日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

任天堂ひとり勝ち?

2009-01-31 22:34:32 | マーケティング
Yahooのトピックスにトヨタの5倍超、従業員1人で10億稼ぐ高収益企業「任天堂の究極目標」と言うニュースがピックアップされている。
任天堂は「従業員1人当たり10億円を稼ぎ出す企業」と言うのだから、「世界のエクセレントカンパニー・トヨタ」以上といわれても、当然だろう。
それほどの高収益企業「任天堂」というわけなのだが、この「高収益」を支えているのは「ニンテンドーDS」や「Wii」といった商品である事は、誰でもご存知のコトだろう。

しかし、この記事にあるように「ニンテンドーDS」や「Wii」が、「ゲーム機」というカテゴリーの商品なのか?と言われると、どうだろうか?
あくまでも個人的視点として考えていただきたいのだが、今や「ニンテンドーDS」や「Wii」は、「ゲーム機」ではないと考えている。
では何か?それは「利用者の目的によって変わる、ツール」だと考えている。
「○○」という単純なモノではなく、進研ゼミとジョイントしたソフトによって「DS」は、携帯型学習機になっている。
カメラ機能を付加した事で、「携帯デジタル・フォトアルバム」になったり、書道の練習帳やお料理の携帯レシピブックにもなっている。
そして「Wii」も、家族で楽器演奏が楽しめたり、「WiiFit」と言うツールを組み合わせることで、「健康管理」まで出来てしまう。
インターネットに繋げることで、PCを持っていない人たちやPCが苦手な世代にも、受け入れられるようになっている。
もちろん、本来の「ゲーム機能」も充実している。

そのように考えると、「DS」や「Wii」はその内容=ゲームや教材などのソフトを入れ替えることができる「ハコ」のような気がするのだ。
その「ハコを、どう使うのか?」と言うコトは、使用者まかせで、あえて「○○として使ってください」という制約を外している。
むしろその「制約」を外したことが、「DS」や「Wii」をヒットさせたのではないだろうか?

その操作性の簡単さなどは、「ファミコン」で培ってきた技術や発想があってのことだとは思う。
思うのだが、「ハコ」の内容を様々な企業が使えるようにした事が、むしろ大きいと考えるのだ。
とすれば、今や「ゲーム機」と言うカテゴリーに押し込めてしまうコトには、無理があるような気がする。
もちろん、ゲーム機本来が持っている「楽しさ」などは、重要なポイントだとは思うのだが、それだけでここまでヒットし、高収益を生み出す商品と言う理由にはならないと思うのだ。

そして任天堂の成功は、ひとつの新しいビジネスモデルを生み出したのかも知れない・・・と、思うのだ。


 
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江戸しぐさに学ぶ「陽に生きる」発想

2009-01-31 15:18:33 | ビジネス
イヤハヤ、どうしてこんなに社会が暗いのだろう?
元々、日本人の国民性として「心配性」なトコロがあるのかも知れないのだが、それにしても暗い。
その理由などは、改めて書く必要はないだろう。
経済だけではなく、政治を含めた将来の不安ばかりが付きまとう。
明るい顔をしているのは、自分の既得権益や利権が守られている人くらいだろうか?

とはいっても、暗い顔ばかりしていてもコトは進まない。
そんな記事が今日の毎日新聞のWEBサイトに掲載されていた。
江戸しぐさ:町人共生のエチケットを漫画に 九州で人気と言う記事だ。
漫画はともかく、ここ数年「江戸しぐさ」がクローズアップされていた。
「江戸しぐさ」を有名にさせ、一般的に認知させたのは2005年にテレビCMとして流された、「公共広告機構:江戸しぐさ」だろう。
江戸時代のマナーは、「粋=カッコ良い」が求められていた。
いつのまにか「粋なコト=カッコ良いコト」が、社会から消えてきたことを実感したテレビCMでもあった。

そして、今は「江戸しぐさ」というよりも「江戸的発想・思考」が必要な時代になってきているような気がする。
そのひとつが「陽に生きる」という、一種の楽天思考・発想だ。
そもそも「陽に生きる」というのは、例えば手元に千円があるとき、「千円しかない」と考えるのではなく、「千円ある」という考え。
「自分達の生活サイズを小さくする代わり、新たな楽しみを見つける」と言う、発想であり思考のコトだといわれている。
逆に「陰り目しぐさ」と呼ばれるような、陰鬱な表情や態度は「粋ではない」とされたようだ。
まさに、今の日本のアチラコチラで見られるのは、「陰り目しぐさ」なのではないだろうか?
大阪商人たちも「辛気臭い顔では、商売にならん」と言っていたはずだ。

もうひとつ「江戸しぐさ」を再評価したいのは、「江戸時代」と言う平和な時代をコミュニケーションと言う方法によって、手に入れていたと言うことだ。
そこには、商売の知恵も生活の知恵もあり、基本となっているのは「相手を思う気持ちや配慮と尊敬」だったように思うのだ。
相手と言っても、人とは限らない。

「モノが売れないから経費節減」と言うのでは、余りにも知恵がない。
経費を節減するのも大事だが、人の豊かな発想を沸き立たせると言うコトのほうが、もっと大切なのではないだろうか?
なぜなら、人の発想には経費がかからない。

NPO「江戸しぐさ」のHPにあるコラムには、様々な「江戸しぐさ」について書かれている。
今の私達が忘れている「粋さ」を、再確認してみる意味でも大切な発想のエッセンスを見る事ができるのではないだろうか?
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環境に配慮したエネルギーって?

2009-01-30 22:02:42 | CMウォッチ
静岡新聞のWEBサイトに、
「原発はクリーン」不適切と裁定 電事連広告にJARO裁定
と言う記事が、掲載されている。

名古屋に住んでいるので、中部電力のテレビCMなどで判断するしかないのだが、以前からこの手のテレビCMを見ながら「違和感があるな~」と思っていた。
それよりももっと「違和感があるな~」と思っていたテレビCMが、電気事業連合会のテレビCMだった(下へスクロールし、「環境編」を参照してください)。
漫画家・玖保キリコさんのアニメーションテレビCMと言えば、「あぁぁ~」と思い出される方もいらっしゃるのではないだろうか?
おそらくそのCMを始めとする一連の広告に対して「不適切」と、判断したのだろう。

「環境問題=CO2削減」が話題になってから、様々なトコロで「環境に良い」というコトバが聞かれるようになった。
その筆頭が、太陽光発電や風力発電などだと思う。
「CO2を排出しない」と言う理由で、「環境に優しい発電」というコトらしい。
ただ、誰もが「でも、安全面はどうなの?」とか「使用済み核燃料の処理は?」という疑問を持っていたのではないだろうか?
もちろん、抜かりなく「プルサーマルに、ご理解を」という内容のテレビCMを流している。

そのような一連のコトを理解した上で、やはり「違和感があるな~」とか「無理がある」と、感じている人が多いのだろう。
太陽光発電や風力発電などは、自然の力を利用している点からみれば、一番環境に配慮したエネルギーかも知れない。
だが、それらのエネルギーだけで今と同じ生活を楽しむコトは出来ない。
その意味で、この裁定は「環境に配慮したエネルギーって?」という、コトを提議しているような気がするのだ。
それは、「私達の生活スタイルは、環境に配慮したモノ?」と言う、提議でもあるように思うのだ。







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地方で努力する人たち

2009-01-30 11:11:23 | ビジネス
朝日新聞のWEBサイトに、御利益8色 福祉施設の招き猫マドレーヌと言う記事が掲載されている。
実際の福祉施設のHPを見ると、何とも可愛らしい「招き猫型マドレーヌ」が、並んでいる。

この記事を読んだ時、考えた事がある。
それは、この商品が「社会福祉施設のモノだから素敵なのではない」と言うコトだ。
社会福祉施設云々ではなく、商品はもちろん、その過程にいたるまで、様々な努力をしていることが素敵なのだ。
例えば、常滑焼きからヒントを得て、協力を仰ぎ、素材にしても自分達のこだわりを持って、作っている。
その先にあるのは「お客様に喜んでもらいたい」という、普通の感覚を持って努力しているのだ。

考えてみれば、「今、未曾有の大不況」だとか「100年に1度の金融危機」と盛んに言われている。
昨夜Yahooのトピックスには、時事通信扱いニュースとして金融危機、日本人が最も悲観的=政治不信が色濃く-17カ国調査を報じていた。
国民性もあるだろうが、キチンとした社会保障などの方向軸を出せない政治家にも問題があると言う指摘は、確かだろう。
ただ、政治家だけの問題なのか?と言えば、違うような気がする。
と言うのも、昨年暮「派遣切り」が問題になり始めた頃、救済措置に積極的に動き始めたのは、財政的には厳しいはずの地方自治体だった。
もちろん、「恒常的に人手不足」の業界なども動き始めたのだが、あの手この手で何とか雇用を創出しようとするのは、地方ばかり。
東京の霞ヶ関やその外郭団体などは、自分の利権ばかりでチットも動く気配がない。

地方では様々な努力をし、新しい市場を作る努力をしている。
そろそろ、自分の利権だけを守るために仕事をしている霞ヶ関やその外郭団体から、一生懸命アイディアをだし、努力している地方や企業に移しても良いのではないだろうか?

もうひとつ付け加えたいのだが、福祉施設が集まりショッピングサイトを作っているというのも、時代の変化と言うだけではなく、彼らが積極的に社会と関わりたいと言う姿勢にも注目したいし、そのような支援が政府からされていないとすれば、残念だと感じるのだ。


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ローカル化するコンビニと産学協同

2009-01-29 10:41:29 | ビジネス
久々に近所にある、サークルKサンクスに立ち寄った。
以前エントリをさせて頂いたと思うのだが、我が家周辺は企業の独身寮などがある関係で「単身世帯」が多い。
そのため「コンビニ激戦区」となっている。
おそらく地下鉄駅周辺半径200m内に、コンビニが4店舗はあるのではないだろうか?
その中にあって、サークルKサンクスはどちらかと言えば(失礼ながら)地味な存在だ。
ローソンやセブンイレブンのように、テレビCMなどに積極的な感じとは言えず、どちらかと言えば「ローカル重視」と言う感じが以前からあった。

そして、立ち寄って発見した(大げさ)のが「愛知県立岡崎商業高校との共同開発商品」だった。
商品の種類は菓子パン2種。
「はちみつクロワッサン」と「おかざきカレーパン(八町味噌とお餅入り)」だ。
サークルKサンクスからのプレスリリース(注意:PDFファイル)を読むと、「高校生た食べたい菓子パン」をテーマに、岡崎商業高校の生徒達が、企画をし市場調査を行い、商品化したモノのようだ。
もちろん、サークルKサンクスで販売をするのだから、高校生以外からも支持されなくては意味がないだろうし、高校生が考え・企画したものだからOKと言うモノでもないだろう。
そこにはやはり「プロ」の視点が必要、と言うコトになるはずだ。
実際、岡崎商業高校側から出されたプレスリリース(と言うのだろうか?)(注意:PDFファイル)によると、以前から教育活動の一環として実施している「天下一品」と言う商品企画・販売の延長線上あるモノだということが分る。
そして、この企画の趣旨も「あくまでも教育の一環であり、そのサポートとしてサークルKサンクスとのコラボレーション」としている。

サークルKサンクスのプレスリリースを見ていて、気が付いた事がある。
それは同じような取り組みを、青森でも実施(注意:PDFファイル)していると言うことだ。
コチラは、青森県の名産「青森ごぼう」をもっと食べよう!と言う、地産地消を推し進めると言う狙いもあるようだ。

コンビニといえども、全国同じと言う時代は終わったのかも知れない。
むしろ、このような試みは、地元の人たちに対して「単なるコンビニエント(=便利)な存在」と言うだけではなく、「より親しみの持てる、身近な存在」となるような気がするのだ。
今や百貨店の売上を越すほど「小売りの雄」となり始めたコンビニ業界だが、様々な試みが出る事も、強みとなっているのかも知れない。

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経費節減と顧客サービス

2009-01-28 22:13:12 | ビジネス
Yahoo!のトピックスに、未曾有の不況ここまできた節約策 「お客にコーヒー、紅茶出さない」と言うニュースが、取り上げられている。
この「コーヒー、紅茶をお客様に出さない」と決めたのは、三菱自動車のようだが、このような経費節減が、本当に「経費節減」に結びつくのだろうか?

記事中にある、2ちゃんねるなどのカキコミの通り、「そこまで経費節減するようなトコロでクルマは買いたくない」と言うのは、購入を考えている人たちに「(表現が悪いのだが)しみったれたトコロだな~。こんなところでクルマを買っても、アフターサビスは大丈夫だろうか?」と言う不安感を与えかねないような気がするのだ。

最近、まったくと言ってよいほど見なくなったテレビCMのひとつに、「ダイハツ、カフェ計画」がある。
テレビCMは、見かけなくなったようだが現在も継続中らしいのだが、この「カフェ計画」の目的は、「女性が入りやすいディーラー」と言うコトだった。
実際、ダイハツの主流車種は軽自動車で、その軽自動車のユーザーは女性が多いと言うこともあるためだが、「暮らしの中のクルマ」と言う提案があったように思う。
それだけではなく、「クルマを買う」と言うコト自体が生活者にとって決して安い買い物ではないと言うこともあるだろう。

以前から言われているのだが、高級外車の代名詞と言われるベンツなどは「クルマを売るのではなく、クルマのある生活やステイタスを売る」と言われている。
だからこそ、テレビCMなどは車種によって高級感を出したり、親しみ感を出したりしているのだ。
お客様に実際の提案をする場所である、ショールームにはそれを具現化する場所でもあるはずである。
そこに、「コーヒー一杯のサービスもない」と言うコトは、「他のサービスも節減されるのでは?」と言う、一種の不安感というか疑心暗鬼を与えないとも限らない。

コーヒーに経費がかかるのなら、おいしい緑茶でもいいだろう(と言っても、どちらが経費削減になるのかは分らないが・・・)。
チョッとしたお干菓子などを添えられれば、とても充実した商談ができるかも知れない。
そのような、商談のチャンスすらなくしてしまっている可能性もあるのではないだろうか?

「未曾有の不況だから」といって、何でも経費節減では「モノを買いたい」と言う雰囲気を、萎ませるだけではないだろうか?

もうひとつ言うと、以前読んだビジネス雑誌に掲載されていた論文に「社員満足度の高い企業ほど、業績が良い」と言う内容があったことだ。
社員が満足し、高い意欲を持って仕事をすれば、それは様々な場面でお客様に伝わると言うコトなのだ。
今の日本企業は、従業員に高い満足を与えているのだろうか?
そんなコトも、考える必要があるように思うのだ。

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派遣切りと農業-政策と法律の見直しが必要-

2009-01-27 11:01:41 | ビジネス
昨年暮に問題となった「派遣切り」だが、切られた元派遣社員の人たちも「何でも良いから仕事をさせてください」と言う、人ばかりではないようだ。
それが「仕事のミスマッチング」と呼ばれるモノなのだが、おそらく多くの人は「そんな悠長なコトを言っている場合か!」と言う、あきれるような怒りもあるのではないだろうか?
しかし、彼らの中には本当に人に接するのが苦手で、まともに会話が出来ない、と言う人にとっては、派遣と言う待遇は別にして、淡々と機械を向き合い黙々と言われた仕事をすることの方が、ラクで精神的にも良かったのではないだろうか?
私などは、「黙々と機械と向き合って仕事をする」と言うコトは「絶対無理!!!!」だと思っているのだが、適材適所というだろう。

「ならば・・・」と、浅はかにも農業や林業なども「仕事」として選択の一つなのでは?と、思ってしまうのである。
実際、一部の大手スーパーや居酒屋チェーンでは、契約農家から野菜を調達するのではなく、実際農業を事業化する動きもあるようだ。
農業や林業従事者が減っている要因の一つが、収入の不安定さと3K並の厳しさだろう。
天候や自然を相手にするのだから、それ相当のリスクがあるのは仕方ない。
しかし、日本の農業などは「品質向上」のための品質改良などをし、世界に類を見ないほどの農産物を作ってきている。
それが、アジア市場などでは高く評価されているのは、ご存知の方も多いはずだ。
そのような、高品質の農作物を提供できる日本の農業なのだから、人材投資をしたいと考える企業が出てきてもおかしくないだろうし、企業が参加する事で働く人たちにとって「安定的収入」となるコトも十分考えられる。
確かに9時to5時と言う就業時間ではなくなるのだが、逆に柔軟的な就業時間となる場合もあるはずだ(農業をしている親戚を見ていると、「時間的制約」がないコトでお昼ねタイムがあったり、ゆったり過ごすコトもあるように見受けられる)。

ところが、スーパーや居酒屋チェーンが農業などに積極的に参加しようと考えても、壁になっているコトがある。
それが現在の農業政策や農地法だ。
戦後の「農地解放」は、それなりの効果はあったと思うのだが、今の社会には適さないモノとなっている。
早急に、改正などが必要だと言う指摘がされていても、その動きが社会や市場変化について行けない状況にある。

今回の金融不安に端を発した、派遣切りは産業の就業構成を変えるチャンスになる可能性だけではなく、「輸出産業」の内容も変わる可能性がある。
だからこそ、素早い農業政策や農地法の改正が望まれるのではないだろうか?
小売りや外食産業、場合によっては商社なども、ビジネスチャンスと考えているように思うのだ。

本当に、「定額給付金」でウダウダ国会でやっている場合ではない!と思うのだが・・・。
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買い物風景が変わり始めた

2009-01-25 14:04:26 | ライフスタイル
我が家の近くは、独身者向けの賃貸マンションや企業の社員寮が数多くある。
いまどき企業が社員寮を持っていること自体、珍しいのだが、当然のコトながらこれらの社員寮は「エクセレント・カンパニー」と呼ばれる企業の持ち物である。
そして当然のコトながら、彼らの夕方の買い物は、当然ビールや酒の肴となるようなモノ。
で、なければ出来合いのお弁当やお惣菜だ。

ところが最近、普通に野菜やお肉を買っているのだ。
「独身自炊生活者が、増えてきた」というコト、なのかも知れない。
ただ、夕方の買い物風景が変わったのはそれだけではない。
実に、カップルと言うか夫婦で買い物をする人たちの姿が、増えてきたのだ。
このような「男女1組」単位での買い物姿と言うのは、遅い時間帯でなら見ることも多かったのだが、今では夕方7時くらいだ。
夕方7時と言うコトは、終業時間定時で仕事を切り上げ、チョッと書店などに行って雑誌を購入し、スーパーに行くというくらいの時間だろう。
それだけ、残業が減りつつあると言うことだろうか?
もちろん、忙しい人は深夜遅くまで仕事をしているのだと思う。
ただ、全体的に「残業をしなくなってきている」と言う感じがするのだ。

先日朝日新聞のWEBサイトに、「定時帰宅で、1億円の経費削減」と言う内容の記事が掲載されていた。
この記事をはじめて読んだ時「さすが、トヨタが親会社(厳密には、違うのだがトヨタから相当数の役員などを派遣している)!!!」と思ったのだが、既にそのような流れは社会全体で現れているようだ。

「ハッピーマンデー」を導入したのは、「連休を増やす事で、レジャー費用などの支出を増やす」という目的があった。
確かに、連休が増えたのだが「レジャー費用」が実質増えたのか?と言えば、どうなのだろう???と、疑問に感じる。
好景気の時には、無理をして海外に出かけたりしていた人も、今の経済状況では?
むしろ、「近場で家族みんなが、手軽に安く楽しめる」と言うコトのほうが重要となっているのではないだろうか?
とすれば・・・例えば電車やバス、動物園や水族館などは「家族割引」という企画などが考えられるのでは?
それだけではなく、「家族で、家遊び」という視点もあるだろう。
任天堂の「Wii」などはその象徴的なモノだが、個人的にはもっと「ローテック」なモノ・コトだ。

ひとつの買い物風景から、様々な社会変化を見つけるというのも、案外、家族でやってみると面白いかも知れない(と、マーケターは考えるのだ)。


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米粉スィーツが、自給率を上げる?

2009-01-24 20:38:44 | CMウォッチ
今週に入ってから、ミスタードーナツの「米粉ドーナツ」のテレビCMを、見ることが多かった。
ご存知の通り、ミスタードーナツのテレビCMはレギラー的に流されるモノではなく、新商品や「ドーナツ100円(マフィン120円)」というセールの時にしか、流さない。

そして現在流れているのが、新商品「米粉ドーナツ」だ。
実際食べてみると、お米の味はしないが、テレビのCMの通り「モチモチ食感」。
だからと言って、ベーグルのような「チューイング感」は無い。
やはり米菓子である、お団子に近い食感だ。

ところでこの「米粉スィーツ」が注目されるようになって、既に3、4年くらいは経つだろう。
最初は、小麦粉に対する食物アレルギーを持っている子供達へのケーキ材料として使われ始めたのではなかっただろうか?
もちろん、食物アレルギーを持っている子供達の中には、「小麦粉もお米も×」という場合もある。
そのため、アレルギーの原因と考えられるたんぱく質を取り除いた、専用の米粉が開発されるようになったのだ。
そのような「専用米粉」を使った、ケーキなどが3、4年ほど前から一部のケーキ店で(予約注文に限り)売られるようになってきたと思う。

ただ、それとは別にアレルギー対策ではない「米粉ケーキ」も、3、4年ほど前、地方の菓子店で見かけたことがあった。
「お米ロールケーキ」と呼ばれる、ロールケーキだ(後日、知人へのお礼として購入し「鹿児島の『かるかん』のようなお菓子だった」と評された)。
実際、ネット検索をしてみると「お米ロールケーキ」を販売している、菓子店は全国にいっぱいある。
そればかりか「米粉洋菓子レシピ」で検索をすると、数多くのサイトやブログの記事を見つけることができる。
大型スーパーの粉物売り場では、上新粉や白玉粉と並んで「ケーキ用米粉」も普通に売られている。
それだけ「米粉スィーツ」が、一般的になってきたと言うことかも知れない。

昨年暮あたりから、盛んに食糧庁がテレビCMを流しているのをご存知だろうか?
以前、エントリさせていただいただ「Food Action Nippon」だ。
現在は、女優の上野樹里さんがおいしそうに、おにぎりを食べているCMが使われている。
このCMの最後に、「おにぎりを食べると日本の自給率が上がります」とナレーションが入る。
とすれば・・・米粉を使ったお菓子などを食べても、おにぎりほどではないにしろ、自給率は上がるのではないだろうか?
しばらくすれば「米粉を使った中華まん」なども登場するかも知れない。

もしかしたら、日本の農政を変えるキッカケとなるのは、このようなコトかも知れない。
ミスドのテレビCMを、見ながら思わずそんな事を考えてしまった。





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トヨタショックが、街に・・・

2009-01-23 19:48:26 | アラカルト
今日、昼間に用事があり「栄」に出かけた。
「トヨタショック」以来、初めて(オイオイ)と言ってよいくらい、ゆっくり名古屋の繁華街を歩いた。

以前なら、昼間の繁華街と言っても、多くの買い物客が地下街を歩き、百貨店にもそれなりの人がいた。
東京、大阪などでは百貨店が売上不振となっているが、名古屋ではそれほどでもない。
正しくは「それほどでもなかった」のだ。
と言うのも、「やっぱり、百貨店で!」という、一種のブランド志向が名古屋人には根強くあり、「それなりのお買い物は、百貨店」という消費行動があったからだ。

ところがその百貨店が、ガラ~ンとしている。
買い物客はいても、実際買い物をしていない。
それどころか、昼休みの時間帯(午後1時頃)だと言うのに、サラリーマンやOLの姿が極端に少ない。
今までなら、昼食後チョッとオフィスを出て、気分転換に買い物や書店に出かけると言うサラリーマンやOLの姿をだいぶ見たのだが、そのような姿すら余り見かけないのだ。

私が久しぶりに名古屋の繁華街に出かけたのは、上述したとおり「トヨタショック以来」だ。
実は、「名古屋=トヨタ本社」と言うイメージを持っている方が、多いと思う。
だが、トヨタと毎日新聞社が造った「ミッドランドスクエア」にある、トヨタ自動車のオフィスは、あくまでも「本社」ではなく「名古屋オフィス(=名古屋支店)」だ。
もちろん、「名古屋支店」と言ってもトヨタ自動車の企画部門などの中枢部署がある。
あるのだが、今回の「トヨタショック」で直接的な影響は、本社がある豊田市ほどではない。
まして、名古屋支店があるのは名古屋駅前の「ミッドランドスクエア」であって、栄では無い。
栄地区にオフィスを構える多くは、東京や大阪などに本社がある企業の「名古屋支店・名古屋支社」なのだ。

しかし、今回の「トヨタショック」は、実際余り関係の無さそうなトコロにまで影響を与えてしまっているようだ。
先行きが不安=節約ムードと言うだけではなく、街が持っているはずの「活気」そのものも奪ってしまっているのだ。
「トヨタが、あれだけ酷い状況なのだから・・・」という、心理的なショックの方が、生活者に大きく影響を与えている。
そんなことを、強く感じた1日だった。



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