、一体どんな教育を受け、授業をしてきたのでしょうか?

「相田みつを」氏の書を知らないと言うのは、ある意味仕方ないのかも知れませんが、その書を見て「やくざのような言葉」というのは・・・。
言葉についての感性が、ありません。
他の先生達も、「生」という「美意識」が欠如しているように思います。

作家の橋本治氏の著書「人はなぜ『美しい』が分かるのか」という本で
「「美しい」は「人間関係に由来する感情で」、「人間関係の必要」を感じない人にとっては、「美しい」もまた不要になるのです。」
といっています。
動物の中で「美意識」というか「美しい」と感じることができるのは、ヒトだけです。
「合理性とか点数では判断できない」というのが、「美しい」という感覚であり、とても主観的なものでもあります。
その為、人それぞれの「美」に対する経験が、必要だと言うことになるのです。
おそらく、この先生達は「人間関係」というモノを真剣に考えたこともなければ、「美しい」と感じる心も育ててこなかったのでしょう。

もうひとつ、この元中学生が受けてきた様々な「いじめ」についてです。
単なる身体的なモノだけではなく、「モラルハラスメント」と呼ばれる差別まで受けています。
最近の教師の不祥事には、この「ハラスメント」によるものがほとんどで、教師本人はその自覚がありません。
本当に、これまでこの教師たちは何を学んできたのか?
最近よく言われる「教師の社会科勉強」程度では、余り効果が期待できそうもありません。

さて、この問題の原因になった国語の先生についてです。
実は・・・私は、小学校~高校まで「国語の勉強」と言うものをした記憶が、ありません。
書き取り練習や、文章を書くための技術は学びましたが、「国語の勉強」はしていないのです。
特に中学~高校にかけて、「国語の先生」はほとんど信頼をしていませんでした。
と言うのも、夏休みに出される「課題図書の『読書感想文』」についての、評価のされ方に違和感があったからです。
「感想文」というからには、人それぞれの感想があるはずなのに、評価されるのは「口当たりの良い、賞賛の文章」ばかりでしたから。
そして、その感覚が当たり前かな?と思ったのも、橋本治氏の「人はなぜ『美しい』がわかるのか」という本でした。
最近、受験の長文問題に橋本氏の文章が使われることが多いそうなのですが、その正解が作者本人のモノと違うのです。
このこと、先生達はどう感じますか?

この被害者である元中学生が、書初めで「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへいく」(橋本治氏が「東大駒場祭」で書いたポスターのコピー)と書かなかっただけ、良かったような気が・・・。
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今宵は誰と?

2004-12-24 17:21:27 | アラカルト
「メリークリスマス!!」という言葉が、あちらこちらで飛び交っています。
少なくとも、キリスト教のお国とここ日本では。

ところで、クリスマスが国民的行事となったのはいつ頃からなのでしょうか?
1960年代には、既にクリスマスケーキもクリスマスプレゼントも普通にありました。
クリスマス前になると、通っていた無宗教の幼稚園でも「三人の賢者」のお話を聞いた、記憶があります。
そして多くの家庭では、お父さんがバタークリームでできたクリスマスケーキを片手に、帰ってきたように思います。
当然、子供達はお父さんの帰りを「今か、今か」と楽しみに「お預けを食らった子犬のように」待っていたのでは?
でも、そのクリスマスの華やかな雰囲気の中には「義援鍋」と呼ばれる第二次世界大戦で負傷した(と思われる)人が、百貨店の入り口に立って募金を呼びかけるという、暗い影を引きずっていました。

時は流れてバブル全盛期・・・既に社会人として仕事をしていた私には、とても思い出深い風景があります。
実は、この時期と言うのは年明けに製作するカタログ等の仕事で、毎年のように東京出張がありました。
仕事の合間に所要で立ち寄る予定だった、銀座の百貨店に入ることができず、出入り口付近で立ち往生してしまったのです。
もちろん、出入り口は一箇所ではありませんからいくつかの出入り口に回り、何とか店内に入ることができました。
そこで私が見た光景は・・・。
その百貨店のメイン出入り口近くには「ティファニー」が入っていました。
その「ティファニー」で買い物をするために、人があふれんばかりになっていたのです。
それも、男性ばかり!
女性はその男性達を取り囲むように、他の売り場で待っているのでした。
あふれんばかりの男性達は、彼女への「クリスマスプレゼント」を購入するために、集まっていたのです。
その男性陣も、ゴールド製品売り場はサラリーマンと思しき男性達。
シルバーのコーナーは、バイト代をためて「頑張ってティファニーに来ました!!」という感じの学生さんらしき男の子達でした。
この頃のクリスマスの正しい?過ごし方は、「恋人と一緒にシティーホテルでディナーを食べ、一晩を過ごす」というモノでした。
その為、翌年のクリスマスイブの予約をクリスマス明けにはしないと、予約が取れないと言う状況でした。
それだけではなく、とにかく「恋人と過ごす場所」として宗教とは関係なく、教会へ行くということもあったように記憶しています(イエス様には、迷惑なことだったかも?)。
ある意味、「恋人とクリスマスを過ごさなくてはいけない!」と高校生くらいから、焦燥感をもっていた「クリスマス」だったように思います。

そしてバブルが崩壊して・・・やっと落ち着いたクリスマスが過ごせるようになってきたように思います。

今宵、傍らにいるのは誰ですか?
私は、今年もひとりでゆっくり冬の夜を過ごします(結構楽しいひとり暮らし・・・これって「負け犬の遠吠え」?)。


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やっぱり凄かった?ヨン様~!

2004-12-23 21:25:57 | アラカルト
今日の新聞の経済面に「ヨン様、日韓で3000億円」と言う記事が出ています。
これは韓国のシンクタンク会社「現代経済研究所(ヒュンダイ経済研究所)」が、発表したものです。
内訳は、韓国1兆オゥン、日本はその倍の2兆オゥンと言うことのようです。
ヨン様ひとりで、3000億円の売上を出すと言うことは、やはりただ者ではないということでしょう。
もちろん、日本の金額が多いいのは韓国への「冬ソナロケ地観光」等を含むという理由もあるそうですが、それにしても凄い金額です。

以前にもこのブログで書いていますが、この「韓流ブーム」に対して醒めた見方をしていました。
実際、ドラマも見ていませんし、来日騒ぎも「何だかな~」と言う印象しかもっていません。
話題になっている、俳優さんたちを見ても「ハァ~」と言う感じです。
ですから、「ロケ地めぐり観光」に行ったりする女性達の気持ちが、掴みきれないというところがあります。
そんな中、この「韓流ブーム」を支えている女性達を対象とした調査が、発表されました。
平均年齢47歳。家庭の主婦で経済的にもややゆとりがある人のようです。
もちろん、子育ても一段落を終え「家庭的な不満は余りない」らしいのです。
象徴的な回答が、「ヨン様にときめくことで、元気に前向きになれる自分がいる」と言うことを知ると、やや複雑ですね。
今年流行した「負け犬の遠吠え」の主人公となる女性は、30代以上の子どもがいない女性でした。
しかし、よくよく見てみると結婚をし子育てに励む女性達よりも、どこか「自由」という点で経済的、時間的優越感を持っているようなトコロがありました。
そう考えると「ヨン様ブームを支える女性達は、勝ち組み女性の逆襲」のようです。
もちろん、ヨン様ブームを支える「負け犬」達もいるとは思いますが。

そのブームを支えている人達の行動は、なかなか堅実でこれまでの政治問題すら軽々と飛び越えていってしまいました。
このブームで、韓国に対する「親しみ度」はUPし、ハングル語を学ぶ人たちが急増。
決して「焼肉、キムチ、ビビンバ、(韓国)エステ」だけでは、ここまで大きく人の意識変化をもたらすことはなかったでしょう。
それは、韓国の人たちにとっても同じ?効果が現れているようで、「冬ソナ」のロケで使われた家を無料開放したりして(家主さんは、中止を検討中とか)、日本からの観光客を積極的に迎えいれているとも聞きます。
02年のW杯でもできなかった「歴史的問題」を、軽々と超えていく女性達の「元気」は、アジアにおける日本の立場も変えていくことができるかも知れない・・・。
そんなことを考えてしまう「凄い!ヨン様ブーム」でした。

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クリスマスプレゼントは?

2004-12-22 13:26:56 | ライフスタイル
明後日は、クリスマスイブですね。
もう、プレゼントの用意はされましたか?
実はここ10年以上、自分と実家の両親以外にプレゼントを用意したことがないので(!)、最近のクリスマスプレゼント事情と言うことに関しては、疎い状態です。

さて、讀賣新聞に「WWFが発表した『クリスマスプレゼントで贈ってはいけない製品リスト』」という記事がありました。
「無断転載禁止」ということでしたので、記事の内容は讀賣新聞のWEBサイトで確認をしてください。

このWWFと言う団体をご存知でしょうか?
国際的な動物保護団体で、以前は日本名誉総裁は秋篠宮殿下がされていました。
(現在は、よく分かりません・・・ゴメンナサイ)
このWWFの最大スポンサーの一社に、フランスの宝飾店「カルティエ」があります。
ご存知の方も多いと思いますが、「カルティエ」の代表的なジュエリーには「パンテーン」と呼ばれる「豹」をデザインのものがあります。
それだけではなく、ジュエリーのモチーフとして動物や草花は多く使われてきますし、日本で取れる唯一の宝石「真珠」も自然環境に左右されやすい素材です。
そのため、欧州の名門宝飾店はこのような環境運動にも積極的なところが多いですね。

今の生活者は、製品・サービスの内容と価格だけではなく、その企業の社会に対してのあり方・考え方にまで注意・関心を払っています。
今回、警告対象となったモノは象牙、べっ甲などです。
どうか、くれぐれもプレゼントにはご注意を!
贈る人の「社会的感度」が問われるかも知れません。
まぁ、この他にあった「虎」の敷物や剥製、ペットを贈る方は滅多にいらっしゃらないとは思いますが・・・。

ところで、WWFの活動状況を確認するためにYahooで検索したら、プロレスの「WWF」にヒットしてしまいました。
検索される時には「動物保護>WWF」で。

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