日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

AIの時代が到来するからこそ、人について考える

2019-08-20 20:18:13 | ビジネス

定期的にチェックをしているサイトの一つに、広告代理店の博報堂のサイトがある。
博報堂が調査し、まとめたレポートが読めるので、よく利用させていただいている。
その博報堂のサイトに、今年のカンヌライオンズ(=世界で一番大規模な広告の賞)で、博報堂が行ったセミナーの内容がUpされていた。
博報堂special:カンヌライオンズ2019レポートVol.6  博報堂セミナー「人間について語ろう」レポート

このレポートを読みながら、AIの登場によってますます「ひとの力」がクローズアップされてくるのでは?という、気がした。
その理由の一つが「感情」だ。
「人は感情」によって行動を起こす、ということは随分前から指摘さえていることだと思う。
だからこそ、日本の広告は「性能などの具体性」よりも、「感性に訴える」広告が多いと言われている。
特にバブル経済の頃は、この「感性に訴える広告」が多すぎて、逆に「何を言いたいのか分からない」という広告も多かった。
バブル経済崩壊後は、その反動を受けたかのような「性能・機能重視」の広告が目立つようになったのは、実感としてあるのでは?

このレポートでは、そのような「感性に訴える広告」という視点ではなく、AIが苦手とする分野は何か?そこから見えてくる「ひとの力」という内容になっている。
例えば、今後AIの独壇場になるのでは?と言われている(?)健康診断などの分析。
確かに、分析を行うことにかけては人間よりもAIのほうが、的確だろう。
ただし、的確な分析・判断をするためには、人が行ってきたデータの蓄積があってのことだ。
何より、健康診断の結果を通知されるだけなら、AIでも十分だと思うが、対面で結果を知るという場面になれば、やはり医師からの丁寧な説明がを受けたいという方は多いのでは。
逆に言えば、医師だからこそ患者の揺れ動く気持ち(=感情)を察知し、的確な言葉を選びながら話をする力が必要とされる時代であり、そのような力がある医師が求められるようになってきている、ということになると思う。
違う言葉を使うなら「信頼関係をつくれるか否か」ということが、求められる時代になるということになると思う。

ルーティンに近い作業や情報の提供などは、AIが得意とすることだろう。
しかし人と人との繋がりの中から生まれる「信頼」や「安心」などは、AIが苦手とするところだと考える。
社会が殺伐とする中においては、尚更「人との繋がり」が大きな安心となり、信頼をつくっていくはずだ。
そのような社会形成の為に、何が必要なのか?
そのようなことを真剣に考える時代が、今なのかもしれない。



コメント (1)   この記事についてブログを書く
« ボンヤリとする時間をつくろう | トップ | 韓国の迷走が止まらない »
最近の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
勉強になります (ウェブマーケティング&情報商材レビュー@野村美徳)
2019-08-22 17:48:55
ブログランキングからきました。
なるほどですね。AIが担え部分を人間がこなす。感情の部分や信頼関係ですね。勉強になります。
貴重な情報ありがとうございます。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ビジネス」カテゴリの最新記事